2012年11月01日

奥穂高岳山頂からまた...〜前穂北尾根(3)

9/22 涸沢小屋〜5・6のコル〜前穂北尾根〜前穂高岳〜奥穂高岳〜穂高岳山荘

前回の続き)

120921北穂前尾根・前穂山頂から北尾根

前穂高岳山頂から見た北尾根の全景。一番手前のピョコは2峰と3峰。チョークでこすったように白く見えるところが2峰の懸垂ポイント。その奥に4峰、5峰と続く。


120921北穂前尾根・紀美子平へ下る

賑わう前穂高岳山頂で自分へのご褒美にキウイを食べ、たっぷり30分休む。今日はもう穂高岳山荘までのルンルンハイキングのみ。さっきまでの緊張感もなく、だらだらとおしゃべりをしながら急なガレ場を紀美子平に下る。目の前には広い岳沢のカール。スキーで滑りたいな〜。


120921北穂前尾根・紀美子平はたくさんの人

紀美子平は丹沢なみの大混雑。9月の後半と言えば下手すれば雪にも降られかねない時期だが、こんなに多くの人で賑わっているとは驚きだ。


120921北穂前尾根・奥穂高岳を目指す

目の前には奥穂高岳が大きくそびえる、天気も回復してきて空がきれいだ。しかし...なぜこんなに下ったのだ?前穂高岳から奥穂高岳は吊尾根になっているので、尾根沿いに行けばよかったのに...。


120921北穂前尾根・前穂北尾根から涸沢のパノラマ
写真クリックで拡大

吊尾根最低鞍部付近からの前穂北尾根。右端の山頂が前穂高岳。すぐ左が2峰と3峰。小さな壁がいくつもあるのが見てとれる。次が4峰。尖っているが3峰と比べると岩屑の山。そしてこんもりした5峰。その先のコルが5・6のコル。今日は涸沢からこのコルへ上がった。こうして見ると各ピークはそれぞれ個性的で全く違う。


120921北穂前尾根・前穂高岳を振り返る

振り返れば前穂、そしてその先に続く明神岳。上高地から見上げる姿とはまったく違う鋭い稜線。あそこにもいつか行ってみたいな。


120921北穂前尾根・西穂への稜線

奥穂高岳山頂到着。南の稜線に見えるは海坊主のようなジャンダルム。明日はここを通って西穂経由で上高地に下りる予定。個人的にはこの稜線はあんまり面白く思わないが、涸沢から林道経由で上高地に下りるよりは100倍いい。


120921北穂前尾根・奥穂高岳山頂

なぜかみんな山頂の一番高いところに上がって写真を撮りたがる。と、...うん?このお腹の感触は...。なぜか急にお腹の調子が悪くなってきた。前回、奥穂山頂に立ったときもお腹がおかしくて、トイレを求めて穂高岳山荘まで走った。条件反射か?高いところに上がっている仲間をおいて、また奥穂高岳山頂から小屋をめがけて突っ走る。


120921北穂前尾根・穂高岳山荘を見下ろす

ほうっ、あっという間に小屋を見下ろす急斜面まで来たぞ。槍ヶ岳もよく見えているな〜なんてゆっくりしている暇はない。前回はここのはしご場が大渋滞して塗炭の苦しみを味わった。下をみればご年配の団体がノロノロとはしごに取り付こうとしているではないか!転げ落ちるようにはしごを下り始める。


120921北穂前尾根・穂高岳山荘から前穂北尾根

ものすごい形相ではしごを滑り降りてくる私に恐れをなしたのか、ご年配団体が道をゆずってくれて、おかげで無事に小屋につくことができた。ゆっくり用を足した後で改めて景色を眺めれば、ここからも北尾根がよく見える。しかもいつもいっしょに見えてしまう2峰と3峰がしっかり分かれて見える。5・6のコルに詰める沢(残雪のある沢)が、俺はどこを登ったんだ?と思えるほど急に見える。


120921北穂前尾根・穂高岳山荘 本日の行動終了。あとやることはただ一つ。夕食の前に小屋の前で宴会。

120921北穂前尾根・穂高岳山荘夕食小屋の夕食は標準的。連休でもない週末なのに小屋は大混雑で、食事は5回入れ替え。しかも寝る場所は1畳に2人で、人の熱気で布団をかけなくても汗をかくぐらい暑い。奴隷船状態。あまりの暑さによく眠れなかった...。

次回に続く)



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2012年11月02日

あぁ〜、上高地は今日も雨だあった〜、〜前穂北尾根(4)

