2011年12月06日

静かな尾根〜丹沢・宮ヶ瀬から鍋割山(1)

12/4 本厚木〜三叉路〜丹沢山〜塔ノ岳〜鍋割山〜大倉〜渋沢

暑いときはまっぴら御免だが、涼しくなると丹沢に行きたくなる...。近いということもあるが、そのときの季節や天気、体のコンディションに合わせて、様々なコースが選べるのが魅力だ。

と言うことで、今回はきつくもなく緩くもなく、ちょっとマイナーで(途中まで)静かな山歩きが楽しめそうな、宮ヶ瀬から鍋割山を歩く。


夜明けやらぬ5時に家を出る。夏山の服装で行こうと思ったが、北風が強くフリースを着る。こんなときに限って自転車がパンクしていて、空気入れを持ってだましだまし自転車に乗る。以後、山では全く使わない自転車の空気入れを背負って山を歩く。人はこれを「無駄ボッカ」と呼ぶ...


111204丹沢・三叉路登山口 小田急線は長椅子に1,2人のハイカーが座っているほど、山密度が高かった。本厚木駅で下り、宮ヶ瀬行きのバスに乗ると、ご年配ハイカーでいっぱいだった。しかし、バスが宮ヶ瀬に近づくにつれハイカーは少なくなり、三叉路の登山口ではとうとう私ひとりになってしまった。
なんとなく薄暗いジメジメした登山口から入山。

111204丹沢・登山道の紅葉

怪しい登山口からすぐにふかふかの落ち葉の道になる。そして、尾根に出て見事に色づいた木々の道を歩く。


111204丹沢・赤い紅葉もきれい

天気は快晴。空は真っ青。紅葉は真っ赤。誰もいない。静かだ...。ちっ、ちっ、と鳥の声だけが聞こえる。


111204丹沢・冬枯れの山の苔

紅葉の木々から足元に視線を向ければ、そこでは冬枯れの中、緑の苔も頑張っている。


111204丹沢・高畑山分岐 本日最初のピーク、高畑山への分岐。右が山頂、左が山頂を巻く近道。左は険しいらしい...無性に惹かれる...でもせっかくなので山頂へ向かう。

111204丹沢・高畑山山頂 高畑山山頂到着。なんだかな〜、といった山頂。
朝の北風はすっかり止んで、汗だくになりフリースを脱いで半そでのTシャツになる。

111204丹沢・登山道の倒木処理

登山者は少ないが、道はしっかりと整備され、倒木もきちんと処理されている。


111203丹沢・高畑山尾根の北側 登山道は高畑山まで尾根の南側についていたが、高畑山から北側斜面を行く。すっかり紅葉は終わり完全に冬枯れの山。日が当たらず寒い。半袖Tシャツの私はとても寒い。激しく後悔するが、ザックを降ろすのが面倒なのでそのまま歩く。

111204丹沢・金冷やし 今までの穏やかな尾根道が一変、ロープやへつりがでてきて、細い岩尾根の上を行く。「金冷し」だ。この程度では「金」は冷えないが半袖の腕が冷える...。ここで今日初めての、第一登山者発見。

111204丹沢・いっぱい落ちている

これは何かな?いっぱい落ちている。


111204丹沢・宮ヶ瀬ダム、関東平野方面の展望

金冷しは細い尾根だけあって、展望もいい。今日の朝バスを下りた宮ヶ瀬ダムの湖畔が見える。その向こうには関東平野が広がる。


111204丹沢・苔むした倒木

本間ノ頭に向けて緩く長い、明るいブナ林の登りが始まる。丹沢らしい景色。そして苔むした倒木も裏丹沢らしい。


111204丹沢・トルコ石のような木の実

落ち葉の上の落し物。トルコ石のような木の実が点々と落ちていた。


111204丹沢・本間の頭 本間ノ頭。ここで後から来た山ボーイ風のファッションをした山おじさん?にぬかれた。むぅ、悔しい。でも昨晩は4時間しか寝ていないし、仕事の疲れが抜けていないので、どうも本調子がでない。のんびり写真を撮りながら適当に歩こう。

