2012年11月10日

ワイガヤ川苔山ハイキング〜川苔山

10/20 川乗橋〜百尋ノ滝〜川苔山〜大根山ノ神〜鳩ノ巣駅

121020川苔山・登山口川乗橋で、すし詰めになったバスからたくさんのハイカーが吐き出される。ここ数年の土日の奥多摩の混雑は、昔を知るものにとってはびっくりだ。
川苔山は以前、逆川を遡行して登ろうとしたことがあったが、天気が悪くて遡行終了点からそのまま下山してしまった因縁?の山。今日は登山道からワイワイガヤガヤ(略してワイガヤ)ハイキング。

121020川苔山・細倉橋 川乗橋から細倉橋まではふつうに林道歩き。でも曇りの天気予報がはずれて絶好のハイキング日和で、ワイワイガヤガヤ、林道歩きもそこそこ楽しい。
細倉橋にはトイレがある。行列ができていたので、まずここで長めのトイレ休憩。

121020川苔山・沢沿いの道

川苔谷に沿う登山道を歩く。澄んだ沢に小さな滝がちょこちょこあり、苔と木々の緑もきれいだ。たぶん紅葉や新緑の時期はもっときれいに違いない。渓谷美を楽しむのに良い道。


121020川苔山・岩から清水がしみだす

登山道の脇にある岩からは清水がしみでていて、たくさんの小さな枝沢が谷に水を集めている。豊かな森には水も豊か。


121020川苔山・百尋ノ滝

本日の見どころ、百尋ノ滝。でかい、水量も多い、登れそうにない。滝を眺めながらしばし休憩。ここから本格的な登りが始まる。


121020川苔山・秋の花

道の脇にはひっそりと秋の花が咲く。名前は知らないけど。


121020川苔山・鳥兜

これは知っている。猛毒の鳥兜。秋の奥多摩ではよく見られる。鹿が食べないからね。


121020川苔山・きのこ

これも名前は知らない。ちょっと鍋に入れて食べてみたいが...


121020川苔山・稜線へ登ってゆく

百尋ノ滝からひと登り、そしてトラバース、そしてまたひと登り。明るい広葉樹の森を緩やかに登ってゆく。足の裏に伝わる落ち葉の感触が心地よい。こういうルートは歩いていて本当に気持がいい。


121020川苔山・川苔山山頂

話をしながら歩いている間に山頂到着。今日のメンバーはみんな健脚だ。登りついた山頂付近は木々が色づき、すっかり秋。日も陰り始め、夏山の格好の私はちょっと寒い。メンバーが沸かしたコーヒーをありがたく頂く。


121020川苔山・大根山ノ神 下りは速い。つまらない冗談を言いながらハイスピードで下る。大根山ノ神の祠だ。山ノ神は嫉妬深い女神だそうなので、無事の下山のお礼をしっかりしておく。

121020川苔山・正法院 鳥居をくぐって今日の山行は終了。鳩ノ巣駅前の食堂でビールで乾杯。そういえば逆川を登ったときもここでビール飲んだな〜、飲み始めて思い出した。
この後は青梅線河辺駅前にある「梅の湯」でひと風呂浴びる。そしてまだまだしゃべり足りない、飲み足りないということで打ち上げに突入。皆さん、お疲れさまでした。





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2012年11月12日

なにはともあれ楽しんできます〜ベトナムの旅(0)

明日からベトナム旅行。


「ボーナスもらえん」とか「リストラされそうだ」とか言ってる割には遊んでんじゃ〜ん、と思う人もいるかも知れない。そのとおり、遊んでいます...。しかし、今回は半年前にマイレージでゲットした航空券だし、ベトナムは衣食住が安いので、あまりお金はかからずに済みそう。でもやっぱり会社の状況が状況なだけに、休暇も(やや)控えめにとらざる得ず、忙しいとんぼ返りの旅になりそうだ。


旅行用の貯金もグリーンランドで使い果たした。もしかしたらもうしばらくは海外には行けないかもしれない...ブログのネタが...。なんて余計なことは心配せず、なにはともあれ楽しんできます。

1週間後にまたここでお目にかかりましょう!


