2012年03月01日

縦走のはずが...〜檜洞丸

2/26 新松田〜西丹沢自然教室〜檜洞丸〜金山谷乗越〜檜洞丸〜石棚山〜箒沢〜新松田

先週の日曜日に檜洞丸から蛭ヶ岳、塔ノ岳と日帰り縦走をするつもりだったが、忘れ物をして電車に乗り遅れ中止にしてしまった。それで、今日はそのリベンジ!


120226新松田駅 天気予報は曇り時々晴れとまずまずの天気、のはずが...新松田で列車を下りると雨が降っていた。もちろん丹沢の山々は雲に覆われて見えない...帰りたくなってきた。

120226西丹沢自然教室 新松田発7:20の始発のバスは、若干遅れて8:40に西丹沢自然教室に到着。塔ノ岳までの縦走は時間との勝負だが、いつもこのバスは遅れる。
ここで山行計画書を提出しアドバイスを受ける。ここ2,3日気温が高く、雪が柔らかくなっているため、かなりもぐるそうだ。

120226桧洞丸登山口 自然教室からちょっと行くと檜洞丸登山口。新松田では小雨だったが、ここでは小雪に変わっている。しかし、このあたりには積雪は全くない。

120226桧洞丸登山道前半 しばらくは、ほぼ水平な尾根のトラバース道が続く。道はきちんと整備されている。

120226ゴーラ沢出合い いったん下り、ゴーラ沢出合で沢を渡る。雪が強くなりおまけにガスまで出てきて、ますます帰りたくなる...

120226ゴーラ沢出合の先から雪があった

ゴーラ沢を渡ると、改めて尾根に取り付き急登が始まる。登りだすと暑い。上半身はヒートテック、フリース、冬山用のジャケットの3枚なのだが、汗だくになるほど暑い。冬山と言っても丹沢は気温が高いので、ジャケットじゃなくてユニクロのパーカーで良かったかも。

だんだんと地面が雪に覆われてきた。木の根が粉砂糖をまぶしたお菓子に見える。


120226檜洞丸登山道展望台

歩き始めて1時間、展望台で一休み。晴れていれば正面に富士山が見える。しかし、今は完全に雪とガス。雪の降る音と鳥の鳴き声だけが聞こえる。


120226檜洞丸山霧氷

霧氷に覆われた木の枝。やっぱり砂糖菓子に見える。


120226檜洞丸山頂直下のブナ林

私の大好きな檜洞丸の山頂直下のブナ林。新緑の季節には一面、ブナの葉を通った緑の光に包まれる。そのブナ林も今は静かに眠りについている。


120226雪の檜洞丸山頂

2時間ほどで檜洞丸山頂到着。こんな天気でも2,3人の登山者がいた。みんな頑張るな。

ちょっと急いで登って来たので暑い。でも休んでいると寒い。手袋を冬山用に替える。スパッツもつける、軽アイゼンもつける。が、スパッツのチャックの調子が悪くてなかなかつけられない。スパッツ1つつけるのに15分もかかってしまった。やばし。


120226金山乗越へのルート 檜洞丸から蛭ヶ岳へのルートは最初はいくつかトレースがあったので、それに乗っかって進む。トレースをはずすとズボッ!と脛までもぐる。が、なぜか尾根が広くなったところですべてのトレースが引き返している。何してるんだ?この人たちは? しかたない、視界もないし、コンパスを切ってルートを探しながら進む。

雪が少なくなって木の根が雪から露出しているところで、アイゼンを引っ掛ける。見てみると、なんとアイゼンが外れそうになっている。でもかかとの金具が靴に変な風にがっちりと食いついていて外れない。直してもすぐに変な食いつき状態になる。この軽アイゼンと靴は初めて合わせてみたので、ちゃんと合っていないようだ。工具があればすぐに治せるが、持ってくるのを忘れた...。騙し騙し歩いてみるが、そうするとペースが落ちて、とても予定の時間に蛭ヶ岳に到着できそうもない。こんなところでビバーグしたくない...。金山谷乗越まで粘ってみたが、やっぱりダメなのであきらめた。残念。今日は単独行でよかった、アイゼンの調整ミスで敗退なんてみっともなくて。


120226アルコールバーナー1 20分くらいでズボズボと駆け下りたルートを1時間かけて登り返す。ああ、しんど。
本日2回目の檜洞丸山頂。時間があるので遊ぶ。
これはなんでしょう?