111204丹沢・緑の尾根

ピークへの登りは落葉した明るいブナの林だが、なぜか下りは葉を茂らせた青々とした木々の合間の道。冬枯れと緑の景色が交互にやってくる。植生に変化があって面白い。


111204丹沢・まぶしい空と海

海が見えてきた。冷たく澄んだ青空にキラキラした相模湾。どちらも目が痛いほどまぶしい。


111204丹沢・キノコがはえた木

おお、ブナの巨木に巨大なキノコが。理由は分からないけど、このブナは一生を終えつつあるんだね...。


111204丹沢・丹沢山へのブナの尾根

丹沢山に向けてひたすら単調に登る。木々の間から蛭ヶ岳や丹沢山が見える。この尾根道はずっとこんな林の中なので展望はイマイチ。でも今の時期ならそれもよし。


111204丹沢・丹沢山までもうすぐ 丹沢山まであと200m、もうすぐ山頂だ〜。ここまで10.8Kmも歩いて来たのか...。

111204丹沢・みやま山荘 着いた!丹沢山頂、みやま山荘。現在、11時57分。4時間12分かけて宮ヶ瀬から水平距離11km、高度差1000mを歩いて来た。ご苦労さん。もう今日の登りはほとんど終わった。

111204丹沢・丹沢山山頂から富士山

丹沢主稜線にでて初めて富士山とご対面。丹沢には何度も来ているが、こんなにきれいな富士山は初めて。山頂に腰を下ろしてゆっくり休憩。主稜線は寒いかと思ったが、風は弱く日差しは強いので半袖でも全然平気。日焼け止めを塗る。

雪は宝永火口の上あたりまでのようだ。さすがにスキーはまだ無理そうだ。



次回に続く)





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2011年12月08日

やっぱり塔ノ岳は大混雑〜丹沢・宮ヶ瀬から鍋割山(2)

12/4 本厚木〜三叉路〜丹沢山〜塔ノ岳〜鍋割山〜大倉〜渋沢

前回の続き)

111204丹沢・丹沢山から塔ノ岳へ

なだらかな尾根を塔ノ岳に向かう。ブナが丹沢山から塔ノ岳の尾根道が好きだ。


111204丹沢・富士山から南アルプス

見晴らしのいい尾根道を白銀に輝く富士山、そして南アルプスの山々を右手にずっと眺めながら歩く。


111204丹沢・関東平野の眺め
写真クリックで拡大

丹沢山と塔ノ岳の中間付近にある展望台からは、関東平野一円が見晴らせる。横浜や新宿はもちろん、写真では分かりにくいが、筑波山や房総丘陵の黒々とした山並みまで見ることができた。


111204丹沢・塔ノ岳は近い

主稜線はさすがに人が多い。御高年の団体さんがゆっくりと前を歩いている。それにくっついてゆっくり歩いてみる。このペースだと徐々に疲労が回復してくる。80%くらい回復したところで、抜かせてもらって先を急ぐ。それにしても太陽と青空がまぶしい。


111204丹沢・塔ノ岳の鹿 なぜかいつも同じところにいる鹿。まわりを囲んで写真を撮る登山者を無視して草を食んでいる。

111204丹沢・塔ノ岳山頂 あ〜、やっぱり塔ノ岳山頂はすごい人。
秋より少ないが、それでも黒山の人だかりといった感じ。でも私のように半袖を着ている人は少ない(2人くらい)。ダウンを着ている人はたくさんいる。暑くないのか?それはそれとして、さすがに自転車の空気入れを持っているのは私くらいだろう...

111204丹沢山・海を見ながら塔ノ岳を下る

いつものように人混みに圧倒され、早々に塔ノ岳山頂を後にする。海を見ながら階段を下りる。目指すはお隣、鍋割山。


111204丹沢・鍋割山に向かう途中で塔ノ岳を振り返る

花立をすぎると登山者は減ってくる。また快適なブナの林の尾根歩き。振り返れば冬木立の向こうにさっきまでいた塔ノ岳。


111204丹沢・はるか大島新島?