本編に続く)



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2012年11月20日

弾丸ツアーinベトナムの始まり〜ベトナムの旅(1)

11/13 成田空港〜ホーチミン市

前回の続き)

121113ベトナム・電車を待つ 仕事を早く切り上て帰宅し、着替えて家を出る。向かうは成田空港。今回、すごい悩んだ...何を履いて行こう?常夏のベトナムはサンダルがベスト。しかし、今の日本でサンダルを履いていたらおばかさん...。かといって靴とサンダル両方はかさ張るから嫌だ。妥協して靴下を履いてサンダルを履いて都内を横断する。やっぱりおばかさんぽい...。

121113ベトナム・成田空港

成田空港到着。ネットでチェックインを済ませてあったので、カウンターに寄ることなくここまでやって来た。楽チン。さて、旅はここから始まる。いったい何が私を待っているのか。今回は休みが思うように取れなくて、短い期間でホーチミンからフエを往復する弾丸ツアーinベトナムだ。ちょっともったいない気がするが、精一杯楽しんでこよう。


121113ベトナム・全日空機内食 マイレージでゲットした全日空の1725発ホーチミン行き。久しぶりの日系航空会社。機内食は日本食(穴子ご飯)にした。さすがに他国の航空会社よりうまい。そして、飲み物がでてくるタイミングもちょうどいい。調子に乗って赤ワインと白ワインの両方をお願いする。「機内では酔いやすいのでゆっくり飲んで下さい。」と注意される。

121113ベトナム・ホーチミン、タンソンニャット国際空港

ほろ酔い気分で「トータルリコール」日本語吹き替え版(日本語があるってすばらしい)を見ているうちにあっという間にホーチミン到着。成田からのフライトは6時間40分。ホーチミン・タンソンニャット国際空港にはヨーロッパやアジア各国、中東の航空機がずらりとならんでいる。思った以上に大きく国際的な空港だ。


121113ベトナム・空港を出る

並ぶことなくサクッと入国審査を受け、税関を素通りし荷物をX線に通してゲートを出たら、いきなり外に出てしまった。普通の空港にある大きな到着ロビーがない。そとはむわっとする熱気と大勢の人々で満ち満ちている。とても夜の11時近くとは思えない...。私の真正面に私の名前を書いた紙を持った人がいた。ベトナムの空港のタクシーはほとんどボッタクリと在住の知人に脅されていたので、夜も遅いことだし今日はホテルの送迎をたのんでいた。


121113ベトナム・列車のチケット ここは暴走族の国か?と思うほどのバイクの群れをすり抜けて、ホテルに到着。もう疲れたのでチェックインし、シャワーを浴びてすぐ寝る。ホテルのフロントには旅行会社に手配をたのんであった、フエ行きの切符が届けられていた。

(次回に続く)



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2012年11月23日

サイゴン駅から統一鉄道夜汽車の旅〜ベトナムの旅(2)

11/14 ホーチミン市(サイゴン駅)〜(フエ駅)

前回の続き)

121114ベトナム・ベトナム第一食 ちょっとクーラーが効きすぎて喉が痛かったが、まあまあ眠れた。でも乾燥していたおかげで洗濯物もよく乾いた。1階(と言ってもベトナムはヨーロッパ式にグランドフロア)の食堂に行く。ベトナム第一食、朝食に「ポークヌードル」を頼む。フォーかと思ったらインスタントラーメンだった...。コーヒーを頼んだらベトナムコーヒーじゃなかった...。

121114ベトナム・LAC VIEN HOTEL 9時過ぎまでのんびりしてからホテルをチェックアウト。バックパッカーの集まるBui Vien通りの路地にあるミニホテル「Lac Vien Hotel」。朝食に難ありだが、安い割には部屋は広くベットは大きく、クーラー、液晶テレビ、冷蔵庫、バスタブありで設備はイタリアの三ッ星を越える。正面にレストラン、横にはコンビニがある。便利でお得なホテル。

