2007年08月05日

黒部の至宝、赤木沢・・・黒部川源流散策(2)

2日目 薬師峠〜太郎平〜薬師沢小屋〜赤木沢〜中俣乗越〜黒部五郎岳〜黒部五郎キャンプ場

前回の続き)

今日は赤木沢を遡行し黒部五郎岳へ至る長丁場だ。赤木沢は「日本で最も美しい沢」と言う人がいるくらい美しい(らしい)黒部川の至宝だ。


070805赤木沢に向けて太郎平を出発

サイト場を4時に出てガスの中をヘッドランプの光をたよりに歩いてきたが、天気は芳しくない。明るくなってきたかと思えば、急にザーッと降りだす不安定な天気。濡れて滑る木道が怖い。


070805薬師沢小屋 入渓点の薬師沢小屋に着くと雨がやみ、晴れ間が見えてきた。

070805黒部川本流

広い黒部本流に下りる。昨日までの雨でやや増水しているようだ。


070805黒部川本流の淵

う〜ん、増水しているぞ。胸までつかってなんとか淵を越えたり、越えられず高巻いたりとけっこう大変。


070805赤木沢出合

有名な赤木沢出合の滝とご対面。薬師沢小屋から2時間ほどで赤木沢出合に到着。水が多いし荷物も重く、少々手間取ってしまった。いよいよ赤木沢に入る。


070805赤木沢に入る。開けた明るい沢にやさしい滝が連続する

両岸が開けた明るい沢で滑滝が次々と現れる。釜に足を突っ込むと岩魚の影が走る。なんだかうきうきしてくるぞ。


070805赤木沢、花畑の高巻き

最初の2つの滑滝の後の滝を高巻く。高巻きは一般的な藪ではなく、高山植物が咲くお花畑なので高巻きそのものが楽しい。高巻きが楽しいなどと言ったら変人扱いされそうだ...


070805赤木沢源頭部

登るにつれて水量は徐々に減り、森林限界線を越え夏空をバックに黒部五郎に続く稜線も見えてくる。

沢を歩き、そして登れない滝は高巻き、登攀要素の全くない沢だがそれだけに沢の美しさに浸りきれる気がする。


070805赤木沢大滝

赤木沢最大2段30mの滝、その名も「大滝」。黒い岩壁から水が垂直に落下し水煙を上げている。迫力満点だ。

この滝は見るだけ。ちょっと戻った左岸のルンゼづたいにやや大きく高巻いて落ち口にでる。


070805赤木沢源頭 大滝上の二俣を左にとると水はますます少なくなり、やがて広々としたお花畑の真ん中に出る。道はない、人もいない、ただ白や黄色の花が風に揺れている。

070805赤木沢、雪田で遡行終了

雪田で遡行終了。お花畑の真ん中で靴を履き替えて、なるべく高山植物を踏まないように池塘のある花畑を登ってゆく。するとすぐに中俣乗越の登山道に出た。


070805黒部五郎岳 のんびり登ったこともあり、もう行動時間が10時間を越えている。かなりお疲れ。黒部五郎岳にギザギザにつけられた登山道に気分が重い。しかしこれから黒部五郎岳を越えて黒部五郎キャンプ場まで行かねばならぬ...

070805黒部五郎山頂 疲れたからもういいよ〜、と言う人たちを放っておいてダッシュかつフラフラしながら黒部五郎の山頂を往復。

070805黒部五郎カールへ下りる

もうすでに日の当たらないカールの底へ駆け下る。ここはいつ見てもすごい。大きな尾根に囲まれた広々としたカールと豊富な残雪、咲き乱れる花々。まるでニュージーランドかスイス(行ったことないけど...)のようだ。


070805黒部五郎カールのコバイケイソウ

カールのお花畑にはコバイケイソウの大群落があった。小屋までずーと広がっている。今年は開花の当たり年のようだ。

夕暮れどきにキャンプ場に到着し、速攻でテントを張る。行動時間は14時間ちょい。お疲れ様でした。


次回に続く)





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タグ:登山 沢登り
posted by 惰性人 at 00:00 | コメント(0) | トラックバック(1) | 山登り〜沢
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