2008年04月28日

エベレスト展望台カラパタール〜ネパール・Island Peak(10)

10日目 LOBUCHE(ロブチェ)〜Kalapatthar(カラパタール、5545m)〜LOBUCHE (→map)

長い間旅をしてきた気がする。でもまだ10日目で折り返し地点にもきていない。下痢はもう4日目。かなり体力の消耗が激しい。ただ、夜中に5,6回トイレに起きるのも慣れてきて、トイレから戻ればものの数秒でぐっすり眠れる。さらに今回は高度順化が順調で息苦しくて目が覚めることがなく、ぐっすり寝ても起きてから頭が重い程度で済んでいる。

090428ロブチェの朝

今日はエベレストの展望台Kalapattharの丘を往復する、およそ行動8時間の根性日だ。
目を覚まし、テントの外へ出てみれば、静寂の青い銀世界。寒いわけだ。

080428ロブチェを出発

うっすらと積もった雪を踏みしめて、早朝5時半に出発する。気温は-5℃だが、高所のため体の末端の血行が悪く、感覚的には-10℃くらいだ。指先が冷たい。

080428カラパタール 3時間ほどでカラパタール(Kalapatthar)の丘が間近に見えてきた。なんのことはない、Pumo Riの横っちょに付いている黒い岩屑だ。この丘を登るためだけにネパールに来る人も多いが、この貧相な姿にはがっかりさせられるに違いない。
日が出ると瞬く間に積もっていた雪が消えた。さっきまで寒かったのに日が当たると急に暑くなる。

080428カラパタール休憩 ゴラクシェプ(GORAK SHEP)のロッジの後ろが、カラパタールの登山口になっている。ほぼ平坦な氷河を歩いてきたが、高度と下痢のせいかとても疲れた。登山口で休憩。

080428カラパタールに登る なんか疲れがとれないが、丘に向かって登り始める。左手に黒っぽい岩屑の丘がだんだん大きくなる。

080428カラパタール頂上 休み休み、やっとのことで頂上に到着。最後300mの登りは下痢で衰弱した体にはきつい。麓から2時間もかかってしまった。もう少しでくじけるところだった...。その頂上は人であふれていた。本当の頂上は逆層ぎみのちょっとした岩場の先っぽにある。その狭い頂上を両手にストックをもった日本人3人が占領していた。岩場をストックで登るなんて危ないよ。山を知らない人がヒマラヤの山奥に来る時代なのだ。

080428カラパタールからエベレスト

カラパタールの丘はネパール側でエベレストを最も近くで、最も大きく見られるトレッキングポイントだ。エベレストはNuptseやLotseが邪魔をしてなかなか近くでは見にくい。
雪の付いた白いNuptseの左側に黒いエベレストが顔をのぞかせている。そしてその下にはエベレスト登頂の難所、セラック帯、その左側の氷河の屈曲点にはエベレストBCが見える。エベレストBCには色とりどりのテントが無数に見え、まるでGWの涸沢のようだ。

080428カラパタール展望

エベレストにとどまらず、山頂からの景色は360度まさにヒマラヤ!

080428下山 なんとか登頂を果たして足早に下山する。今日は朝から日差しが強く、日焼け止めを塗っているのに顔が痛い。サングラスをしているのに目が痛い。

080428雷鳥 我々の行動食のおこぼれをあずかりに、雷鳥の夫婦がやってきた。グエー、グエーとすごい声で鳴く。こんなガレしかない乾燥した高地で、たくましく生きている。

080428ゴラクシェプ ゴラクシェプのロッジ。クンブー氷河の最奥にあり、ここからカラパタールに登るのが楽だ。

080428ロブチェヘかえる

ロブチェヘの帰り道、荷物を満載したゾッキョ隊とすれ違った。エベレストBCへ向かうのだろう。BCでエベレスト登頂の期を伺う三浦さんに荷物を届けるのかな。

午後から風が出てきた。テントに戻ると中には砂ぼこりが積もっていた。テントの生地をすり抜けてたのだ。すべてがほこりだらけ。ほこりをまぬがれたのはシュラフの中だけ。ここだけは死守しなければ。気休めにテントの前に水をまく。すると水はほこりにはじかれ、水玉となって転がって行った...





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posted by 惰性人 at 00:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | 山登り〜海外
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