121114ベトナム・朝のホーチミン

静かなホテルを出れは、そこは絶えることなくクラクションが鳴り響き、信号もお構いなしの途切れることないバイクの海。今日はサイゴン駅まで歩いてゆくだけ。4キロ弱、ざっと1時間と見積もって歩き始める。しかし、歩道は屋台が占領しているだけでなく、渋滞を避けたバイクが走り抜けてゆく。危ないので車道に避けると逆走してきたバイクにぶつかりそうになる。そしてほとんど信号はない。バイクの海を「当たらないでくれ〜!」と祈りながらゆっくり横断するしかない。かなり時間がかかりそうだ。


121114ベトナム・9月23日公園

9月23日公園。公園内はバイクが走っていない。思わず公園内に退避して一息つく。巨木の緑に覆われた公園内は涼やかな風が吹き、クラクションの音も遠くに聞こえる。はあ、おちつくなあ。ベトナム人も同じ気持のようだ。ベンチに座っておしゃべりをしたり、体操をしている人がたくさんいる。

つかの間の休息ののち、またバイクの海を泳ぐ。数を数えながらいくつもの道を横切るが、自分の位置がわからなくなってくる。地球の歩き方の地図が大雑把で、通りの名前が省略されていることと、ロータリーがあるせいで斜めに交差してる道路が多く、方向を失いやすいせいだ。おまけにベトナム語の看板は何が書いてあるかわからない...。駅の横を通る「8月革命通り」を歩いているのは間違いない。しかし、駅はどこだ...私はどこ、ここは誰...?


121114ベトナム・サイゴン駅 なんとかたどり着いたサイゴン駅。にぎわいもバスターミナルもなく駅らしくない、ひっそりと、まるで工場の入り口のようだ。結局、8月革命通りを大きく行き過ぎ(駅は通りから離れている)、線路を探しだして、線路沿いの細い路地を地元の皆様にじろじろ見られながら戻って、やっと駅にたどり着いた。2時間もかかった。かなりあせった。

121114ベトナム・サイゴン駅売店 ターミナル内には切符売り場のほかATM、コンビニ(サンクス)やレストラン(ロッテリア)などがある。コーラを買って一気飲み。はあっ。暑くて喉が渇いた。おまけに排ガスで喉が痛い。サンダルで靴擦れまでできた...。まだ出発まで2時間くらいあるので待合室はひっそりしていた。

121114ベトナム・サイゴン駅構内ローカルレストラン

駅の構内にローカルレストラン発見。ここに来るまでにもこんな感じの店を何軒も見かけた。腹も減ったしちょうどいい、入ろう。壁にメニューが張ってあった。"COM HEO"と"COM GA"と"PHO"はなんだかわかる。よし、"COM HEO"にしよう。「チョー トイ コムへオ!」と叫ぶ!...通じない。結局、指差してわかってもらう。


121114ベトナム・コムへオ

ベトナム第2食、コムへオ。豚肉ご飯。ご飯の上に甘じょっぱく煮た豚肉と、茹でた細切れ野菜がのっている。うまいかと聞かれれば、ためらうことなく「うまくない」と答える。米は普通の長粒米でプラスチックぽい香り。豚肉は味付けは悪くないが、硬い上に骨片が混じっていてうっかり噛むと「ガギッ」と歯が鳴る。5万ドン、ざっくり200円。


121114ベトナム・サイゴン駅ホーム

出発40分前に改札開始。中国と同じように各車両の入り口に車掌がいて、そこで改札をする。ホーチミン市は1976年のベトナム社会主義共和国成立に伴ってサイゴンから改名された。しかし、なぜかサイゴン駅は「サイゴン」のまま残った。ベトナムを縦断する統一鉄道はここサイゴン駅からホーチミン駅まで1700kmをおよそ30-40時間で結ぶ。当初の計画ではハノイまで行くつもりだったが、休みが短くなってしまったので途中のフエまで23時間の旅。


