2012年08月02日

グリーンランドにお散歩さ〜アイスランド&グリーンランド(0)


"ビッケ、ビッケは海の子バイキング、
...(中略)...
グリーンランドにお散歩さ、そーれ、世界の海に出港だ。"
「ビッケは小さなバイキング」(作詞:丘克美、作曲:宇野誠一郎)


物心つくかつかないかの時に、こんなオープニングテーマで始まるアニメがあった。驚異の幼年時代の記憶力により、今でもなんとなく口ずさむことができる。


グリーンランドってどんなところだろう?

そこでお散歩するってどんな感じだろう...?

ずっと思っていた。


じゃあ行こう!幼き頃の夢をかなえに。

会社はリストラの真っ最中だけど...


それでは皆さん、2週間後にお会いしましょう。


本編に続く)




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2012年08月22日

モスクワからコペンハーゲンへ〜アイスランド&グリーンランド(1)

8/3 成田〜モスクワ〜コペンハーゲン

前回の続き)

120803アイスランド、グリーンランドの旅・成田空港にて いつものとおり旅はここから始まる。そしていつものとおり、相棒は待ち合わせに遅れて離陸1時間前にやってくる...
この夏はロンドンオリンピックの影響かヨーロッパ直行の航空券が高い。そこでとびぬけて安かったアエロフロートを使って、モスクワ経由でコペンハーゲンに入る。空港まで来るのに暑さで汗だくになってしまったが、しばらく蒸し暑い日本ともおさらばだ。

120803アイスランド、グリーンランドの旅・奥只見ダム

定刻から5分遅れて、12時10分出発。モスクワ到着が17:10、コペンハーゲン到着が21:15。今日中にコペンハーゲンに着いてしまうのが不思議な気分だ。時差が7時間あるからだけど。

離陸してすぐに左手に富士山が見えてきた。すると機体は右へ急旋回。谷に残雪の残る山々と巨大なダム湖。奥只見湖や越後三山だ。そして海上に抜けて佐渡島上空を通過。


120803アイスランド、グリーンランドの旅・機内食 アエロフロートはロシアの航空会社。酒は食事のとき以外は有料(3ユーロ)。もちろん機内食も期待していなかったが、意外とうまかった。しかし、食事の飲み物が出てから食事がでるまで1時間かかったり、機内誌はほとんどロシア語だったりして、サービスはイマイチ。

120803アイスランド、グリーンランドの旅・オビ川

ずっと昼間。寝てよいものかどうか分からず、ずっと窓から外の景色を眺めていた。ツンドラのあちこちから煙が立ちのぼる。焼畑か?目の前に流れの定まらぬ大河が。オビ川のようだ。だんだん強烈な陽射しで顔が熱くなって来たのでシャッターを閉め、「タイムマシン」という古い映画を観る。


120803アイスランド、グリーンランドの旅・機内食、夕食 モスクワが近づき夕食の時間。なぜかランチより質素。味はまあまあ。でも食べ終わってもなかなかコーヒーが来ない。
ウラル山脈のあたりから大地は森に覆われる。そして、森を貫通するして街を結ぶ道路が、ナスカの地上絵のように幾何学的な絵を描く。間もなくモスクワに到着。

120803アイスランド、グリーンランドの旅・トランジットのモスクワにて モスクワのトランジットの時間はおよそ3時間半。トランジットカウンターの行列で30分以上浪費してしまったが、まだ出発まで2時間はある。そこで、さっき夕食を食べたことを忘れて、ロシア名物ボルシチを食べ(ビートの甘みがうまい)、解放感でテンションハイになってビール2本飲む。
ちなみに出発ロビーにATMも両替もないが、支払いはすべてカードで済む。

120803アイスランド、グリーンランドの旅・コペンハーゲンに向かう機内、夕食その2 20:45定時でモスクワを発つ。酔っ払って席に着くなり寝る。日本時間では夜中の1時なのでしかたないよね。起こされて促されるまま食事。夕食はすでに2回食べたはずだが...これは...?食ってばかりだな。ベリー系(クランベリー?)のクリームがのったケーキがうまかった。

120803アイスランド、グリーンランドの旅・コペンハーゲン空港

コペンハーゲンにやってきた!日本より涼しいけど思ったほどは涼しくない。ホテル(Quality Hotel Airport Dan)は空港から1kmもないので歩いてゆく。22時を過ぎたがまだ空に青みが残っている。夜に知らない街を歩くのは物騒かと思ったが、街はきれいで道は広く、ふらふらと犬の散歩をしている人が何人もいる。治安は良さそうだ。

ホテルの部屋は蒸し暑く、シャワーを浴びて窓を全開にして寝る。今日は旅の余興。明日から旅の本番だ〜!ワクワクするぜ!