南に目を向ければ、眼下に青い海が広がる。いくつか島が見える。一番左は伊豆大島だ。その右隣は新島?ずいぶん遠くの島まで見えるんだな〜。


111204丹沢・鍋割山への尾根道

この尾根道でも富士山と一緒。


111204丹沢・鍋割山荘 今日、最後のピーク鍋割山到着。風もなく暖かい。腰を下ろしてゆっくり休む。
今日は行動食にスーパーで100円で買ったチョコチップクッキー、総カロリー630kcalしか食べていない。ずいぶん安上がりだ。

111204丹沢・鍋焼きうどんを食べる人々

みんな、鍋割山荘名物、鍋焼きうどんを食べている。かなり待たないと食べられないようだ。今日はもうあまり時間がないので、断念して下山開始。


111204丹沢・鍋割山から下山

後沢乗越まで急な尾根を下る。大倉から塔ノ岳の馬鹿尾根はもはや遊歩道と化していて、なるべく避けたい。しかし、この尾根の登山道は森の雰囲気も良く楽しく歩ける。標高を下げるにつれて紅葉が戻ってきた。


111204丹沢・後沢乗越 後沢乗越で尾根から離れ、沢に沿って下山する。前回はここから稜線伝いに寄に下りたが、今回は未知のルートを行く。なんか「渡渉に注意」の看板が立っている。

111204丹沢・後沢乗越から下山

始めは厚く落ち葉が積もった、紅葉した森を下ってゆく。なかなか良いが...


111204丹沢・渡渉点? 渡渉とはこれだろうか?水深10cmくらい。

111204丹沢・林道にでた あれ、もう林道に出ちゃった。なんだ、つまらないな〜。

111204丹沢・巨大堰堤 巨大堰堤あらわる。この道は「林道」、「杉の植林」、「堰堤」と私が山で出遭いたくない3大人工物がすべてそろっている。その上1時間くらい歩く。寄に下りるほうがずっといいや。そう言えば、小草平ノ沢や勘七沢を登ったときに、この林道を歩いたはずだが嫌な道なのですっかり忘れていた。

111204丹沢・大倉へ 大倉が近くなったところで、いったん林道を離れて森の中に入る。

111204丹沢・白菜畑のわきにでた

そして立派な白菜畑の横に出た。登山終了。あとは大倉からバスに乗って帰るだけだ。


参考

アプローチ:
小田急本厚木駅北口、道路を渡ったところにあるバス停から、神奈中バス厚20、21バスで三叉路下車

コースタイム:
三叉路7:39-7:45登山口-8:50高畑山9:00-10:25本間ノ頭10:38-11:51丹沢山12:08-12:58塔ノ岳13:08-13:58鍋割山14:15-16:00大倉

丹沢登山情報リンク:
丹沢に登ろう!・登山情報(NEVERまとめ)




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2012年01月08日

ちょっくら登って来ました〜雲取山

1/7 鴨沢〜雲取山〜七ツ石山〜鴨沢

連休は冬山縦走...と行きたいところだが、ちょっと用事があってできない。でも山に登りたい。そこで空いている一日を使って東京都最高峰、雲取山を往復してきた。


まだ薄暗いうちに家を出て、山手線の始発に乗りさらに中央線の始発に乗り換える。車内は夜通し遊んでまだ元気が有り余っている人でいっぱいだ。何よりも寝ることが好きな私にはまねできない。逆に秋と違ってハイカーの姿はあまり見かけず、奥多摩に向かう青梅線もガラガラだ。


120107雲取山・登山口のある鴨沢

7:17に奥多摩駅到着。しかし、登山口のある鴨沢に向かうバスの発車時刻まで一時間以上ある。そこで、小管行きのバスに乗り、途中の深山橋で下りる。ここから20分歩いてやっと鴨沢に到着。風は全くないが、寒気で耳と鼻がジンジンする。


120107雲取山・登山口 鴨沢のバス停から道標に導かれ、民家の脇を通り山道に入る。が、すぐに道路に出てしまう。そこから100m程進むとと登山口がある。

120107雲取山・登山口の雪 日が高くなるに従って、秋山のようにポカポカしてきた。道端にはほんの少しだけ雪が残っている。

120107雲取山・登り尾根登山道

鴨沢から七ツ石山に至る登山道は、緩やかな登り尾根の山腹をトラバースしている。しばらくは急登がなく、遊歩道のように整備されていてとても歩きやすい。が、逆に変化に乏しく、ひたすらダラダラと歩き続けなければならない...。道は明るい広葉樹の森と暗い植林の森を交互に横切っていく。