121114ベトナム・ソフトベット 客車は4タイプ。硬い座席、リクライニングシートの柔らかいシート、3段の硬いベット、2段ベットのコンパートメント。置き引きを避けるためにコンパートメントにした。同室は、赤ちゃんを連れた若いお母さん、そのお母さん、そしてたぶんお姉さん。みんな人懐っこい笑顔だ。焼き芋をもらったり麦焦がしをもらったりもらうばかり。その上、ベトナム語会話の本を使ってベトナム語の正しい発音を教わる。

121114ベトナム・緑の荒野が続く 13:30、ガッコンガッコンと列車は動き出す。車内放送は意味不明。線路脇ギリギリに立つバラックの街を抜けると緑の荒野。ときどき果樹園らしき規則正しく木が並ぶ場所があるが、だいたい荒地。景色を見ながらふと思った。もしかしてこれが米軍が撒いた枯葉剤の影響なのだろうか?

121114ベトナム・晩ご飯 6時くらいに給食のワゴンみたいなもので食事を売りに来た。いくつかあるおかずを指差すと、器にご飯とおかずを盛ってくれる。卵焼きと鳥の手羽元を焼いたもの、野菜炒め。5万ドン。食べ終わった後、疲れてそのままウトウト眠ってしまった。夜、目が覚めると同室の家族はいなかった。そして、私が食べ散らかした夕食の容器もきれいに片付けられていた。

次回に続く)

参考

ホテル
LAC VIEN HOTEL: Vui Bien通りにあるミニホテル。清潔で設備は日本のビジネスホテル並み。付近はバックパッカー街でレストランやコンビニ、ATM、旅行会社が多く便利。ただし、チェックインのときにフロントにパスポートを預ける。
市内の交通
タクシーが便利だがボッタクリ率がかなり高いとのこと。ホーチミン在住の知人によれば、ビナサン、マイリンタクシーが比較的安全。しかし100%ではなく、vinasanとかmeirinとか、わざと間違えやすく似せたいんちきタクシーも存在する。街角でバイクタクシーによく声をかけられるが、吹っかけてくるし、かなり怖そうな乗り物なので使わなかった。バスはベトナム語がわかれば便利そう...
統一鉄道
サイゴン〜ハノイを結ぶ。フエまではおよそ1日5便。切符は駅だけでなく市内の代理店や旅行会社で買える。日本から予約するには現地旅行会社に依頼する。私は、"Vietnam Impressive Ltd"(英語)に依頼した。日本語がいい場合には日本語が通じる旅行会社(例えばここ)に頼めばよい。それなりに手数料が取られる。
食事について
当たり前のことだが生もの(魚貝、野菜果物、氷)は避けるべきと言われる。食中毒やA型肝炎だけでなく、肥料に人糞が使われているために寄生虫のリスクも高い。ただ、ベトナム料理には普通に生野菜が使われているし、暑いときには氷が入ったアイスコーヒーがうまい。なかなか避けがたい。



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2012年11月26日

世界遺産、そして激戦地、フエ〜ベトナムの旅(3)

11/15 フエ駅〜阮朝王宮

前回の続き)

121115ベトナム・列車での朝食 昨夜は一晩中激しい雨音がしていた。ベトナム中部は今、激しい雨季の終盤にかかっている。おまけにクーラーが弱くなったり強くなったりで、一晩中毛布をパタパタさせて浅い眠りが続いた。朝七時、ワゴンで朝食を売りに来る。適当に指差してできあがったものは鴨肉ご飯。胡椒がやたら効いていて辛い。