参考
航空会社
アエロフロート
ホテル
Quality Hotel Airport Dan: ホテル名で検索すると様々なブッキングサイトに当たる。宿泊費は安いが設備は充実し、清潔、部屋もそこそこ広い。
次回に続く)



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2012年08月26日

ブルーラグーン、世界最大の露天温泉〜アイスランド&グリーンランド(2)

8/4 コペンハーゲン〜アイスランド・ケプラヴィーク国際空港〜ブルーラグーン〜レイキャビック

前回の続き)

120804アイスランド、グリーンランド・デンマークの夜明け

5時に目覚まし時計が鳴る。ちょうど日が昇るところだった。窓を開けっ放しにして寝たが、暑くもなく寒くもなくちょうどいいすがすがしい朝。7:50発レイキャビック行きの飛行機に乗るために、こんなに早く起きた。


120804アイスランド、グリーンランド・ホテルの食事 安いホテルなので、朝食はハムとチーズとパンのコンチネンタルだろうと思っていたがうれしい誤算。ホットミールが数種類、生野菜もたっぷり、ハム、チーズも数種類と大満足。何があるか分からないので、腹いっぱい食べておく。

120804アイスランド、グリーンランド・コペンハーゲン空港 ホテルの送迎でコペンハーゲン空港へ。途中、住宅地が洗練されているように見えた。レンガ造りのアパートが並び、道は広く、電柱、電線はほとんどなく、街灯のライト部分がとても高い位置にあって、パットみて街灯がないようにも見える。すごい景観に気を使っているようだ。これが北欧か。
空港は早朝から活気に満ちている。

120804アイスランド、グリーンランド・コペンハーゲン空港内の所要時間 チェックインして、荷物検査を受けたら手続き終了。あっという間。国内線並み。デンマーク、アイスランド両国はシェンゲン協定に加盟しているため、パスポートチェックがない。
さて、ターミナルの地図を見ると...現在位置からの所要時間が書いてある。これは便利。

120804アイスランド、グリーンランド・AIRICELAND機内誌 アイスランドエアーに乗り込む。なんだこの機内誌は。一冊に機内誌と免税品カタログがまとめられている。合理的。食べ物は有料だし、飲み物もなかなか出てこない。合理的?

120804アイスランド、グリーンランド・アイスランド氷河

コペンハーゲンから飛び立ち、イギリス上空に差し掛かると空は雲に覆われ、景色が見えなくなった。寝る。そして、目が覚めるとそこにはアイスランドがあった。無数のシワのような深い谷に刻まれた、褐色の大地。山の上は融けて流れ出したアイスクリームのような氷河に覆われている。そして機体が高度を落とすと、黒や灰色、茶色に赤と油絵の具を適当に塗りたくったような、ありえない色の大地が見えてくる。なぜかナミビアの大地を思い出した。


アイスランドはイギリスの北西に浮かぶ、北海道と四国を合わせたくらいの面積の島国。人口も30万人くらいしかいない。しかし、かなりユニークな存在だ。地質学的な特異性や世界一のインターネット普及率、世界初の民主議会、女性大統領誕生、核軍縮を決定付けたソ連とアメリカのレイキャビック会談が行われた、と挙げていったらきりがない。それなのにアイスランドの地球の歩き方は出版されていない。


120804アイスランド、グリーンランド・ケプラヴィーク国際空港 機体を振るわせながら厚い雲をぬけ着陸。雨だった...。3時間ほどのフライトでアイスランド・ケプラヴィーク国際空港到着。時差に合わせて時計を2時間遅らせる。
空港の荷物受け取りのコンベアはバックパックが多い。そしてそれをとる人はトレッキングシューズを履いている人が多い。さすが火山と氷河の国。