9/23 穂高岳山荘〜涸沢〜上高地〜沢渡

前回の続き)

120923北穂前尾根・穂高岳山荘はみぞれ

西穂経由で上高地に下る...つもりが、外に出てみればみぞれ混じりの雨。強風で雨具がバタバタと音を立てる。軒下に雪も積もっている。もちろん西穂なんてとんでもない、涸沢経由で下山となる。明るくなるまで小屋で「岳」を読みながら待機。しかし、この漫画は登山教育上良くないな〜、リポビタンDのCMみたいだ。


120923北穂前尾根・紅葉に水玉

横殴りの雨にカメラが濡れるのを恐れてカメラをしまう。ザイテンクラードを涸沢めがけて駆け下る。カールの底が見えてきたころ、やっと風が弱まりカメラを出して写真を撮り始めた。今日は雪が降るほど寒かったが、そのせいか紅葉が昨日より進んでいるように思える。


120923北穂前尾根・見晴らし岩

やっとガスをぬけ、見晴岩で涸沢を見晴らす。


120923北穂前尾根・涸沢のナナカマド

キョロキョロあたりを見回しながら下りる。あった!紅葉したナナカマド。全体として紅葉は始まっているが、色づき加減は木の個体差が大きい。この木は見事に紅くなっている。


120923北穂前尾根・青々とした苔にキノコ

涸沢でちょっと休憩して走る。本当に駆け下る。100人以上追い抜いた気がする。ほんとうに雨はきらいだ。でも苔は雨で生き生きとしている。


120923北穂前尾根・徳沢園も雨強し

横尾で休憩して、徳沢園まで早歩き。50人くらいは抜いたかな?雨の林道はほんとうに、本当に嫌いだ。徳沢園で休憩している人々は雨でもなんか楽しそう。


120923北穂前尾根・まっしろなキノコ

写真を撮るのが好きならば、晴れていようが、雨が降っていようが、そのとき、その場を伝える写真が取れねばならぬ。キョロキョロしながら走り、白いキノコを見つけてパチリ。でも暗いのでぶれた...、基本がなってない...。


120923北穂前尾根・やっぱり人が多い河童橋

ああ、上高地は今日も雨。出発のときも雨で、晴れたのは昨日の一日だけ。目的は達成したのでラッキーだと思っておこう。日曜日の河童橋は雨でも観光客が多い。

ターミナルで名物のソフトクリームを食べるつもりだったが、びしょ濡れだし、この寒さでは無理。でもリーダーはいつの間にか買って食べている。さすが。


120923北穂前尾根・せせらぎの湯こんなときはソフトクリームより温泉。国道158号、島々の近くにある竜島温泉・せせらぎの湯。アルカリ性の透明なお湯。体がジンジンしてくる。気持いい〜。
この後は、いつもどおり松本の手前の「十字路」でボリュームたっぷりの遅めのランチをして帰京。

今回のコース





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2012年11月03日

名前に惹かれて登る沢〜恋ノ岐川から平ヶ岳(1)

10/6 恋ノ岐橋〜恋ノ岐川〜オホコ沢出合

沢の名前は数知れずあれど、「恋ノ岐川」ほど耳に残る名前も少ないだろう。私のまわりには、どんな沢だか知らないが、名前に惹かれて登ってみたいという人もいるくらいだ。その平ヶ岳に源を発する沢に登ってみた。


121006恋ノ岐・恋ノ岐橋から入渓 只見川に注ぐ恋ノ岐川はアプローチが極めて悪い。入渓点と下山場所が離れ、公共交通機関もない。あぁ、恋とはなかなかかなわぬものか...。そんなことはどうでもよろしい。今回は車で入渓点の恋ノ岐橋まで送ってもらった。ご丁寧に橋には標識があった。

121006恋ノ岐・恋ノ岐川に下りる

橋の脇から沢に下りると、そこは沢というより川だった。穏やかな流れの川に沿って、ゴーロの河原をときには膝まで水に浸かりながら、ひたすら歩く。完全な曇り空だが水が冷たくないのが救いだ。


121006恋ノ岐・大文字草

10月の沢に花なんて咲いていないかと思っていたが、岩の割れ目に根を張った大文字草がちょうど盛りだった。蝶まで飛んでいた。


121006恋ノ岐・行動食は柿の葉ずし ゴーロを1時間ひたすら歩き、うんざりしたので休憩。今日のメンバーにははるばる和歌山からの参加者がいて、お土産に柿の葉ずしを持ってきてくれた。いつも山ではピーナツチョコや一口羊羹ばかり食べている私にとって、すごいご馳走だ!