一本の木がゆれていた。何かと思えば一匹のリスが根元からてっぺんに向かって、駆け上っていた。また別の木がゆれていた。リスかと思えばサルだった。気が付けばサルの群れに囲まれていた...動物もたくさん、豊かな自然だ。


120107雲取山・登り尾根七ツ石小屋下からの富士山

登山道が尾根を越え、左側の斜面に出ると、突然富士山が視界に入ってくる。真っ白で美しい。ここは風がほとんどないが、季節風が強く吹いているのだろう。富士山頂から長く雲がなびいている。


だんだんと斜度が増し、山登りの実感がわいてくるころ、道は七ツ石山を巻いて石尾根に至る道と、七ツ石小屋に至る道に分かれる。七ツ石を巻く道をとろうと思ったが、道標には落石危険との文字が...。ゆっくり考えようと、ザックを置いて今日はじめての休憩を取る。休憩している間にも、巻き道のほうではガラガラと落石の音が聞こえる...ザックを背負い、七ツ石小屋への道を行く。


120107雲取山・登り尾根七ツ石小屋 七ツ石小屋。富士山の展望が良いらしい。冷たい生ビールの看板も...さすがに飲む気にはなれないな。

120107雲取山・登り尾根七ツ石小屋の水場

七ツ石小屋からわずかに登ると沢を横切る。ここが水場になっている。氷点下の気温でも水は氷のオブジェの間をちょろちょろと流れていた。


120107雲取山・石尾根へのトラバース道 水場から七ツ石山をトラバースする左の道を行く。日影での積雪はこのくらい。アイゼンは不要だがうっかりすると滑る。

120107雲取山・石尾根に出た

石尾根に出た。本当にこの尾根は展望もよく、広々して気持ちのよいところだ。尾根をぬける風が冷たく、そしてちょっと強い。しかたなく、かぶりたくないニット帽をかぶる。なぜかぶりたくないか?それは一度かぶると風呂に入るまで二度と脱げないからだ。誰か髪の毛がグジャグジャにならないニット帽のかぶり方を教えてください...


120107雲取山・南アルプスの展望

南アルプスのほぼ全山が見えている。仲間が今ごろ甲斐駒ヶ岳を登っている。いいな〜、都合がつけば一緒に行きたかったな〜。まあ、でも、こうやって青空を背景に美しい山並みを眺めるのも一興。


120107雲取山・五十人平ヘリポート

土俵と富士山...いえ、五十人平のヘリポートです。奥多摩小屋の手前にあるこのヘリポートは、私が山で見た中で一番巨大だ。


120107雲取山・雲取山山頂が見えてきた

なんだかんだするうちに、ついに雲取山山頂が見えてきた。避難小屋が目印。でも、なんどみても思うのだが、石尾根からの雲取山ってかっこ悪い...


120107雲取山・雲取山山頂

11:53に山頂到着。登山口から3時間8分かかった。時間を意識して歩いていたわけではないが、この8分が気になる...。山頂にいたのは3人ほど。青い空に白い富士山と南アルプス、そして緑の奥秩父の山並み。反対側に目を向ければ関東平野が広がる。そこにいた人々がスカイツリーが見えると言っているが私の視力では無理。今日、2回目の休憩をゆっくり取る。生姜湯を飲みながらミニヨモギあんぱんを食べていたら、体がホカホカしてきた。


120107雲取山・雲取山頂上避難小屋 山頂にある雲取山頂上避難小屋はきれいで、ロケーションもよくとても人気のある無人小屋だ。

120107雲取山・石尾根全景

さて、下りにかかる。基本的に来た道を戻るのみ。山頂からは下りて行く石尾根を見通すことができる。右端にこれから行く七ツ石山が見える。今日はそこから鴨沢に下山してしまうが、石尾根自体は向きを左に変え、左に写っている鷹ノ巣山へと続く。そしてそこからまた向きを右に変え、奥多摩駅へ高度を下げてゆく。


