2011年10月07日

長〜い、内蔵助谷〜剱岳(4)

9/25 剣御前小舎〜内蔵助山荘〜内蔵助平〜黒部ダム〜扇沢

前回の続き)

110925夜明けの剣御前小舎

夜明け。まだ日が明けやらぬうちに小屋を発つ。今日は下山だ。室堂に下りればすぐだが、アルペンルートは交通費が高い。そこで黒部ダムへ下山。足で稼ぐことにした。

秋の3000級の稜線は寒い。手袋、帽子と完全装備で出発。


110925別山からの朝日

小屋から真砂岳への縦走路は、稜線沿いに別山に登る道と、山頂を巻く道がある。日の出が見たいので別山を登り始めたが、どんどん明るくなる。あわててザラザラの斜面を駆け上り、息も絶え絶えに山頂に着いた時には、ちょうど日が出てしまったところだった。


110925朝日に染まる立山

立山の山々も赤く染まっている。


110925内蔵助山荘 朝の内蔵助山荘。ちょっと主稜線から外れているが、非常にロケーションのいいところに建っている。

110925内蔵助山荘の流しの氷小屋の水場には分厚い氷が張っている。

110925内蔵助カールの雪渓

内蔵助山荘から、崩れやすいザラザラの斜面を内蔵助カールに下りる。この雪渓は化石氷体と言って氷河の名残だ。まるでアンデスの砂漠の塩湖のような、日本離れした風景。


110925内蔵助カールのモレーン

内蔵助カールのモレーンの上を歩く。ここから内蔵助平まで長い下りが始まる。とりあえず、風も弱く、天気もよく、ルンルンと歩いてゆく。


110925内蔵助平への道のロープ ルンルン気分はどこかへ行ってしまった。稜線から内蔵助谷までおよそ1000mを一気に下る、とても急な下りだ。刈り払いは入っているものの、ところどころ藪っぽく、木の根に足を取られ、岩は苔でツルツルすべり、随所にロープが張ってある。このロープのすぐ左側はすっぱり切れ落ちた崖だ。滑って転んだら大変なことになる。

110925内蔵助平への道樹林帯 下れば下るほど藪っぽくなる。おまけにやたら蒸し暑い。今朝の寒さがうそのようだ。

110925内蔵助平への道クロマメノ木

藪は悪いことばかりではない。道の両側にはクロマメノ木(ブルーベリー)がわんさか生えている。ちょいちょいつまみながら、大きいのが甘いだのなんだの、クロマメノ木評論家になって下りる。


110925内蔵助平が見える

藪が途切れ眼下に内蔵助平が一望できる。内蔵助平ってどんなところだろう?

地図で見ると、3000m級の山々に挟まれた急峻な谷のそこに、そこだけ不釣合いなまっ平らな平野が広がっている。荒地の地図記号が書かれている。おそらく内蔵助谷と真砂沢の出合が、内蔵助カールからの厖大な土砂によって埋め尽くされてできたのだろう。不思議な場所だ。


110925内蔵助平への道雪渓

だいぶ下りてきたが、まだこんなに大きな雪渓があった。さすが世界有数の豪雪地帯。真ん中のあたりはかなり崩壊しているので、上流へ大回りして雪渓を横断する。横断しきってちょっと上がったところに、畳のような平らな岩があり、休憩にもってこい。


次回に続く)





このブログは引っ越しました。最新の記事はhttp://blog.geotrek.info/でどうぞ。


posted by 惰性人 at 22:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | 山登り〜縦走
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。