121115ベトナム・車窓から水田

昨日とはうってかわり、ずっと水田地帯が続く。車窓からは青々とした稲、草を食む水牛、群れて歩き回る鴨、そしてなぜか線路に沿って並ぶお墓が見える。灰色の重苦しい空からは時折ザーッと雨が降り注ぐ。それなのに早朝から、上半身裸でつるはしを振るって線路工事をしている人々がいる。


121115ベトナム・ダナンの海岸

ほぼ定刻8:50分にダナン到着。大勢の欧米人バックパッカーが列車を下りた。なぜ日本人はいないのだろう?ダナン駅はスイッチバックのようになっていて、列車は進行方向を変え、窓から海が見えるようになった。茶色く波の荒い海。列車は海岸のがけ際を走る。列車はここから止まったり動いたりで、なかなか進まなくなった。目的地フエは近いはずなのに。


121115ベトナム・フエ駅

予定より1時間ほど遅れてフエに到着。途中、並走して走るトラックに抜かれまくり、かなりムズムズした。駅を出ると、下りる人はそれほど多くないのに、タクシーやらバイクタクシーがわんさか停まっていて、次々に声をかけられる。にっこり微笑んで首を振り、土砂降りのフエの街へ歩き始めた。


121115ベトナム・フエ新市街

いきなり道に迷う。地球の歩き方の地図では駅前から川沿いに Le Loi通りが延びているはずだが、そんなものはない。しかたがないので野生の勘で歩き続ける。場所を確認しようと地球の歩き方をザックから出すと、一瞬でびちゃびちゃになる...できる限り地図を暗記し歩き続ける。それにしても、ホーチミンに比べればバイクも少なく(でも日本の20倍くらい)、街路樹もきれいなので、少しは気が紛れる。


121115ベトナム・Original Binh Duong 1 Hotel 40分ほど未知の街をさ迷ったあげく、ズボンから水を滴らせ今宵の宿に到着。フロントは日本人かと間違うほど日本人そっくりで日本語もうまいベトナム人スタッフ。なんかホッとする。案内された部屋は明るく広くきれい。とても1泊千円ちょっととは思えない。

121115ベトナム・ブン・ボー・フエ

腹減った〜。と言うことでシャワーを浴びて一息ついて遅い昼食に出る。フエの名物「ブン・ボー・フエ」フォーと同じ米の麺だが、よりシコシコした感じ。香草ともやしを入れ、ライムを搾り、かき混ぜて麺を口に入れると、まるでミントガムのように強烈なレモングラスの香りが口に広がる。そして次に牛肉のスープの濃厚なコク、一息ついて唐辛子の辛さが来る。辛い。ハフハフしながら食べる。でもうまい。これが本場の味か。


121115ベトナム・ブンボーフエ店舗 ブン・ボー・フエの店の名もずばり「ブン・ボー・フエ」という。地味な店だが日本語が書いてあるのでわかる。ベトナム航空のオフィスのそばにあるが、間違えて手前の立派な店に入らないよう。詳細は地球の歩き方を見てね。

121115ベトナム・街路樹

街路樹はまるでガジュマル。小笠原の母島みたいだ。そしてやっぱり母島のように木の神様を祭っている。


121115ベトナム・ノースフェイスショップ

フエの目的、阮朝王朝に向かう。幸い雨も小降りだ。チャンティエン橋でフォーン川を渡ったところでNorth Faceのショップを発見、これ本物...?


121114ベトナム・トゥオントゥ門

次は阮朝の宮殿をめぐる外堀を渡る。細い橋の上をバイクや車がワンワン走りけっこう怖い。橋の向こうのトゥオントゥ門の写真を撮っていると、ひかれそうになったり、いらぬバイクタクシーのおじさんに声をかけられたりする。


121114ベトナム・弾痕 トゥオントゥ門の石垣に近づいてみる。いたる所に円い穴があき、石垣が欠けている。弾痕だ。1968年1月30日、北ベトナム軍はベトナム全土で南ベトナムに対して攻勢を開始した。いわゆる「テト攻勢」。これによりフエは北ベトナム軍と南ベトナム、米軍との激戦地となった。