120226檜洞丸山頂のアルコールバーナー 自作風防五徳レスアルコール・ストーブ(製作記「ゴトクレス・アルコールストーブ改良」)でした。火をつける。うわっち!炎が全然見えないので手をあぶってしまった。火が着いているのか見ても分からないが、お湯が沸いているのでよし。こんな状況でもストーブはめちゃくちゃ熱くなる。冷ましてしまうのに時間がかかる。

120226石棚山への分岐 気を取り直して下山開始。下山は石棚山経由で箒沢に下りる。

120226テシロノ頭のブナ林

石棚山までは穏やかな尾根で、ここもブナ林が美しい。でも風が強くて寒い。先を急ぐ。


120226苔に霧氷

苔も風雪に耐えている。


120226石棚山付近の階段

石棚山の先の箒沢への分岐までは、このような階段が多く歩きやすい。しかし、分岐から先はうんざりするほど急な下りが続く。おまけに雪と泥が混じって滑る滑る。木の根も多く、これまた滑る上につまずきやすい。


120226ヤブ沢の頭を越えると常緑樹の森

ヤブ沢ノ頭を越えると、緑濃き常緑樹の森になる。季節が一気に変わったかのようだ。標高も下がったので暑い。また汗だくになる。ジャケットを脱ぎたいのだが、先ほどから雪が雨に変わっている...最悪。


120226板小屋沢出合 板小屋沢に下りるとゴールは近い。ここからは沢の河岸につけられた、崩れかけた道を行く。かなりボロボロと崩れているが、危ないところにはちゃんとロープが張ってある。

120226板小屋沢堰堤越え 名付けて堰堤四段越え。それにしても苔がきれい。

120226箒沢公園橋 ゴール!この箒沢公園橋を渡るとすぐ箒沢のバス停。橋はいいんだけど、「年金積立金還元融資」ってなんだよ。年金が危ないって言っているのに、こんな立派な橋なんて作る余裕があったのかな〜。
橋を渡って、バスは...行ったばかり。行動食を食べながら40分ほど待って無事にバスに乗る。

参考

丹沢登山情報リンク
丹沢に登ろう!・登山情報(NEVERまとめ)



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2012年03月04日

青空の下、富士を滑る〜富士山・宝永山

3/3 御殿場口新五合目〜二合八勺〜2400m付近〜御殿場口新五合目

週末は復興支援山行として東北の山を計画していたが、天気予報は雪時々晴れ、などと怪しい天気。遠出して登れないとショックが大きいので、近場でお茶を濁すことにした。


120303富士山・太郎坊トンネル登山口 目指すは富士・宝永山、そしてそこからの滑降。宝永山は富士山の山腹に穴を開けている寄生火山だが、およそ標高2700mと南アなみの立派な山だ。
登山口は御殿場口新五合目、冬は駐車場まで除雪されていないので、富士スカイラインの太郎坊トンネルの横から登る。

120303富士山・カモシカの足跡 すぐさまカモシカの足跡と出会う。他にも謎の足跡があった。意外と野生動物が多いようだ。

120303富士山・大石茶屋 御殿場口の大石茶屋。もちろん閉まっている。雨が降っているのでひさしを借りて一休み。
東京では3日ほど前に雪が降り、昨日も雨だったので、新雪たっぷりだと思ってきたが、積雪は10〜20cmほど、おまけに昨日は雨だったようで、新雪はない。

120303富士山・雲の中を登る

新雪がないどころか、濃いガス+雨。風がないのがせめてもの救い。でも歩いているとめちゃくちゃ暑い。しまった、先週の丹沢も暑さに苦しんだのを忘れていた...。

ほぼ夏道にそって、まずは2万5千図上の二合八勺をめざす。


120303富士山・二合八勺

何にも見えない、地面と空の境目もわからない真っ白な空間を黙々と歩く。つまらん。歩き始めて2時間ほどして空中にボーっと何か浮いているのが見えた。思わず振り向いて、後を歩いている仲間に、私の幻覚でないか確かめる。近づいてみればそれが二合八勺の小屋だった。


120303富士山・二合八勺の小屋 二合八勺の小屋は入れない。
雪がサラサラと打ちつけ、視界はほぼゼロ。天気の回復を待ってゆっくりと休憩する。



雲の切れ間から青空が見え、視界が晴れてきた。重い腰を上げて登りはじめる。コンパスは宝永山の尾根の付け根に切り、真っ直ぐに登ってゆく。雪面はカチカチにクラストにうっすらと新雪が積もっている部分と、かなり深い吹き溜まりが交互に現れる。なんとかシールだけで登れる斜度だが、私はスキーアイゼンを装着してサクサク登る。


120303富士山・宝永山に向けて

右手に富士山頂、左手に宝永山山頂を見ながら、広大でフラットな一枚バーンをただただ、ひたすら真っ直ぐ登る。転んで滑落しても行く手を阻むものはない...。だんだん日差しが熱いと感じるほど強くなってきて、場所によってはクラストした氷がバリバリと割れ始めている。


120303富士山・2400m付近

だんだん風が強くなり、同時に雪面が固くなってきた。ストックが刺さりにくいところもある。転んだらちょっとこわい。さらに、固い雪面に足を着くと「ブワーン」というような唸りが雪面の左右に広がる。うすうす感じていたが、クラストの下はしもざらめ雪でスカスカになっているに違いない。この傾斜ではピットを掘って確かめることもできない。上はカチカチの雪面、下はそれが弱層の上で太陽の熱で割れ始めている。上まで行って無事に戻れるか?悩む。でも悩むということは自分の技量が足りないということ。戻ることにした。

