2012年08月30日

瀑布・グトルフォスそしてハイランドへ〜アイスランド&グリーンランド(4)

8/5 レイキャビック〜グトルフォス〜ケルリンガール〜ゲイシール〜シンクヴェトリル〜レイキャビック

前回の続き)

窓を開けっぱなしにして寝ていた。ツアーのピックアップのバスの音で目が覚める。夜が明けつつあるようだ。時計を見ると...3時。もうひと眠りしたいところだが、外が明るくて寝付けない。この夜の短さに慣れることができるだろうか...


120805アイスランド、グリーンランドの旅・BSIバスターミナル 今日はアイスランド観光の定番、ゴールデンサークルにハイランドをプラスしたツアーに参加。イクラうに丼なみの豪華さ。ピックアップが5分遅れ、連れてこられたBSIの長距離バスターミナルでツアーバスが10分遅れる...アイスランド時間?
ターミナルは早起きのトレッカーやサイクリストで賑やかだ。

120805アイスランド、グリーンランドの旅・郊外の地熱発電所

10人以上乗れるバスに、我々2人とアメリカ人、アイルランド人、そしてドライバー兼ガイドを乗せてゆったりと出発。レイキャビック市街から1号線を東に進み郊外の荒野に出る。朝は晴れていたのにだんだん曇ってきて小雨も降ってきた。そして地面からも雲が、、、なんてことはない。これは地熱発電所の蒸気。アイスランドの電力はほぼ100%再生可能エネルギーで、そのうちの2割ちょっとが地熱発電。そしてそのタービンは日本製のものが多く使われている。と、ガイドさんの説明。




3、40分走っただろうか。丘を越えて長い下り坂になり、目の前の景色がひらける。すると、谷という谷から湯気が上がっている。すべて温泉だ。この先にある街はこの温水を利用して、アイスランド最大の野菜の生産地になっているそうだ。


坂を下ったところで左折し、1号線から離れ内陸に入る。途中、しょっちゅう落石ある崖の下に建つ家(理由を説明してくれたが英語が聞き取れなかった。)や、ガイドさんが冬に行くと言うサマーハウス(なぜ?)を車中から眺める。


120805アイスランド、グリーンランドの旅・小さな滝

小さな滝があるから寄って行こう。と言われてきた小さな滝。滝の横に魚道がつくってあった。これはわざわざ魚を放流している証拠。聞けばアイスランドではフィッシングはお金持ちのアウトドアスポーツとのことだ。(釣をするためのチケットがおそろしく高い。)



確かに落差はあまりないが、水量はすごい!


120805アイスランド、グリーンランドの旅・グトルフォスの滝

牧場が広がる平野をさらに川沿いに北上していくと、遠くに地面から空に沸き立つ湯気が見えた。また温泉か?と思ったらそれがアイスランドを代表する滝、グトルフォスの水しぶきだった。滝は地面に深く刻まれた渓谷の中にあるために、その渓谷に近寄らなければ見えず、遠くからは渓谷から吹き上がる水しぶきだけが見える。


120805アイスランド、グリーンランドの旅・グトルフォス、滝を見るシーグリーズル

滝に続く遊歩道の入り口には、この滝を開発から守った少女、シーグリーズルの像がある。1907年、この滝が電源開発のためイギリス資本に売却されたときに、少女は「その契約が履行されるならば滝に飛び込む」と言って開発をあきらめさせた。今やアイスランドを代表する観光地となった滝を少女の像は見守っている。


120805アイスランド、グリーンランドの旅・グトルフォス、滝に落ちるなよ

遊歩道で滝のすぐそばまで行ける。隣にいる人の声も聞こえない轟音、常に降りかかるしぶき。落ちたら二度と浮かんでこなさそうだ。


120805アイスランド、グリーンランドの旅・グトルフォス、激しい飛沫

遠くから湯気のように見えたしぶきがこれだ。大量の水が吹割の滝のように、狭い渓谷に雪崩落ちている。そのときにしぶきが垂直に吹き上がる。吹き上がったしぶきはまるで雨のように遊歩道に降り注いでいる。


120805アイスランド、グリーンランドの旅・グトルフォス、飛沫に濡れる

一年中二十四時間、止むことのないしぶきの雨に草木の露は乾くことがない。




滝の形は吹割の滝なんだけど、迫力は100倍。


120805アイスランド、グリーンランドの旅・グトルフォスのカフェ

渓谷から上がると草原が広がり、遊歩道がのびている。その奥には遠く地平線を漂う雲のように氷河が見える。ひと月早ければ草原には絨毯のように花が咲いていたのだろう、しかし8月の今は花ガラばかり...。草原の真ん中にポツリとカフェ&土産屋がある。今は朝早いので人はほとんどいない。しかし、午後には観光バスが何台もきて歩道もカフェも人でつまるそうだ。滝を一番最初にもってきてくれたガイドさんの粋なはからい。


120805アイスランド、グリーンランドの旅・大きなケルン

旅は続く。いったんゴールデンサークルを抜け、「The HIGHLAND」に向かう。ただのハイランド(高地)ではない、「THE」ハイランドだ。アイスランドの中央部は高原になっていて、そこに地球離れした景色が広がる。溶岩に覆われた大地、火星のような赤い砂と岩石の砂漠、地平線に帯のように見える氷河。かつては馬でしか横断できなかった。そして今でも道路は冬季は閉鎖され、地形が頻繁変わるために舗装されていない。そんな特別な場所だから「THE」なのだ。


ハイランドの入り口で巨大ケルンに石を積む。みんなそうしてるらしい。だからケルンのまわりは、きれいさっぱり石がなく、石を探すのが大変。


120805アイスランド、グリーンランドの旅・キタウル湖の水鳥

小石をまいたようなダートをガコガコと土煙を上げながらハイランドへ登ってゆく。舌をかみそうな揺れだが、ガイドさんはアイスランドの民話や伝説を途切れることなく語ってくれる。と、登りきった所に湖があった。車を道端に止め一休み。驚いた水鳥が一斉に飛び立つ。小さな草しか育たないハイランドでもしっかり生きている。


120805アイスランド、グリーンランドの旅・キタウル湖にうつる氷河

そして反対側の景色は、湖面に映るラング氷河。静かだ...。ちっちゃい虫が飛び回ってるけど...


次回に続く)





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