121006恋ノ岐・明るい沢が続く

ときどき小さな滝や、ゴルジュっぽいところはあるものの、基本的にゴーロ歩きが続く。両側の岩が立っていても、すぐその上は台地になっていて、開放感がある明るい沢だ。


121006恋ノ岐・小さい滝が多いがどれも登れる

滝は水量が多いが、ホールドが豊富でホイホイと登ってしまう。


121006恋ノ岐・バスクリンのような水の色

釜が多く、それも深い。水に入りたくないので一つ一つへつってかわす。それにしてもこの水の色はまるでバスクリン。


121006恋ノ岐・清水沢出合からナメ

清水谷出合をすぎると雰囲気が変わる。ゴーロが終わり広い滑床になる。両岸は低く、明るい広葉樹の原生林が広がる。テントを張れる場所もたくさんありそうだ。


121006恋ノ岐・ナメ滝が続く

ナメは続く。レースのカーテンのように水が流れる。私のステルスの靴が岩に吸い付くように決まる。気持がいい。


121006恋ノ岐・淵を巻こうとしてはまる あまりの快適さに深い淵を何も考えず巻こうとしたらはまった。左岸から巻こうとしたのが失敗だった。傾斜がどんどん急になり、藪の中でも滑って沢に落ちそうだ。藪の中の心細い潅木を3本束ね、支点にして懸垂で沢床に下りる。

121006恋ノ岐・明るい沢がなおも続く

またまたゴーロが続く。それも場所によっては、「エイショ、コラショ」と言って乗り越える大きいゴーロでうんざりする。ただただ単調で標高1000mから先はとても長く感じる。そうこうしていると、沢屋に追いつかれた不幸な第1釣り人発見。40cmはある岩魚を1匹持っていた。魚影がないのはこの釣り人のせいかと思ったが、この人も今日はなかなか釣れずこの1匹のみとのこと。今日は魚が動かない日らしい。


121006恋ノ岐・小滝も次々と現れる

いくつも小さな滝はあるが、特に緊張することもなくヒョイと越える。まわりの木が紅葉し始めているのがうれしい。


121006恋ノ岐・秋の印

上流から流れてきた秋のしるし。


121006恋ノ岐・だんだん雲が低くなってきた

今日のサイト場のホオコ沢出合は近い。でもどんどん雲が下がってきて、稜線は完全に灰色の雲の中。おかしい、明日は晴れるはずなのに...。とにかく急ごう。


121006恋ノ岐・オホコ沢出合 オホコ沢出合に到着。恋ノ岐は変わった名前だが、「オホコ」もかなり意味不明だ。左から流れ込むのがオホコ沢で、ここから台倉清水にエスケープできる。

121006恋ノ岐・焚き火で憩いのひととき

焚き火を抜きにして沢の一夜は明かせない。が、大きな薪が全くなく、細かい流木も濡れていて、なかなか本調子に火がつかない。いい加減あきらめかけた頃、やっと炎が大きく上がった。良かった...これでパンツを乾かせる...。ウインナーも焚き火であぶって食べるとめちゃめちゃうまい。

宴もたけなわな頃、ついにポツリポツリと降ってきた。強制散会。明日の水量がちょっと心配だ。


次回に続く)



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posted by 惰性人 at 22:55 | コメント(3) | トラックバック(0) | 山登り〜沢

2012年11月06日

デート沢でコケ、ネマガリタケと格闘〜恋ノ岐川から平ヶ岳(2)

10/7 オホコ沢出合〜平ヶ岳

前回の続き)

121007恋ノ岐・雨に濡れるテント 昨夜はかなり激しい雨が降っていたが、高台にテントを張っていたので、増水の心配もなく安心して眠れた。曇り時々小雨の天気...でも回復との天気予報を信じてテンションをあげる。

121007恋ノ岐・テンバ入り口 オホコ沢出合は一見、テントを張れる場所がないように見える。しかし、読者サービス。写真右の踏み跡をたどれば...

121007恋ノ岐・遡行開始

秋の泊まりの沢で一番嫌なこと...朝、びちゃびちゃの冷たい靴下を履くこと。でも今日は暖かく、そんなに苦にならなかった。そして増水が心配された沢も5cmくらい水位が上がっているだけだった。オホコ沢出合から上部は川幅がぐっとせばまり、写真のような細い穏やかな流れに変わる。


121007恋ノ岐・熊の足跡 何かと思えば熊の足跡。そう言えば今日は昨日とうって変わり魚影が濃い。熊も冬支度に忙しいか?

