2011年09月20日

ついに水は尽きぬ〜鷹ノ巣谷(2)

9/18 鷹ノ巣山登山口〜鷹ノ巣谷〜鷹ノ巣山〜稲村岩尾根〜鷹ノ巣山登山口

前回の続き)

110918鷹ノ巣谷・金左小屋窪

水ノ戸沢を右にわけ、そしてすぐ先の右手から注ぎ込む金左小屋窪に入る。ガイドブックには「小滝が連続する…」と書いてあるが、水が多いから上から下までつながって樋みたいな滝になってるぞ。


110918鷹ノ巣谷・小滝を越える

沢は細くなっているが相変らず水が多く、流れに弾き飛ばされそうになるので、ひたすらへつる。


110918鷹ノ巣谷・山葵田跡

傾斜が緩くなるとともに徐々に水量が減り、沢の両岸には苔むした石垣が段々になって続いている。ワサビ田の跡だ。沢もゴーロっぽくなってうんざりしてくる。早々に沢登りを放棄し、沢沿いのわさびの仕事道をたどる。


110918鷹ノ巣谷・最後の流れ 唐突にそれはやって来た。なんの前触れもなく、ちょろちょろとした流れになり、ついに水が尽きた。さっきまでの流れはどこに消えたのだろう...なんて余計な心配はせずに水を汲む。ここの水は苔の匂いがせず、なかなかうまい。

110918鷹ノ巣谷・詰めの林

ザレたルンゼを少し登ると、広々とした明るい林の中にいた。1300mを越えたあたりですぐに右の尾根にのって、フカフカの森の地面を気持ちよく歩く。笹もすべて枯れていて、藪漕ぎもほとんどない。


110918鷹ノ巣谷・クワガタ

藪がないからクワガタだって見つけちゃう。


110918鷹ノ巣谷・きのこ

怪しいキノコだっていっぱい!


快適な森林歩きも2時間も続ければ飽きてくる。暑いし。踏み跡はなぜか右へ右へとトラバースしているので、なかなか道に出ない。


110918鷹ノ巣谷・やぶ抜け富士山

かなりうんざりしたころ、目の前が開け石尾根の縦走路に出た。結局、トラバース踏み跡をたどったため、鷹ノ巣山直下、水ノ戸沢源頭付近から道に出た。目の前には奥多摩の雄大なパノラマと富士山。ちょっとさみしげな夕方の空気。大滝で手間取ったので、もう4時を過ぎている。


日が暮れる前にさっさと下ろう。


110918鷹ノ巣谷・稲村岩尾根

沢と違って道は高速道路のようだ。急な稲村岩尾根の登山道を思い切り駆け下る。しかし、足元を夕闇がすごい勢いで追いかけてくる。


110918鷹ノ巣谷・やっとこ下山 やっとこさ無事下山。でもすっかり暗くなっちゃった。バス停前の自動販売機でコーラで乾杯。汗を流すために奥多摩駅そばのもえぎの湯に行く。30分待ち...。でも温泉から出れば気分爽快、帰途に着く。





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posted by 惰性人 at 21:43 | コメント(2) | トラックバック(0) | 山登り〜沢

2011年09月26日

雪の早月尾根〜剱岳(1)

9/23 富山駅〜上市駅〜馬場島〜早月小屋

また、つるぎかよ!!と言われそうだが、先月に続き剱岳に行った。前回行けなかった北方稜線のリベンジだ。


110923早月尾根登山口馬場島 富山駅で夜行バスを下り、富山地方鉄道で上市駅まで行って、そこからタクシーに乗ってやっとこさ、早月尾根登山口の馬場島に至る。
早月尾根は「北の早月、南の黒戸」と言ってもいい、標高差のある長い尾根だ。昨晩降っていた激しい雨は止み、どんよりと曇っていても、暑くもなく寒くもなくちょうどいい感じだ。

110923早月尾根を登る

微妙に秋色の森の中の、緩急のある道をひたすら登って行く。途中、下山してくる多くの人とすれ違う。なんでも、早月小屋から上は凍結しているので、小屋の主人に剱岳登頂を止めるように言われたそうだ。むむ、昨日の雨はここでは雪だったか。明日は大丈夫だろうか...


110923早月尾根1600m 200mごとに立派なプレートが設置されている。しかし、ここに書かれている標高は誤差が±50mくらいある...

110923雨に濡れる赤い実

どんよりとした曇りは、突然大粒の激しい雨に変わった。急いで雨具を着るが、着ているあいだにもどんどんズボンが濡れてゆく。寒いよ〜。先週の鷹ノ巣谷と同じカッコだし。

雨に濡れた木の実はルビーのように輝いていた。


110923雪の早月尾根

激しい雨はみぞれに変わり、そして標高2000mを越えると雪になった。風に舞う大きな薄片。久しぶりに見る景色だ。寒い...なんだか侘しい...。明日は大丈夫だろうか...不安はますます大きくなる。


110923早月小屋

3時近くなり、早月小屋に到着。小屋は雪雲に包まれている。飛び込むように小屋に入り、雨具を脱ぐ。ああ、小屋ってなんて暖かいんだろう。テントだったら今ごろ寒い寒い言いながら、必死でポールを差し込んでいたりするに違いない。

荷物を部屋の前に置き、すぐさま宴会開始。小屋ってなんて贅沢なんだろう。


110923早月小屋の夕食 宴もたけなわな頃、夕食に呼ばれる。飲んでいても勝手に夕食ができる。小屋ってすばらしい...高いけど。
今日は混んでいると聞いていたけれど、雪で下山してしまったのか、部屋には余裕があってゆったり眠れた。山で布団で眠れるなんて...。しかし、ただただ、雪がサラサラと小屋を打つ音が気になる。果たして明日は剱岳に登れるのか?

次回に続く)



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posted by 惰性人 at 22:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | 山登り〜縦走
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