2008年05月01日

Island Peakベースキャンプ〜ネパール・Island Peak(13)

13日目 チュクン(CHUKHUNG)〜アイランド・ピークBC(Island Peak BC、5100m) (→map)

昨晩は今までで最高の星空を見た。明け方、東の山の稜線が青白くピカリと光り、それはみるみるうちに上に伸びて行った。何かと思えば、鎌のように細い月だった。

080501朝 ついに、と言うかやっと5月になった。

今日はIsland Peak BC(ベース・キャンプ)に入る。BCの標高は5000mを超え、これから5000m超で寝泊りするかと思うとちょっと緊張する。今までの経験からすると確実に頭が痛くなる高度だ。

080501ロッジ ベースキャンプまでは3時間ほどの道のりなので、朝はのんびりと8時出発。
ロッジの周りをうろうろする。窓には登山隊や旅行会社のステッカーが所狭しと貼られている。

080501アイランドピークへの道 目の前には独立峰アイランド・ピークの頂、そして、モレーンの荒野にぽつんとアイランド・ピークを示す道標。間違えようがない。

080501無名峰

天気はよくお腹の調子も久しぶりによい。快適だ。でもちょっとした登りでも息苦しい。さすが5000m近いだけのことはある。ヒマラヤひだを持つ6000mの無名峰もだいぶ近づいてきた。

080501アイランドピークBCへ ただひたすらアイランド・ピークを目指して進む。

080501イムジャ川

BCまでの道は6000m峰にはさまれた、氷河がつくった広い河原に沿ってすすむ。上高地を倍くらいにした感じだ。そこを多くの人が列をなして歩いている。BCには100パーティ以上入るとの噂もある。

080501河原 梓川から仰ぎ見る明神岳みたいだ...

080501ヌプツェ

風はやや強く、ヌプツェ(Nuptse,7864m)からは雲がたなびいている。おとといくらいから風が出てきて夕方にはガスが上がってくるようになった。この好天続きの状況も変わるのだろうか。ヌプツェの横に控えるIアイランド・ピークも大きくなってきた。近づくにつれてその形も変わってくる。

080501アイランドピークBCに向かうゾッキョの列

人が列をなして進めば、その荷物を運ぶゾッキョも列をなして進む。もうBCはすぐそこだが、ここでランチとした。いつもはランチをコックさんが作ってくれるが、今日はお弁当。なぜならBCから水場までは3時間もかかり、水が貴重だからだ。

この辺りの山は巨大な雪壁を持つものが多い。景色を眺めながらおにぎりとゆで卵、そしてデザートのりんごを頬張る。

080501IslandPeakBC 12時半にはBCに到着。100パーティはいないような気がするが、多くのパーティがいてテントを張る場所を探すのに苦労する。風が強く寒い、空気も薄い。そして何よりもゴミと糞だらけだ。紙くずからお菓子のビニール袋までいたるところにゴミが落ちている。動物だか人間だかわからない糞が岩陰にボトボト落ちている。イギリスの登山隊たちはシェルパにモーニング・ティーの習慣を教えたが、ゴミを持って帰るという習慣は教えなかったようだ。

080501砂塵嵐 午後には風がますます強くなり、舞い上がった砂ぼこりで山がかすんで見える。茶色い霧がかかったようだ。隙間という隙間に石英の細かい硬い砂ぼこりが入り込むためにうかつにカメラも取り出せない。

080501アイランドピークBC

砂ぼこりが激しく舞うなか、シェルパたちが今日も絶好のロケーションにテントを張ってくれた。しかし、すでにテント床には茶色く砂ぼこりが積もっている...。夕食も食事もほこりだらけのダイニングテントで食べた。空気の乾燥もひどいためのどが痛い。テルモス(魔法瓶)に砂糖を溶かした湯を作り、夜中に目が覚めたときに飲むようにした。

夜半には風はおさまったが、かわりにサラサラと雪がテントをたたいていた。





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posted by 惰性人 at 00:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | 山登り〜海外
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