2010年09月27日

天国へ続くナメ〜大行沢・大東岳(1)

9/25 二口温泉〜裏コース〜梯子滝〜大行沢〜桶ノ沢避難小屋

"強敵"と書いて"とも"と読む、そして、"大行沢"と書いて"おおなめさわ"と読む...なんてことはどうでもよい。「天国に続くナメ」と称されるナメ沢、大行沢にゆく。

今回は出発をかなり迷った。昨日、小笠原近海にあった台風12号は今日の昼に三陸沖を通過する。宮城県には暴風波浪警報が発令され、空は帝都物語にでてくるような、おどろおどろしい雲で満ちている。こんな日に沢に行ってもいいのだろうか...


100925大東岳登山口 大東岳登山口は仙台市街から車で40分ほどのところの二口温泉にある。とてもアクセスが良く、仙台市民がうらやましい。今日のお目当ての大行沢もこの登山口のすぐそばを流れている。
登山口の駐車場はすでに先客でいっぱいだったので、近くのキャンプ場の駐車場に車をとめる。

100925大東岳裏コース 空は相変らず黒い雲に覆われて、今にもザーッときそう。大行沢の下部は深いゴルジュがあり、増水したら逃げ場がない。流されて台風時の無謀登山と言われるのは嫌だ。そこで、沢沿いの登山道「裏コース」で上流に遡り、適当なところで沢に下りることにした。
樹林の道は暗く、壊れた橋などあり重苦しい雰囲気だ。

100925大東岳雨滝

裏コースをずんずん行く。2万5千図の道と実際の道が違って、意に反して450m付近から550mの崖ぎわまで追い上げられる。沢がどんどん遠くなる...

ふと見上げると、目の前にサラサラと霧雨が降っていた。いや、「雨滝」だった。見上げるほどの垂直な岩壁の上から霧雨のように水が降ってくる。水のカーテンが風になびく。不思議な光景だ。ミニ100エンジェルフォール。


100925大東岳裏磐司

大行沢の反対側の岸にも黒々とした岩壁が続いている。裏磐司と言うらしい。私は絶壁に挟まれた地溝帯の中を歩いている。


100925大東岳京渕沢

なおもずんずん行くと、道は京渕沢を椅子滝の落ち口の上で横切る。沢からは立派な滝が見えるらしいが、ここからは上部がちょっと見えるだけだ。

いや〜、早いね〜、もうすぐ小屋に着いちゃうよ〜、と言ってハッと気付く。我々はハイキングに来たんじゃない、沢登に来たんだ。小屋に着いちゃったら意味がない!


100925大東岳大行沢入渓点

京渕沢の先のピョコを越えたところで、慌てて藪の中を沢へ下りる。


100925大東岳大行沢の釜の深い小滝

岩床沢の手前から入渓。思っていたより水量が多く、深い釜を持つ滝が連なる。この時期に釜にドボンしたくない。小滝が次々と現れる。その度に木につかまり、滑りやすい川岸からいちいち巻く。


次回に続く)

今回のコース





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posted by 惰性人 at 23:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | 山登り〜沢
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