先週の日曜日に檜洞丸から蛭ヶ岳、塔ノ岳と日帰り縦走をするつもりだったが、忘れ物をして電車に乗り遅れ中止にしてしまった。それで、今日はそのリベンジ!


ここで山行計画書を提出しアドバイスを受ける。ここ2,3日気温が高く、雪が柔らかくなっているため、かなりもぐるそうだ。




ゴーラ沢を渡ると、改めて尾根に取り付き急登が始まる。登りだすと暑い。上半身はヒートテック、フリース、冬山用のジャケットの3枚なのだが、汗だくになるほど暑い。冬山と言っても丹沢は気温が高いので、ジャケットじゃなくてユニクロのパーカーで良かったかも。
だんだんと地面が雪に覆われてきた。木の根が粉砂糖をまぶしたお菓子に見える。

歩き始めて1時間、展望台で一休み。晴れていれば正面に富士山が見える。しかし、今は完全に雪とガス。雪の降る音と鳥の鳴き声だけが聞こえる。

霧氷に覆われた木の枝。やっぱり砂糖菓子に見える。

私の大好きな檜洞丸の山頂直下のブナ林。新緑の季節には一面、ブナの葉を通った緑の光に包まれる。そのブナ林も今は静かに眠りについている。

2時間ほどで檜洞丸山頂到着。こんな天気でも2,3人の登山者がいた。みんな頑張るな。
ちょっと急いで登って来たので暑い。でも休んでいると寒い。手袋を冬山用に替える。スパッツもつける、軽アイゼンもつける。が、スパッツのチャックの調子が悪くてなかなかつけられない。スパッツ1つつけるのに15分もかかってしまった。やばし。

雪が少なくなって木の根が雪から露出しているところで、アイゼンを引っ掛ける。見てみると、なんとアイゼンが外れそうになっている。でもかかとの金具が靴に変な風にがっちりと食いついていて外れない。直してもすぐに変な食いつき状態になる。この軽アイゼンと靴は初めて合わせてみたので、ちゃんと合っていないようだ。工具があればすぐに治せるが、持ってくるのを忘れた...。騙し騙し歩いてみるが、そうするとペースが落ちて、とても予定の時間に蛭ヶ岳に到着できそうもない。こんなところでビバーグしたくない...。金山谷乗越まで粘ってみたが、やっぱりダメなのであきらめた。残念。今日は単独行でよかった、アイゼンの調整ミスで敗退なんてみっともなくて。

本日2回目の檜洞丸山頂。時間があるので遊ぶ。
これはなんでしょう?



石棚山までは穏やかな尾根で、ここもブナ林が美しい。でも風が強くて寒い。先を急ぐ。

苔も風雪に耐えている。

石棚山の先の箒沢への分岐までは、このような階段が多く歩きやすい。しかし、分岐から先はうんざりするほど急な下りが続く。おまけに雪と泥が混じって滑る滑る。木の根も多く、これまた滑る上につまずきやすい。

ヤブ沢ノ頭を越えると、緑濃き常緑樹の森になる。季節が一気に変わったかのようだ。標高も下がったので暑い。また汗だくになる。ジャケットを脱ぎたいのだが、先ほどから雪が雨に変わっている...最悪。



橋を渡って、バスは...行ったばかり。行動食を食べながら40分ほど待って無事にバスに乗る。
参考
丹沢登山情報リンク
丹沢に登ろう!・登山情報(NEVERまとめ)