日本の地方空港よりターミナルが小さいように思える建物をでて、すぐそばのバスターミナルから予約してあったブルーラグーン行きのバスに乗る。40分ほどのドライブだ。車窓の景色は...ほとんど草木が見えず荒涼としている。何にもない平原が広がっている。飛行機の窓から見えた黒は溶岩、灰色は地衣類、赤や緑は苔の色だった。道路が湿原を突っ切る木道のように見えた。


120804アイスランド、グリーンランド・ブルーラグーン1

もうもうと蒸気を上げるスヴァルスエインギ地熱発電所が見えてくると、そこが世界最大の露天温泉「ブルーラグーン」だ。地熱発電所の排水=温泉をつかった露天風呂がある。大きな駐車場があってバスが何台も並んでいた。ヨーロッパ中から観光客が訪れるらしい。

それにしてもこの入り口は鬼押し出しそっくり。


120804アイスランド、グリーンランド・ブルーラグーン2

受付でバウチャーをICカードに交換していざ入場。ICカードはロッカーの鍵や買い物の精算に使えて便利。とりあえず水着とタオルさえ持っていれば入場料だけで事足りる。さて、この露天風呂、確かに広い。池だ。水深が腰から胸くらいで、しゃがみながら一周すると10分弱かかる。そして水温が場所によってかなり違う。お湯の吹き出し口は風呂と言ってもいいが、そこから離れると温水プール並みで、曇っている今日は寒くて出られなくなる(気温10℃ちょっと)。「ブルーラグーン」というが、ブルーではなくて白いにごり湯だった。おそらく晴れている日はブルーになるのだろう。

老夫婦がゆったりと浮かんでいたり、ビキニの女の子達がキャッキャとはしゃいでいたり、中国人が大声で話していたりと、楽しみ方は人それぞれ。私も際限なくつかる。癒される〜、会社のリストラのことも忘れる〜。


120804アイスランド、グリーンランド・ブルーラグーン3

露天風呂だけでなくサウナのような風呂の付属品?やカフェ、レストランがあって1日楽しめるようになっている。そして極めつけは、風呂に桟橋のように突き出た売店があり、ビールやスナックを売っている。温泉に入りながらビールが飲めるのだ!もちろん飲みましたとも。ここは北極圏に近いため冬至のころはほとんど夜で、風呂に入りながらオーロラを見ることができるらしい。オーロラを見ながら温泉でビール...夢のようだ。


参考
アイスランドまでのアクセス
アイスランドエアー:コペンハーゲンからレイキャビックまで利用。食事が出ないのに高い...。レイキャビックへはヨーロッパの主要都市、北米の数都市から直行便が出ている。
ブルーラグーン、レイキャビックのアクセス
Reykjavik Excursions:長距離バス、空港リムジンバスを運行している。空港からブルーラグーン、ブルーラグーンからレイキャビックのバスもここ。他の会社からも同様のバスがあるらしい。
ブルーラグーン
公式ページ:とりあえず水着とタオルがあれば入場料だけで楽しめる。タオルやバスローブのレンタルもある。温泉に突き出た売店はICカードで買い物をして、退場時に精算。レストランやカフェ、みやげ物など支払いはカード利用可。バックパックやスーツケースなど大きな荷物は駐車場横の小屋の中に置いておく。鍵のない木の小屋だがみんなバンバン置いている。
次回に続く)



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2012年08月28日

北極星のごとき都市、レイキャビック〜アイスランド&グリーンランド(3)

8/4 コペンハーゲン〜アイスランド・ケプラヴィーク国際空港〜ブルーラグーン〜レイキャビック

前回の続き)

ブルーラグーンからバスに乗ってアイスランドの首都、レイキャビックへ。何もない荒涼とした景色を眺めていると眠くなる...と、地平線の彼方に街が見えてくる。白い家が緑の合間に並ぶこぎれいな住宅地。レイキャビックにはアイスランドの人口の6割の人が住むが、それでも18万人。小さくてかわいい都市なのだ。道端にはゴミも見えず、中央分離帯に雑草も生えていない。建物の壁には落書きどころか黒ずみさえほとんどなくピカピカ。私が今まで見た都市の中で、最も清潔で秩序立った都市かもしれない。リーマンショックで経済が破綻した国とはとても思えない。