120107雲取山・青空と枝

ふと見上げると白い枝と青い空。


120107雲取山・七ツ石山 七ツ石山が近づいてきた。こうして見るとなかなかかっこ悪い。でも展望のすばらしいいい山だよ。

120107雲取山・七ツ石山山頂 七ツ石山山頂到着。小休止してバスの時間を調べる。急げば予定より一本前に乗れそうだ。ついでに雲取山山頂は圏外だったので、ここでつぶやく。
三角点が傾いていて、カメラを斜めにしたような写真だが、斜めになっているのは地面。

120107雲取山・登り尾根を下山

登ってきた道をひたすら下る。やっぱりこの道は変化がないのでツライ...もう、修行だと思ってひたすら早足で下る。


120107雲取山・登り尾根落ち葉の斜面

落葉樹の森は深い落ち葉に覆われている。なんだかスキーで下りて行けそうな気がする。


七ツ石山から1時間ほどで鴨沢のバス停に下りてきた。バス停の手前で、向こうからバスが走ってくるのが見えたので、最後は猛ダッシュだった。息も絶え絶えに、予定より一本早いバスに乗って奥多摩駅に向かった。


120107雲取山・玉翠荘最後に急いだのは、のんびりと温泉に入りたかったから。人数が多いときにはもえぎの湯に入るが、一人二人のときには、ここ玉翠荘。洗い場が4つしかない小さな浴場だが、今の時間なら貸切だ。静かでのんびりと湯に浸かることができる。ご主人と女将さんも、なんだかほんわかとした方だ。

出たり入ったり1時間ほど温泉を堪能した後、駅のそばのスーパーで奥多摩の地酒、澤乃井を買って、列車の人となる。


参考

アプローチ(休日):

始発の中央線に乗ると途中乗り換えて、7時17分に奥多摩駅に到着する。鴨沢行きのバスは8時35分までないので、7時25分発小管行きに乗り、深山橋で下りて鴨沢まで20分歩く。
帰りのバスも少ないので、時刻表をコピーして持っていくのが確実だろう。時刻表は西東京バスのホームページにある。

温泉:

もえぎの湯が有名だが、個人的には奥多摩駅から見てもえぎの湯の手前にある、玉翠荘が好き。

コースタイム:

鴨沢バス停8:15-8:40登山口-10:09七ツ石小屋下の分岐10:19-11:53雲取山山頂12:20-13:06七ツ石山山頂13:16-14:31鴨沢バス停




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2012年03月01日

縦走のはずが...〜檜洞丸

2/26 新松田〜西丹沢自然教室〜檜洞丸〜金山谷乗越〜檜洞丸〜石棚山〜箒沢〜新松田

先週の日曜日に檜洞丸から蛭ヶ岳、塔ノ岳と日帰り縦走をするつもりだったが、忘れ物をして電車に乗り遅れ中止にしてしまった。それで、今日はそのリベンジ!


120226新松田駅 天気予報は曇り時々晴れとまずまずの天気、のはずが...新松田で列車を下りると雨が降っていた。もちろん丹沢の山々は雲に覆われて見えない...帰りたくなってきた。

120226西丹沢自然教室 新松田発7:20の始発のバスは、若干遅れて8:40に西丹沢自然教室に到着。塔ノ岳までの縦走は時間との勝負だが、いつもこのバスは遅れる。
ここで山行計画書を提出しアドバイスを受ける。ここ2,3日気温が高く、雪が柔らかくなっているため、かなりもぐるそうだ。

120226桧洞丸登山口 自然教室からちょっと行くと檜洞丸登山口。新松田では小雨だったが、ここでは小雪に変わっている。しかし、このあたりには積雪は全くない。

120226桧洞丸登山道前半 しばらくは、ほぼ水平な尾根のトラバース道が続く。道はきちんと整備されている。

120226ゴーラ沢出合い いったん下り、ゴーラ沢出合で沢を渡る。雪が強くなりおまけにガスまで出てきて、ますます帰りたくなる...

