2009年05月23日

ラスト・スキー@富士山

富士宮口五合目〜八合目〜剣ヶ峰〜富士宮口五合目

ナミビアレポは一休みして、週末の富士山の報告。

090523富士宮口新五合目駐車場 下界は初夏。そして山々の雪も融け、新緑の季節を迎える。必然的にバックカントリーヤーは雪の残る高嶺へと追い立てられる。そこで関東周辺の最期の聖地、富士山で今シーズンの山スキーを締めくくることにした。
早朝の富士宮口五合目駐車場は、私と同じことを考えているスキーヤーやボーダーで賑わっていた。

090523富士山6.5合目 6時に登頂開始。日が登るとすぐに気温は15℃を越え、とても暖かい、と言うかスキーをつけたザックが重たく、汗をかくほど暑い。新七合目あたりまでほとんど雪を踏むことはない。

090523富士山6.5合目雪渓 天気予報は微妙だったが、富士山は、薄雲がかかっているものの、幸いにして晴れ。風も弱い。しかし愛鷹山や箱根の山が頭を見せている以外は、下界は一面雲に覆われている。

090523富士山泥道 暑い...七合目を越えたのに暑い。なるべく楽に登ろうと、傾斜の緩い夏道をたどって歩いていたが、道は雪解け水で川になっている。

090523富士山7.5合目 さすがに八合目が近づくと、斜面はべっとりと雪で覆われる。雪が凍っていることを心配したが、高い気温と日差しで、ザクザクのザラメ雪になっている。これは帰りの滑りも快適そうだ。

090523富士山9合目

八合目で雪が凍っていたので、アイゼンをつけた。そして、九合目を越えると強い西風が吹つけていた。気温は5℃くらいだが、風上の耳や手が冷えて痛い。おまけに強風で巻き上げられたザラメ雪が、ウエアや顔に容赦なくピシピシと打ちつける。痛いよ〜。

090523富士山9.5合目1 強風に打ち据えられながら、九合五勺で休憩。快晴、日差しは強く、風も強い。でも下界は曇りで展望はない。しかし、この時期の富士山としてはかなりいいコンディションではないかな。

090523富士山9.5合目2 ここからはもうひと登りで奥宮だ。ルートは一直線、みんなルートに沿って列をなして登っている。

090523奥宮直下 もうそこに浅間大社奥宮の鳥居がある。しかし、風はますます強く、背負ったスキーが風にあおられ、まともに歩くことができない。ゴーッ、という音に合わせてストックで耐風姿勢とって、風をやり過ごし、風が弱くなったところで、ザクザクと登っていく。

090523富士山馬の背 やっと火口のふちに出た。まだ風が強いので、念のため右手のストックをピッケルに持ち替えて、富士山最高地点、剣ヶ峰3775.6mを目指す。

090523富士山剣ヶ峰

1時ちょうど、剣ヶ峰到着。えらい休みながら、のんびり来たので楽な登りだった。顔にザラメ雪がピシピシ当たる以外は、コンディションも良くラッキーだ。
ここは不思議なことにほとんど風がない。記念写真をとって、ゆっくりと行動食を食べる。しかし、だいぶ雲があがってきているので、あまりのんびりともしていられない。

090523富士山剣ヶ峰滑降 板を履いて待ちに待った、最高点から滑降開始。ザックも軽い。日本では、これ以上高い所から滑れないと思うと感無量。滑り出しは急だが、雪が良いので不安なく滑り出す。
剣ヶ峰から三島岳の北側をトラバースするように滑ると、漕ぐことなく神社に戻れる。

090523奥宮滑降 ついに、本日のメインイベント、神社の鳥居からおよそ6合目まで1000mの滑降開始。でも降り口は岩が頭を出し、つぼ足のトレースが板に引っかかるので慎重に。

090523富士山滑降 雪はザラメ、思ったとおり快適。広大な斜面を思い思いに滑る。ただ、やっぱりつぼ足のトレースが邪魔。
3本の雪渓をつないで下りる。まずは山頂から3100mくらいまで一気に滑る。そして雪が通路のようになっているところで、右手の雪渓に移る。移ればすぐ下に七合目の小屋が見える。次に2880mまで滑る。ここでは板を脱いで岩を越えて、右の雪渓に移る。

090523富士山滑降終了点1 最期の雪渓の一番下まで滑ると、滑降終了。ルートを振り返る。休み休み滑ってきたが1時間もかからなかった。今シーズンのスキーは終わった。
それにしてもここは雪がえらい汚い。雪と泥が混じった、やすりのような物体の上を滑ってきた。板は大丈夫か...

090523富士山滑降終了点2 板をはずしてザックにくくり付けて歩き出す。また荷物が重くなったが、六合目の小屋はすぐそこに見えている。駐車場まではたいしてかからない。でも、夏道はドロドロ。兼用靴もドロドロになって、バックルにまで泥がつまる。

090523見返り富士 富士山を振り返る。最高の締めくくりをありがとう。山スキーは11月の立山までしばらくお休み。
駐車場に戻るとそこは観光客(普通の人)で大賑わい。彼らに害を与えないよう、スキー板に注意して車に戻った。




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この記事へのコメント
mixiからお邪魔します。
富士山でスキー…そんなことができるなんて知りませんでした。それも山頂まで列をなしてあんなに人がいるなんて、もうびっくり。
一度は登ってみたいなぁと思います。
スキーは無理ですが・・・
Posted by みかん at 2009年05月27日 11:19
みかんさん、こんにちは、

世の中には富士山に登ってまで、スキーしたい物好きがいっぱいいるんです。
でも、山頂からの高低差1000mの滑りは爽快です!
Posted by 惰性人 at 2009年05月27日 22:50
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