120805アイスランド、グリーンランド・LAUGAVEGUR通りのアウトドアショップ 宿に荷物を置いて街に出る。まずはレイキャビック最大の繁華街、Laugavegur通りへ。この通りには観光案内所から旅行会社、ブランドショップ、書店、スーパー、酒屋、レストランとなんでもある。レイキャビックに着いたらまずここに行こう。
もちろんアウトドアショップもある。このショップは大きくはないが、ウエアからアイスアックス、それに全土の5万分の1地形図まで何でも売っている。ここでガスカートリッジを買った。

120804アイスランド、グリーンランド・LAUGAVEGUR通りのスシバリン 首都の目抜き通りでも、雰囲気はクイーンズタウンやプエルトナタレスのような地方の観光都市。
通りをさらに行くと「スシバリン」!?寿司屋のようだが...レイキャビックにも日本料理屋が何軒かある。

120804アイスランド、グリーンランド・AUSTURSTR通りのカフェ

Austurvöllur広場に沿ってカフェが並ぶ。陽射しが強く直射日光に当たるとかなり暑い。でもそんなの関係ね〜、思い切り太陽を浴びてみんな楽しんでいる。これは私の北欧のイメージにピッタリ。でも山盛りの巨大パフェを食べている人が多いのは想定外。やっぱり暑いのね。

アイスランド語の表記はちょっと困る。英語のアルファベットにない文字がある。発音に規則性があるものの複雑で発音自体が難しく、文字をどうカタカナにしていいか自信がない。「Austurvöllur」広場は、「オイストゥルヴォットゥル」広場かな...。今後、適当に書きます。あしからず。


120804アイスランド、グリーンランド・centraのインフォメーション Adalstraeti にあるツーリストインフォメーション。私がのぞいたインフォメーションで一番情報が豊富。ツアーのパンフや交通、宿泊案内はもちろん、トレッキングの地図もおいてある。(英語ができれば)いろいろと相談にのってもらえる。

120804アイスランド、グリーンランド・SKOLAVORDUSTIGUR通り

観光の情報をゲットし、ランドリーの位置も確かめ、キャンプのためのガスカートリッジとワインも買い、準備はすべて整った。そこで市内を観光する。通りの向こうに教会が見えている。とりあえず行ってみよう。

Skólavörðustígur通りにもカフェやみやげ屋が並ぶ。そして建物の合間からフィヨルドの海と氷河に削られたこんもりとした山が見える。プエルトナタレスの雰囲気にそっくりだ。


120804アイスランド、グリーンランド・ハトルグリムスキャルキャ教会とレイブル・エイリックソン

教会到着。コンクリート造りの幾何学的な形をしたシンプルな教会。Hallgrímskirkja (ハトルグリムスキャルキャ)教会。教会の前には西洋人としては最初にアメリカ大陸を発見したレイブル・エイリクソンの像が立つ。教会のてっぺんに窓が...展望台かな?高いところにはとりあえず行ってみよう。


120803アイスランド、グリーンランドの旅・ハトルグリムスキャルキャ教会からの市街

入り口で入場料を払ってエレベータにのる。あっという間に展望台到着。ここより高い建物がないようで、まったくさえぎるもののない展望が広がっている。さっきまでうろうろしていたレイキャビックの繁華街。 本当にかわいい首都だな〜。東京もできればこうして欲しいな〜。


120804アイスランド、グリーンランドの旅・ハトルグリムスキャルキャ教会の展望台 展望台の様子。コンクリート打ちっぱなし。

120804アイスランド、グリーンランドの旅・ライキャルブレッカのパフィン

まだ照りつける日も高く昼間そのものだが、時計は7時過ぎ。体は混乱していても頭が夕食の時間だと言っている。どうせならアイスランド料理が食べたい。
lonely planetが最高のアイスランド料理店というLækjarbrekkaに行こう。でもドレスコードは大丈夫かな...私は作業ズボンにTシャツ、トレッキングシューズだし。値段は高いんじゃないかな...。意を決していかにも高級そうな店に入る。戸口に立つなりウエイターが迎えてくれ、真っ白なクロスをかけ、食器、ワイングラス、キャンドルがセッティングされたテーブルに案内される。良かった、入れた。だいたいこの通りを歩いている人の半分くらいが、トレッキングシューズだから問題ないのかな。お値段は...とっても高い。まあいいや、この日のために毎日昼飯はカレーを食べているのだ。
注文したのは「lunda」の胸肉のロースト。lundaは日本では「パフィン」として知られている。味は...レバー味のささみ...?素直にうまいとは言えない複雑な状況。


