温泉に行きたくなった。でも、ただ温泉に行くのはつまらないので、ついでにハイキングもできれば...と選んだのが、秋川のつるつる温泉だ。御岳山の神社にお参りして、山を越えて温泉に行けば充実した休日が過ごせるだろう。



ふもとの人里ではちょうど紅葉の盛りだ。崩れかけた物置のような小屋を覆う蔦も見事に色づいている。

登山口の楓も真っ赤だ。ここから動物進入防止のゲートをくぐり、登山道に入る。

始めは整備された人工林の中をひたすら登るが、670mくらいで尾根にのる。ここからは左が植林された針葉樹林、右側が広葉樹の雑木林になり、明るくてなだらかな道を行く。

厚く積もった落ち葉の上を歩く。ただ、さすがに御岳山の登山道だけあって、道は固く踏まれている。


なおも進み、御岳山への道標があちらこちらに現われると突然集落に出る。御岳山、武蔵御嶽神社の門前町だ。山道を登りきったところに、急に天上の街が出現したみたいで不思議な感じだ。ナムチェバザールを思い出した。
ここには多くの宿坊やみやげ物屋が軒を連ねる。このような茅葺の古民家もある。

地図で現在地を確認。武蔵御嶽神社の本殿に向かう。

途中に国の天然記念物、神代ケヤキがある。がっしりとした幹に枝を広げ、見上げるほどの大きなケヤキだ。言い伝えによればヤマトタケルノミコトの東征のときよりあるとのことだが、そうすると樹齢1000年以上。でも実際は1000年はないらしい。
(次回に続く)
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