(前回の続き)

なだらかな尾根を塔ノ岳に向かう。ブナが丹沢山から塔ノ岳の尾根道が好きだ。

見晴らしのいい尾根道を白銀に輝く富士山、そして南アルプスの山々を右手にずっと眺めながら歩く。
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丹沢山と塔ノ岳の中間付近にある展望台からは、関東平野一円が見晴らせる。横浜や新宿はもちろん、写真では分かりにくいが、筑波山や房総丘陵の黒々とした山並みまで見ることができた。

主稜線はさすがに人が多い。御高年の団体さんがゆっくりと前を歩いている。それにくっついてゆっくり歩いてみる。このペースだと徐々に疲労が回復してくる。80%くらい回復したところで、抜かせてもらって先を急ぐ。それにしても太陽と青空がまぶしい。


秋より少ないが、それでも黒山の人だかりといった感じ。でも私のように半袖を着ている人は少ない(2人くらい)。ダウンを着ている人はたくさんいる。暑くないのか?それはそれとして、さすがに自転車の空気入れを持っているのは私くらいだろう...

いつものように人混みに圧倒され、早々に塔ノ岳山頂を後にする。海を見ながら階段を下りる。目指すはお隣、鍋割山。

花立をすぎると登山者は減ってくる。また快適なブナの林の尾根歩き。振り返れば冬木立の向こうにさっきまでいた塔ノ岳。

南に目を向ければ、眼下に青い海が広がる。いくつか島が見える。一番左は伊豆大島だ。その右隣は新島?ずいぶん遠くの島まで見えるんだな〜。

この尾根道でも富士山と一緒。

今日は行動食にスーパーで100円で買ったチョコチップクッキー、総カロリー630kcalしか食べていない。ずいぶん安上がりだ。

みんな、鍋割山荘名物、鍋焼きうどんを食べている。かなり待たないと食べられないようだ。今日はもうあまり時間がないので、断念して下山開始。

後沢乗越まで急な尾根を下る。大倉から塔ノ岳の馬鹿尾根はもはや遊歩道と化していて、なるべく避けたい。しかし、この尾根の登山道は森の雰囲気も良く楽しく歩ける。標高を下げるにつれて紅葉が戻ってきた。


始めは厚く落ち葉が積もった、紅葉した森を下ってゆく。なかなか良いが...





そして立派な白菜畑の横に出た。登山終了。あとは大倉からバスに乗って帰るだけだ。
参考
アプローチ:
小田急本厚木駅北口、道路を渡ったところにあるバス停から、神奈中バス厚20、21バスで三叉路下車
コースタイム:
三叉路7:39-7:45登山口-8:50高畑山9:00-10:25本間ノ頭10:38-11:51丹沢山12:08-12:58塔ノ岳13:08-13:58鍋割山14:15-16:00大倉
丹沢登山情報リンク:
丹沢に登ろう!・登山情報(NEVERまとめ)