120804アイスランド、グリーンランドの旅・裏通り

裏通りは目抜き通りと違っておちゃめな感じ。


120804アイスランド、グリーンランドの旅・公衆トイレ 通りの片隅に建つ、お一人様公衆トイレ。

120804アイスランド、グリーンランドの旅・車止め

2人でワインを一本空け、ふらふらと宿に戻る。おお、これはなんだ?車止めだった。子供が乗って遊んでいた。車止め1つをとってもアートでおまけに頑丈だ。

やっと陽射しが傾いた街を歩く。ショーウインドウの照明がともる。他の国のようにシャッターや鉄格子はなく、装飾品がそのまま飾られている。よほど治安がいいのだろう。


そう言えばレイキャビックは世界で最も北にある首都。二等星だけど北の空にキラリと輝く北極星、レイキャビックはそんな都市だと思った。


参考
レイキャビックの市内観光
市内にあるツーリストインフォメーションに行けば観光地図をもらえる。バスマップももらっておくと便利。日本で下調べするならここが詳しい。このcentraにあるインフォメーションはとても充実している。
買い物
アウトドア、登山用品はLaugavegur通りのFjallakofinnが充実している。隣にはアドベンチャー系の旅行会社もある。酒の販売に規制があるようでスーパーではライトビールしか売っていない。大きな酒屋がAusturstraiti通りにある。おそらく18時に閉まる。スーパーはたくさんある。20時に閉まるものから24時間営業までさまざま。
食事
Lækjarbrekka:アイスランド料理の高級レストラン。伝統的なアイスランド料理が食べられるが、それなりのお値段。

次回に続く)



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2012年08月30日

瀑布・グトルフォスそしてハイランドへ〜アイスランド&グリーンランド(4)

8/5 レイキャビック〜グトルフォス〜ケルリンガール〜ゲイシール〜シンクヴェトリル〜レイキャビック

前回の続き)

窓を開けっぱなしにして寝ていた。ツアーのピックアップのバスの音で目が覚める。夜が明けつつあるようだ。時計を見ると...3時。もうひと眠りしたいところだが、外が明るくて寝付けない。この夜の短さに慣れることができるだろうか...


120805アイスランド、グリーンランドの旅・BSIバスターミナル 今日はアイスランド観光の定番、ゴールデンサークルにハイランドをプラスしたツアーに参加。イクラうに丼なみの豪華さ。ピックアップが5分遅れ、連れてこられたBSIの長距離バスターミナルでツアーバスが10分遅れる...アイスランド時間?
ターミナルは早起きのトレッカーやサイクリストで賑やかだ。

120805アイスランド、グリーンランドの旅・郊外の地熱発電所

10人以上乗れるバスに、我々2人とアメリカ人、アイルランド人、そしてドライバー兼ガイドを乗せてゆったりと出発。レイキャビック市街から1号線を東に進み郊外の荒野に出る。朝は晴れていたのにだんだん曇ってきて小雨も降ってきた。そして地面からも雲が、、、なんてことはない。これは地熱発電所の蒸気。アイスランドの電力はほぼ100%再生可能エネルギーで、そのうちの2割ちょっとが地熱発電。そしてそのタービンは日本製のものが多く使われている。と、ガイドさんの説明。




3、40分走っただろうか。丘を越えて長い下り坂になり、目の前の景色がひらける。すると、谷という谷から湯気が上がっている。すべて温泉だ。この先にある街はこの温水を利用して、アイスランド最大の野菜の生産地になっているそうだ。


坂を下ったところで左折し、1号線から離れ内陸に入る。途中、しょっちゅう落石ある崖の下に建つ家(理由を説明してくれたが英語が聞き取れなかった。)や、ガイドさんが冬に行くと言うサマーハウス(なぜ?)を車中から眺める。


120805アイスランド、グリーンランドの旅・小さな滝

小さな滝があるから寄って行こう。と言われてきた小さな滝。滝の横に魚道がつくってあった。これはわざわざ魚を放流している証拠。聞けばアイスランドではフィッシングはお金持ちのアウトドアスポーツとのことだ。(釣をするためのチケットがおそろしく高い。)



確かに落差はあまりないが、水量はすごい!