121007恋ノ岐・小さな滝が多い

うんざりするようなゴーロの小川が続くが、ときどき思い出したように小さい滝がある。しかし、昨日よりだいぶ渋い。なぜなら今年の夏の少雨のためか、ゆるい流れの滝がヌルヌルとコケに覆われている。滑る滑る。コケが怖くて一歩踏み出すのにやたらとためらう。


121007恋ノ岐・釜も多い、いちいち巻く

ゴーロが続くかと思えば、こんな釜もたくさんある。夏なら飛び込むが、今は濡れたくないのでいちいちへつって巻く。


121007恋ノ岐・紅葉はますます色づく

ほとんど傾斜のないゆるい流れを登ってゆく。しかし、着実に高度を上げている。木々の色がどんどん鮮やかになる。


121007恋ノ岐・紅葉のへつり

紅葉をふみふみへつって行く。


121007恋ノ岐・ルンゼの両門の滝

狭いゴルジュを通り抜けると、沢を挟むように両側から滝が流れ落ちていた。みごと、自然の造詣は美しい。ここが魚止めの滝らしい。


121007恋ノ岐・柔らかい岩のゴルジュ

沢はどんどん細くなり、沢を形作る岩も変わり、景色も変わる。柔らかい岩が水で浸食されてできた、丸みをもった岩のゴルジュが続く。


121007恋ノ岐・木登りをつかった渋い滝

8mほどの垂直の滝。渋かった。途中からホールドが細かくなり、それがコケでヌメる。滝が立っているので、滑ったら痛いじゃ済まなそう。そして途中で木が突き出ていてじゃまになる。トップはこの木を使って木登りで、無理やり突破した。トップの勇気を称えながら、ザイルを出してもらって登る。しかし、岳人で「デート沢」として紹介された沢が、こんな茶色のヌメヌメしたコケだらけでいいのだろうか...。


121007恋ノ岐・大ナメ滝が見える

別のヌメヌメした滝を巻いている途中に、ふと顔をあげると遠くに滝が見えた。でかい。ちょっとビビるくらいでかい。あれが最後の大ナメ滝か。


悪い予感的中。大ナメ滝はコケでヌルヌルのすべり台だった。私のステルスでは全く取っ掛かりがない。わずかなホールドや笹に体重を託し、スパイダーマンのように張り付くようにして登ってゆくが、10mほどでギブアップ。左岸の藪に逃げる。


121007恋ノ岐・藪に突入

トップが左岸の小沢を詰めてゆくので、なんか考えがあるのかしらん?と着いて行くと、単に藪の薄いところに引っ張られているだけだった。本流に戻るためにネマガリタケのモロ藪のトラバース開始。背丈を越えるネマガリタケが茂る急斜面を藪を漕ぎ進む。本流に戻るのに1時間ほどかかってしまった。


本流に出てすぐ、ザーザーと雨が降り出し、辺りがガスに包まれ始めた。勘弁してくれ...。地図上で登山道に近いところから真っ直ぐ登山道に上がろうという意見があり、再び藪漕ぎ開始。これが失敗の始まりだった。 水平距離では登山道に近いが標高差はあり、しかも小尾根をトラバースしなければならない。みんな必死で藪を漕ぐが、壁のようなネマガリタケ藪2ピッチ目、雨で濡れて笹はツルツル、ズボンはびしょびしょ、気温は下がる、日没が迫る、視界がないので気が滅入るはで、隊のペースがどんどん落ちてゆく。がーっ、これがデート沢かー!こんなところに女の子を連れてったら絶対嫌われるぞー!藪のトップはラッセル並みにしんどいので誰かに代わって欲しかったが、そんな状況ではなく、藪慣れた私が一人偵察一人誘導で藪の中を走り回る。1時間で50mちょっとしか上がれない、でも日没までには安全地帯まで行きたい。地図を睨みながら、あと40m、あと20m、と、うしろに声をかけながら、なんとかくじけることなく藪から脱出できた。さっさとテントを張り、食事を済ませ、濡れたままのズボンでシュラフに潜り込む。は〜っ、久しぶりに疲れた。


次回に続く)



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posted by 惰性人 at 23:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | 山登り〜沢

2012年11月07日

平ヶ岳山頂、錦の湿原〜恋ノ岐川から平ヶ岳(3)

10/8 平ヶ岳〜台倉山〜平ヶ岳登山口

前回の続き)

