2009年06月02日

スピッツコップ・トレッキング〜ナミビアの旅(12)

4/30 スピッツコップ・トレッキング

前回からの続き)

090430スピッツコップでボルダリング あいかわらずいい天気だ。朝飯前のボルダリング。このキャンプ場も含めて、スピッツコップ周辺には、ボルダリングできる岩や、フリークライミングができる壁がたくさんある。テントすぐの横の壁にもボルトが打ってあって、ホールドに乏しい花崗岩に微妙なルートがとってあった。今回はロープがない。残念。

090430ブッシュマンの家 今日はライト・トレッキングの日。ポンドックス(The Pondoks)という岩山のふもとをぐるりとまわり、そのポンドックスを横断してスピッツコップに戻る。途中にはブッシュマン(コイサンマン)の遺跡が多数ある。これはブッシュマンの家。

090430ブッシュマンの壁画 家をのぞくと、岩壁にブッシュマンが書いた、赤く彩色された様々な動物の絵があった。ブッシュマンは人類の最も古い種族の血を引く民族と言われ、現在でもアフリカ南部の奥地でひっそりと暮らしているという。彼らは紀元前300年頃まではこのあたりに住んでいたということだが、黒人に追われ姿を消してしまった。今では彼らが残した壁画や、石器が彼らの生活をしのばせる。

090430花その1 乾燥地帯だが、いろいろな花が見られる。ブッシュマンも同じ花を見たのだろうか?

090430洞窟 トレッキングはなぜか岩の割れ目を行く。だんだん狭くなってはさまるように進む。この空間は、実は割れ目ではなく、数十メートルある大きな一枚岩の上に、やはり数十メートルある大きな一枚岩がのっている、その隙間だ。ここは岩の一個一個が途方もなくでかい。

090430ブッシュマンズパラダイス ポンドックスにとりつく。このルートは「ブッシュマン・パラダイス」というブッシュマンの壁画が多数見られる場所への道だが、「道」というにはあまりも急だ。でもザラザラ花崗岩でフリクションが効く。

090430落ちそうな岩 岩壁に丸い岩がのっている。これはふつう落ちるだろう〜。でもフリクションが効いていて落ちない。

090430岩を押す では、とばかりに落ちそうな岩の一つを全身全霊で押してみる。やっぱり落ちない。落ちたら国際問題か?

090430PONDOKS ポンドックスに上がるとまずブッシュマン・パラダイスがあった。が、地元の人や観光客の落書きや手垢で荒らされていて、壁画はかなり痛んでいた。さらに進む。ポンドックスは大きな岩で登りきるとジョウゴのような地形になっている。わずかな雨水はすべて、この岩山の中心に集められるため、比較的水に恵まれている。そのため、ここは周辺の平原に比べて、格段に植物が豊かだ。

090430キヴァーツリー これはキヴァー・ツリー。ナミビアを中心とするアフリカ南部にのみ自生する。ナミビアの50c硬貨の図案にもなっている。表皮は固いが、中は繊維質で柔らかい。ブッシュマンはこの柔らかい中身をくりぬいて、背中に背負う矢のケースを作った。

090430花2 ポンドックスを横切るように北上する。ここは人が来ることもなく、道がないので、適当に藪が薄いところを選んで歩いてゆく。足元には名も知らぬ可憐な花が咲いている。でもかなりトゲトゲなので油断してはいけない。

090430ふくろう

木陰でふくろうが休んでいた。我々を見ても逃げない。黙って写真を撮られている。人をほとんど見たことがないからだそうだ。

090430フーディア ロストワールドを思わせる、原始のありのままの自然の中を歩く。遠くではヒヒが吠えている。2,3万年くらい時代錯誤している不思議な感じ。
この木はフーディア。ブッシュマンが食べたと言われるが、かなり食べたくないぞ。私は岩陰でりんごを食べる。

090430峠を越えてスピッツコップ

ジョウゴ状の地形のふちまでやってきて、正面の景色が開けた。左側の岩山がスピッツコップ。見る角度でだいぶ印象が違う。それにしても暑い。暑いよ〜。でもまだ時間があるので、右側の岩山に登ることにする。

次回に続く)



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この記事へのコメント
ボルダリングWCのLIVEを見たところだったので実にタイムリー。アフリカでボルダー、羨ましい。
国際問題になっても良いから是非丸岩落として欲しいかった。そしてインディージョンズのように逃げて欲しかった。そう言えば失われた王宮まだ出てきませんね(笑)
Posted by さくぞう at 2009年06月13日 21:45
キャンプ場の横の壁に、いくつもルートがありました。
きっと、泊まった人が勝手にボルトを打ったに違いない...
他にもいろいろ登りました。
さくぞうさんなら、きっと一週間くらい楽しめますよ。
Posted by 惰性人 at 2009年06月13日 23:20
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