120226ゴーラ沢出合の先から雪があった

ゴーラ沢を渡ると、改めて尾根に取り付き急登が始まる。登りだすと暑い。上半身はヒートテック、フリース、冬山用のジャケットの3枚なのだが、汗だくになるほど暑い。冬山と言っても丹沢は気温が高いので、ジャケットじゃなくてユニクロのパーカーで良かったかも。

だんだんと地面が雪に覆われてきた。木の根が粉砂糖をまぶしたお菓子に見える。


120226檜洞丸登山道展望台

歩き始めて1時間、展望台で一休み。晴れていれば正面に富士山が見える。しかし、今は完全に雪とガス。雪の降る音と鳥の鳴き声だけが聞こえる。


120226檜洞丸山霧氷

霧氷に覆われた木の枝。やっぱり砂糖菓子に見える。


120226檜洞丸山頂直下のブナ林

私の大好きな檜洞丸の山頂直下のブナ林。新緑の季節には一面、ブナの葉を通った緑の光に包まれる。そのブナ林も今は静かに眠りについている。


120226雪の檜洞丸山頂

2時間ほどで檜洞丸山頂到着。こんな天気でも2,3人の登山者がいた。みんな頑張るな。

ちょっと急いで登って来たので暑い。でも休んでいると寒い。手袋を冬山用に替える。スパッツもつける、軽アイゼンもつける。が、スパッツのチャックの調子が悪くてなかなかつけられない。スパッツ1つつけるのに15分もかかってしまった。やばし。


120226金山乗越へのルート 檜洞丸から蛭ヶ岳へのルートは最初はいくつかトレースがあったので、それに乗っかって進む。トレースをはずすとズボッ!と脛までもぐる。が、なぜか尾根が広くなったところですべてのトレースが引き返している。何してるんだ?この人たちは? しかたない、視界もないし、コンパスを切ってルートを探しながら進む。

雪が少なくなって木の根が雪から露出しているところで、アイゼンを引っ掛ける。見てみると、なんとアイゼンが外れそうになっている。でもかかとの金具が靴に変な風にがっちりと食いついていて外れない。直してもすぐに変な食いつき状態になる。この軽アイゼンと靴は初めて合わせてみたので、ちゃんと合っていないようだ。工具があればすぐに治せるが、持ってくるのを忘れた...。騙し騙し歩いてみるが、そうするとペースが落ちて、とても予定の時間に蛭ヶ岳に到着できそうもない。こんなところでビバーグしたくない...。金山谷乗越まで粘ってみたが、やっぱりダメなのであきらめた。残念。今日は単独行でよかった、アイゼンの調整ミスで敗退なんてみっともなくて。


120226アルコールバーナー1 20分くらいでズボズボと駆け下りたルートを1時間かけて登り返す。ああ、しんど。
本日2回目の檜洞丸山頂。時間があるので遊ぶ。
これはなんでしょう?

120226檜洞丸山頂のアルコールバーナー 自作風防五徳レスアルコール・ストーブ(製作記「ゴトクレス・アルコールストーブ改良」)でした。火をつける。うわっち!炎が全然見えないので手をあぶってしまった。火が着いているのか見ても分からないが、お湯が沸いているのでよし。こんな状況でもストーブはめちゃくちゃ熱くなる。冷ましてしまうのに時間がかかる。

120226石棚山への分岐 気を取り直して下山開始。下山は石棚山経由で箒沢に下りる。

120226テシロノ頭のブナ林

石棚山までは穏やかな尾根で、ここもブナ林が美しい。でも風が強くて寒い。先を急ぐ。


120226苔に霧氷

苔も風雪に耐えている。


120226石棚山付近の階段

石棚山の先の箒沢への分岐までは、このような階段が多く歩きやすい。しかし、分岐から先はうんざりするほど急な下りが続く。おまけに雪と泥が混じって滑る滑る。木の根も多く、これまた滑る上につまずきやすい。


120226ヤブ沢の頭を越えると常緑樹の森

ヤブ沢ノ頭を越えると、緑濃き常緑樹の森になる。季節が一気に変わったかのようだ。標高も下がったので暑い。また汗だくになる。ジャケットを脱ぎたいのだが、先ほどから雪が雨に変わっている...最悪。


120226板小屋沢出合 板小屋沢に下りるとゴールは近い。ここからは沢の河岸につけられた、崩れかけた道を行く。かなりボロボロと崩れているが、危ないところにはちゃんとロープが張ってある。

120226板小屋沢堰堤越え 名付けて堰堤四段越え。それにしても苔がきれい。

120226箒沢公園橋 ゴール!この箒沢公園橋を渡るとすぐ箒沢のバス停。橋はいいんだけど、「年金積立金還元融資」ってなんだよ。年金が危ないって言っているのに、こんな立派な橋なんて作る余裕があったのかな〜。
橋を渡って、バスは...行ったばかり。行動食を食べながら40分ほど待って無事にバスに乗る。