なんとかバケツを掘れる吹き溜まりを見つけ、シールをはずし滑降の準備をする。




本日の最高到達2400m付近の景色。青く深い空、チンボラソを思い出させる真っ白い広大な斜面 。風は強く雪煙が舞う。ここは厚い雲で下界と隔てられた別世界。




滑降開始!目の前に広がる斜面に飛び込む...と言いたいところだが、ガリガリの雪面が続くと思えば、不意にズボッとスキーが刺さるもろい雪面が出てきて滑りにくい。ここで転んだら二合八勺まであっという間に下山だ。慎重に斜滑降で下りる。


120303富士山・滑降開始

ひろ〜い、ひろ〜い。日本じゃないみたい。


120303富士山・また雲に突入 天界終了。
ぶあつい雲に突っ込む。雲の中はますます視界が悪く、地面も空間も完全に白く溶けあって、自分のスキー板以外は足元の雪のデコボコさえ見えない。上下の区別もなく空間に浮いているような錯覚に陥る。ほとんど目隠し状態で、よろよろと歩くほどの速さで下るが、平衡感覚が狂い船酔い状態。

120303富士山・御殿場温泉会館 完全にスキー酔いで、吐き気と頭痛を伴って登山終了。温泉でゆっくり療養。御殿場市街からちょっと箱根に行ったところに御殿場温泉会館がある。滑らかなアルカリ性単純泉。加水なし。なぜかシャワーも温泉。湯船は半分ガラス張りのサンルーフのようになっていて気持ちいい。




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2012年03月05日

ご支援ありがとうございます。

先日アップした岩手大沢温泉の旅行記(「ひと仕事したら温泉でまったり」)で、震災復興支援のために地酒の購入をお願いしたところ、1件のご購入がありました。


ご支援ありがとうございます。


記事の中で、アフィリエイトによる収入はボランティアに活用させて頂きます、と書きました。防塵マスクの購入に当てます!と言うこともできますが、もっと支援の輪が広がる楽しい使い道はないか考えました。


そこで、支援頂いたポイント分を、次にボランティアに行った際に、東北の物産を買うために充てさせて頂きます。そして、その物産(おそらく酒か食べ物...)をまたこのブログで紹介したいと思います。こうすれば、東北(被災地)、このブログを読んで支援していただける方、そして私、とそれぞれになんらかの御利益があると思います。


次回は今月中に気仙沼に行く予定です。かなり時間がキツキツの行動予定になっていますが、何か(おいしそうなもの)を探してきます。


引き続きご支援よろしくお願いします。




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posted by 惰性人 at 21:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | 震災復興支援

2012年03月06日

謝謝台湾Tシャツ

台湾に行こうと思う。


震災以来初の海外旅行だ。震災で旅行自粛...というわけでは全くなく、単に復興支援と海外旅行を両方やるお金がなかっただけだ。(ボランティアはお金がかかる...)


震災後の初海外は台湾と決めていた。まず、台湾が好きだから。うまいものいっぱい食べよう。

そして、台湾の人々は200億円もの義援金を送ってくれた。日本でさえ3000億円くらいしか集まっていないのに。被災された方々は海外からの支援をとても感謝されていた。そこで、彼らに代わってお礼を言ってこようと思う。これもたぶんボランティア。


で、こんなものを作ってみた。


120306謝謝台湾Tシャツ 謝謝台湾Tシャツ

日本語に訳すと「ありがとう台湾、あなた方の思いやりは決して忘れません。」と書いてある。

まあ、お礼にならなくても、中国語の勉強のために台湾の人と話すきっかけくらいにはなるのではないかと...

はじめはシャツの真ん中にでかでかとプリントしようかと思ったけれど、さすがに恥ずかしいし、日本で着にくいので控えめにした。そしてこのプリントサイズだと安い。


プリントTシャツは「UNIQLO CUSTOMIZE」で注文した。ユニクロのTシャツに手軽にプリントを入れられる。1時間でデザインして注文した。ユニクロのTシャツだからすぐにクビがでろ〜んと伸びてしまうこともないだろう。


この手のTシャツを着て台湾に行った話はあちこちのブログに書かれているが、どうも反応はイマイチらしい。さて、どうなることやら...




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posted by 惰性人 at 00:00 | コメント(3) | トラックバック(0) | 震災復興支援

2012年03月08日

3・11は国外逃亡〜台湾の旅(0)

まもなくあの日がやってくる。


忘れもしない、忘れられない、3月11日、東日本大震災からちょうど1年。


おそらく、この週末は震災関連のニュースや特番が、怒涛のように流れるだろう。それはちょっと気が滅入ること。

津波の映像を見るたびに、ガレキに覆われた初めて見た陸前高田の光景を思い出す。巻き戻すことのできない冷徹な現実が、私が見た陸前高田、大槌、釜石、気仙沼だった。


日々、逃れることが許されず、厳しい現実に立ち向かっている被災した方々、現場で奮闘するボランティア仲間には面目ないが、明日、私は台湾へ旅にでる。


でも、台湾の人々には手厚い援助のお礼を伝えてくる。せめてものできること。




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