2011年11月10日

国境稜線を独り占め〜谷川岳から三国峠(2)

11/4 水上〜天神平〜谷川岳山頂(トマノ耳)〜万太郎山〜越路避難小屋

前回の続き)

111104谷川岳・オジカ沢の頭の岩場 正面に国境稜線の山々の連なりを見ながら、笹原の斜面を下ってゆく。下りきると今度はオジカ沢ノ頭に向けて登りだす。細い岩場の道で、ところどころに鎖場や岩峰を巻くところもあるが、特に危険はない。ただ、霜が解けたのだろうか、日影では道がぬかるみ岩が滑る。

111104谷川岳・花が咲いている

なんと、地面にへばりつくように小さい黄色い花が咲いていた。朝晩は氷点下に冷え込み、雪も降るこの季節に誰にも見られることなくひっそり咲いている。


111104谷川岳・オジカ沢ノ頭

オジカ沢ノ頭到着。誰もいない。ここまで来た道も人の気配は全くない。笹を震わす風の音と、はるか下に見える赤谷川の沢の音だけが聞こえる。青い空と秋枯れの山々を独り占め。


111104谷川岳・オジカ沢の頭避難小屋 オジカ沢ノ頭直下にはオジカ沢ノ頭避難小屋がある。ドラム缶形状?で中は2畳くらいでスノコが敷いてある。きれいでドアもしっかりしているので十分使える。

111104谷川岳・国境稜線、万太郎山を臨む

再び下り始める。オジカ沢ノ頭をすぎて赤谷川源頭地帯に入ると、山深さはいっそう濃くなる。国境稜線の北側は急峻な崖、南側は広い笹原の斜面で、赤谷川に落ちていく。そして対岸にはいくすじもの谷に穿たれた、俎ーから続く稜線が広がる。私は勝手に「ミニ飯豊」と呼んでいる。

111104谷川岳・大障子避難小屋 オジカ沢ノ頭と万太郎山の中間地点に大障子避難小屋がある。10人くらい泊まれそうな広い小屋で、国境稜線上では唯一水場のある小屋だ。夏に泊まったときはギュウギュウだったが、今は誰もいない。水はたっぷり背負っているので、スルーして先を急ぐ。

111104谷川岳・濃い色が目立つ草

なんの草だか知らないが、枯れ草色の道にこの濃い葉っぱがよく目立つ。


111104谷川岳・振り返ってみる谷川岳

万太郎山の斜面を登り始める。振り返れば、オジカ沢ノ頭の影に隠れていた谷川岳、トマノ耳とオキノ耳が見えてきた。そしてその北にある茂倉岳も大きい。暑くて汗をかくが、時々吹く風は冷たい。山頂での景色を期待して休まず登る。


111104谷川岳・万太郎山山頂 万太郎山の山頂に着くと...曇の中だった。なぜか万太郎山にだけ雲がかかっている。おまけに山頂にはヌカカ(小さいブヨみたいな虫)がワンワン飛んでいて、私の隙を狙って刺そうとする。おちおち休んでもいられない。
この悲惨な状況をツイートしようとしたが、携帯電話の圏外だった。

111104谷川岳・万太郎山から避難小屋へ

今日の宿は近い。ヤセた岩の尾根を下っていく。別に難しくないが、転んだら谷底までさようなら、という場所がある。風が強くなってきた。北からの風に飛ばされ尾根を越える雲が、様々に形を変えている。


111104谷川岳・越路避難小屋 今夜のお宿、越路避難小屋に到着。笹の尾根がちょっと広くなったところに建つ、ドラム缶形状の小屋。小屋自体はしっかりしていてスノコが敷いてあって快適そう。3畳くらいかな。でも今日は私以外誰もいないので広々と使える。中でラジオが聞けないのが玉に瑕。外で冷たい風に吹かれながら天気図を描く。

111104谷川岳・小屋での夕暮れ

秋の日は短い。天気図を書き終わる頃、ちょうど太陽はエビス大黒ノ頭に沈もうとしていた。


日没を見とどけて夕食の準備を始める。今日は新メニュー、豆カレー(お米に大豆を混ぜて炊いて、普通にカレーをかけただけ...)。夕食の準備をしながら一杯やるのが至福の時。


次回に続く)





このブログは引っ越しました。最新の記事はhttp://blog.geotrek.info/でどうぞ。

posted by 惰性人 at 21:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | 山登り〜縦走
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。