121114ベトナム・顕仁門

トゥオントゥ門からどちらに行こうか迷う。世界遺産の王宮だというのに、案内板も何もない。声をかけてきたシクロの運ちゃんに聞く。指差すほうを見れば何もないので、無視して反対方向に歩き出す。あった、王宮の顕仁門だ。


121114ベトナム・フエ王宮門

城壁に沿って歩く。お堀の向こうに入り口、王宮門が見えてきた。それにしてもシクロやバイクタクシーが多いのに、観光客が少ないこと。雨季に来るのはよっぽどの物好きかもしれない。


121114ベトナム・フエ太和殿

王宮門で8万ドンを払って中に入る。1802年、ザーロン帝はベトナム最後の王朝、阮朝を創始した。その都がフエにおかれ、中国の紫禁城を模して王宮が建設された。この建物はその正面にある太和殿。1970年に再建された。玉座が置かれているが撮影禁止。


121114ベトナム・フエ太和殿から外を眺める

太和殿で阮朝を説明するビデオを見た後、さらに奥へ...と言っても、目の前には頤和園で見たのと同じ腕立て伏せをする龍がいるが、その先には何もない。


121114ベトナム・フエ王宮修復中

建物の中では復元作業が続けられている。


121114ベトナム・フエ宮中

太和殿から真っ直ぐ、王宮の最奥部までやってきて降り返る。何もない更地が広がる。一番奥の建物が太和殿。よくよく見ると草に埋もれた石組みや石畳があって、なんかパエストゥムの遺跡っぽい。ベトナム戦争以前には、ここには阮朝の王宮の建物がそのまま残っていた。しかし、米軍がキャンプを置いたため攻撃の目標とされ、ほとんどすべての建物が破壊されてしまった。100年を越える王朝の歴史が一瞬にして瓦礫と化した。京都で市街戦をやるようなものだ。ほんの40年ほど前のことだ。


121114ベトナム・フエ宮中のオジギソウ

石畳を覆う夏草はおじぎ草。


121114ベトナム・フエ宮中のカタツムリ

そして足の踏み場もないほどのカタツムリにも覆われている。


121114ベトナム・フエ宮中タトラ

敷地内にあまり案内板はない。パンフレットもくれなかった。地球の歩き方にもろくに説明はない。そこで適当に歩き回る。ここはかつての迎賓館の跡。爆撃で破壊されたままになっている。


121114ベトナム・フエ宮中蓮の池

まるで蘇州の庭園のような蓮の池。この建物はカフェになっていた。でも全身ずぶ濡れで寒くて、ここでゆっくりしている余裕はない...。


121114ベトナム・フエ宮中塹壕 敷地の北西の隅まで行ってみる。石を積んでつくった塹壕があった。歩道が整備してあるので、保存してあるものだと思うが、なんの案内板もなかった。

121114ベトナム・

雨どい。蛙だか山椒魚だかわからないが、口からジャバジャバ水が出ている。雨が降っていて良かったと初めて思った。

見るべき程の事をば見つ。5時が近づき薄暗くなってきたので、王宮を後にして夕食の場所を探す。


121114ベトナム・フエ、ティンザービエン

夕食は王家の末裔が経営する、由緒正しき宮廷料理の店「ティン・ザー・ビエン」。狭い路地の奥にある豪邸のようでレストランには見えない。客はTシャツにびしょぬれの作業ズボン、サンダルを履いた私一人。でも宮廷料理のコースが注文できて、凝った細工を施された料理が次々と運ばれてくる。これは揚げ春巻き。サクサクと普通においしいが、わざわざ私一人のためにこんなのがでてくると恐縮してしまう。

食事をしていると、雨音しか聞こえないほど、どうしようもないくらい雨が強くなった。滝みたいだ。私の主義には反するが、大雨の夜道をバイクをかわしながら歩くのが怖いので、タクシーを呼んでもらって帰った。


次回に続く)



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