2008年04月25日

悲劇の誕生〜ネパール・Island Peak(7)

7日目 Dewoche〜Dingboche(ディンボチェ、4350m)

それは唐突にやってきた。気分が悪かったので早めに床につきぐっすりと眠っていた。が、夜半を過ぎたところで突然、腹がキュッと痛くなりあわててテントから出てトイレに駆け込んだ。

下痢だった。

トイレから出るとすぐにまたトイレに行きたくなるといった調子で、この夜は朝まで10回ほどトイレとテントを往復した...

080425出発準備 すがすがしい朝だ。が、いつも少食のYさんと昨日の昼食を全部吐いてしまったSさん以外の日本人はみな下痢になっていた。現地人のコックまで下痢だった。悲劇だ。
私も気分は最悪。熱を計ったら37.9度ある。おまけに水のようなひどい下痢で常にお尻に力を込めていないと危ない。
でもいつものようにゾッキョに荷物をくくりつけて出発した。

080425橋 相変らず道は谷に沿ってついている。そしてしばしば橋で対岸に渡る。多くの橋が昨年の鉄砲水で落ちてしまったようで、新しい橋が多い。この橋も壊れた古い橋の上に新しく架けられたものだ。

080425標高4000mごえ

昨日からずっと針葉樹の森の中の道を歩いてきたが、4000mを超えると樹木がなくなり、低潅木と草ばかりになる。森林限界だ。ここからは北アルプスの森林限界線上のような礫やゴーロの台地が続く。

080425谷間 深い谷はまだまだ続く。そして源流にそびえる山々が大きくなってくる。
眺めはすばらしい。しかし、私のお腹は最悪だ。脂汗をかきながら、うつむきながら黙々と歩く。写真もほとんど撮っていない。

080425川を渡る ディンボチェの手前、Tsruo Ogのあたりでまた谷を渡る。ここまでくると谷はだいぶ浅く広くなり、渡るのにも苦労しない。

080425氷河 谷の右側に大きなガレが見える。ヒマラヤのガレ場は大きいな〜、などと思っていたが、これはガレではなくて、Ama Dablam(アマダブラム、6814m)から流れ出る氷河の一番端っこがちょこっと見えているのだった。

080425DINGBOCHE やっと今日の目的地、ディンボチェが見えてきた。荒涼とした大地に大きな街が広がっている。ジャガイモ畑の中にポツリポツリとロッジなどの建物が建っていて、面積はえらい広いが建物は少ない。でも衛星電話もあって立派。
ロッジに着くなりトイレに駆け込んだ。トイレはネパール式の手動水洗(手桶の水で手でお尻を洗う)できれいでよかった。熱が38.5度あって、ガイドさんによく歩けましたね、と感心された。と言うガイドさんも下痢である...






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posted by 惰性人 at 00:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | 山登り〜海外
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