120805アイスランド、グリーンランドの旅・グトルフォスの滝

牧場が広がる平野をさらに川沿いに北上していくと、遠くに地面から空に沸き立つ湯気が見えた。また温泉か?と思ったらそれがアイスランドを代表する滝、グトルフォスの水しぶきだった。滝は地面に深く刻まれた渓谷の中にあるために、その渓谷に近寄らなければ見えず、遠くからは渓谷から吹き上がる水しぶきだけが見える。


120805アイスランド、グリーンランドの旅・グトルフォス、滝を見るシーグリーズル

滝に続く遊歩道の入り口には、この滝を開発から守った少女、シーグリーズルの像がある。1907年、この滝が電源開発のためイギリス資本に売却されたときに、少女は「その契約が履行されるならば滝に飛び込む」と言って開発をあきらめさせた。今やアイスランドを代表する観光地となった滝を少女の像は見守っている。


120805アイスランド、グリーンランドの旅・グトルフォス、滝に落ちるなよ

遊歩道で滝のすぐそばまで行ける。隣にいる人の声も聞こえない轟音、常に降りかかるしぶき。落ちたら二度と浮かんでこなさそうだ。


120805アイスランド、グリーンランドの旅・グトルフォス、激しい飛沫

遠くから湯気のように見えたしぶきがこれだ。大量の水が吹割の滝のように、狭い渓谷に雪崩落ちている。そのときにしぶきが垂直に吹き上がる。吹き上がったしぶきはまるで雨のように遊歩道に降り注いでいる。


120805アイスランド、グリーンランドの旅・グトルフォス、飛沫に濡れる

一年中二十四時間、止むことのないしぶきの雨に草木の露は乾くことがない。




滝の形は吹割の滝なんだけど、迫力は100倍。


120805アイスランド、グリーンランドの旅・グトルフォスのカフェ

渓谷から上がると草原が広がり、遊歩道がのびている。その奥には遠く地平線を漂う雲のように氷河が見える。ひと月早ければ草原には絨毯のように花が咲いていたのだろう、しかし8月の今は花ガラばかり...。草原の真ん中にポツリとカフェ&土産屋がある。今は朝早いので人はほとんどいない。しかし、午後には観光バスが何台もきて歩道もカフェも人でつまるそうだ。滝を一番最初にもってきてくれたガイドさんの粋なはからい。


120805アイスランド、グリーンランドの旅・大きなケルン

旅は続く。いったんゴールデンサークルを抜け、「The HIGHLAND」に向かう。ただのハイランド(高地)ではない、「THE」ハイランドだ。アイスランドの中央部は高原になっていて、そこに地球離れした景色が広がる。溶岩に覆われた大地、火星のような赤い砂と岩石の砂漠、地平線に帯のように見える氷河。かつては馬でしか横断できなかった。そして今でも道路は冬季は閉鎖され、地形が頻繁変わるために舗装されていない。そんな特別な場所だから「THE」なのだ。


ハイランドの入り口で巨大ケルンに石を積む。みんなそうしてるらしい。だからケルンのまわりは、きれいさっぱり石がなく、石を探すのが大変。


120805アイスランド、グリーンランドの旅・キタウル湖の水鳥

小石をまいたようなダートをガコガコと土煙を上げながらハイランドへ登ってゆく。舌をかみそうな揺れだが、ガイドさんはアイスランドの民話や伝説を途切れることなく語ってくれる。と、登りきった所に湖があった。車を道端に止め一休み。驚いた水鳥が一斉に飛び立つ。小さな草しか育たないハイランドでもしっかり生きている。


120805アイスランド、グリーンランドの旅・キタウル湖にうつる氷河

そして反対側の景色は、湖面に映るラング氷河。静かだ...。ちっちゃい虫が飛び回ってるけど...


次回に続く)



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