121008恋ノ岐・池ノ岳の朝

寒かった。シュラフにもぐりこんで3時間くらいは眠れたが、夏用のペラペラシュラフは冷たく、うとうとしては寒くて目が覚め、1時間ごとに時計を見てまたうとうとする、を朝まで繰り返した。起きると濡れたスパッツからザックまですべてが凍ってバリバリになっていた。寒いわけだ。

早朝の池ノ岳の湿原にも氷が張っていた。


121008恋ノ岐・平ヶ岳に向かう

まず平ヶ岳山頂を打つ。山は秋真っ盛り、草紅葉の絨毯におおわれている。


121008恋ノ岐・湿原に氷が張る

日影では耳が痛いほどに寒い。湿原の氷も厚い。


121008恋ノ岐・赤い実

赤い実が多いのはなぜだろう?目立って鳥に食べてもらうためかな。


121008恋ノ岐・山頂直下の湿原

緩やかな草原のスロープを登ってゆく。傾斜がなくなり、また湿原が現れると山頂は近い。


121008恋ノ岐・山頂 平ヶ岳は広く平らな山頂で、どこが最高点かわからないが、潅木の合間に三角点はある。

121008恋ノ岐・GWに滑った至仏へ続く稜線

平ヶ岳から尾瀬に至る稜線。今年のGWはこの稜線を伝って尾瀬から平ヶ岳に登った(残雪の尾瀬から平ヶ岳へ)。傾斜がなくてスキーで漕いで苦労して進んだ稜線には、高層湿原が広がっていた。


121008恋ノ岐・山頂湿原

平ヶ岳山頂にも錦の湿原が広がっている。冷たい秋の風が乾いた音をたてて吹き抜ける。平ヶ岳にかぎらず、会津駒や巻機山などこの辺では、稜線に広く平らな湿原がある山が多い。かつては広大な沖積平野だった場所が隆起して山になった名残だとか。




山頂からのパノラマ。上越から東北にかけての山々がぐるりと平ヶ岳を取り巻いている。ざっと数えて百名山が10以上は見えているようだ。日光白根、皇海、上州武尊、会津駒、至仏、燧、谷川、苗場、巻機、妙高?、火打?、那須?、越後駒、吾妻?、飯豊らしき山影も...


121008恋ノ岐・山頂から池ノ岳へ向かう

たっぷり山頂の絶景を堪能したので下山にかかる。ここからの下山路は長い。


121008恋ノ岐・恋ノ岐川源流

紅葉をちりばめた山に、恋ノ岐川源流が黒く刻まれている。昨日はあそこからここまで藪を漕いだ。紅葉なんて目に入らなかったな...


121008恋ノ岐・紅葉する木々

日当たりの具合か風の具合か、稜線の木々の紅葉はさらに鮮やかだ。風も弱くなり陽射しも暖かく、絶好の秋山登山日和。ただ、凍っていた土が融けはじめ、登山道はドロドロ、昨日のコケに続き今日も滑る滑る。


121008恋ノ岐・白沢清水白沢清水。清水と言うからには水場だと思ったが、小さくて汚い水溜り。ここに水を期待してはいけない。

121008恋ノ岐・コケ

原生林の中には、秋でも緑鮮やかな苔の絨毯。


121008恋ノ岐・倒木のキノコ

ある倒木。緑の苔に変わった色のキノコ、芽吹いたばかりの若芽。倒木は森の中の小宇宙だ。


121008恋ノ岐・平ヶ岳を振り返る

台倉山から稜線は北に折れ曲がり、左手に平ヶ岳を眺めながら歩く。今朝はあそこにいたんだ、ずいぶん歩いたな〜。逆に登ってきてこの景色を見たら、まだあんなに遠いのかと嫌になりそうだ。


121008恋ノ岐・下台倉山

今日最後のピーク、北台倉山は目前。標高は1600mを切っているがすでに紅葉が進んでいる。


121008恋ノ岐・松と燧ヶ岳

北台倉山から登山口に向けて急な下り坂になる。植生も一変し、稜線はなぜか青々とした松の並木道になっている。松、そして燧ヶ岳。


121008恋ノ岐・細い稜線

登山口へ両側が切れ落ちた細い尾根道が続く。


121008恋ノ岐・登山口 やっと登山口に着いた...が、駐車場まではここからさらに20分ほど林道歩き。でも林道は巨木が茂る原生林の気持のいい道だった。

121008恋ノ岐・白銀の湯無事下山。そうしたらもちろん温泉へGO!銀山平にある「白銀の湯
露天に源泉の湯船があるのがミソ。そこでゆっくりと温まる。



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posted by 惰性人 at 23:38 | コメント(2) | トラックバック(0) | 山登り〜沢
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