参考

丹沢登山情報リンク
丹沢に登ろう!・登山情報(NEVERまとめ)



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2012年04月12日

天気は爽快、足取りも軽い〜塔ノ岳からシダンゴ山(1)

4/7 渋沢〜大倉〜塔ノ岳〜鍋割山〜檜岳〜シダンゴ山〜寄

特に用事のない週末。こんなときはトレーニングがてら丹沢を歩くにかぎる。12時間くらいのコースを8時間で歩こうかな。明るくなり始める午前5時前、快晴の空を確認して家を出た。風もなくそれほど寒くもなく、いい1日になりそうだ。

小田急線の車内にはハイカーが多かった。2月には同じ小田急線でもほとんど見かけなかったが、春になって戻ってきたようだ。関係ないけど、私の前の座席に座っている、なが〜い付けまつ毛をした女の子が、薄目を開けたまま寝ている。白目で睨まれているようでとても怖い...


120407丹沢・朝の大倉 渋沢駅から大倉に向かうバスは超満員。バスから下りると汗をかいていた。今日はなんだか暑いぞ。
大倉で登山届けを出して、7:08に登山開始!

120407丹沢・菫

東京の桜はほぼ満開だが、ここではまだちらほら。それよりもスミレなどの春の野草がちょうど見ごろ。


120407丹沢・塔ノ岳へ 天気は爽快、足取りも軽い。大勢のハイカーをワッシワッシと追い抜いて、ずんずん進む。大倉から塔ノ岳に至る尾根道は、登山道というより整備された遊歩道なので、思わずスピードがでてしまう。

120407丹沢・塔ノ岳へ2 こんな坂もワッシワッシと登って行く。道がいいのでペース配分だけに気をつける。見るものもあまりないし。途中、追い抜いた人に「山頂までどれくらいですか?」と聞かれたので、「2時間です」と答えたらえらい驚いていた。でも私の前を歩いていた人は、もっと速くてもう見えなくなってしまったよ。

120407丹沢・やっと富士山が見えた

700mくらいで左手に富士山が見えてくる。今日は空が特にきれいだ。富士山も真っ白だ。また滑りに行きたいな〜。


120407丹沢・堀山ノ家で休憩 堀山ノ家で最初の休憩。暑い、猛烈に暑い。天気はいいし、風は全くない。上着を脱いでTシャツになる。ダウンを着ている人がいるがどういうことだ?

120407丹沢・霜柱、それなりに寒い

地面を見れば一面の霜柱。温度計を見たら5℃。おかしいのはダウンを着ている人ではなくて、私だった...


120407丹沢・花立山荘直下から大平洋

花立山荘が近づくと、木々が薄くなって(酸性雨で枯れた?)見晴らしがよくなり、太平洋が一望できる。


120407丹沢・花立山荘

お約束の富士山と花立山荘のツーショット。


120407丹沢・塔ノ岳は間近

金冷シ手前のピョコに出た。目の前に塔ノ岳山頂が見える。もうすぐそこだ。


120407丹沢・人が少ない塔ノ岳山頂 時計を見つつペースを押さえて、大倉からちょうど2時間(正確には1時間59分)で塔ノ岳山頂到着。前回来たときには、最後あせってダッシュして2時間だった。日頃のトレの成果がでているな。
それにしても人が少ない。こんな静かな塔ノ岳は初めてだ。

120407丹沢・塔ノ岳山頂、富士山と鹿

おなじみの鹿が、ずうずうしいくらいにゆったり草を食んでいる。


120407丹沢・塔ノ岳山頂パノラマ
(写真クリックで拡大)

山頂のパノラマ。ほぼ快晴。でもだんだん富士山に雲がかかってきた。

行動食を食べ、「塔ノ岳なう」とつぶやき、次の目的地、鍋割山に向けて腰を上げる。

120407丹沢・塔ノ岳から鍋割山はブナ

何度も言うけど、私は塔ノ岳から鍋割山に至る稜線のブナの林が大好きだ。


120407丹沢・鍋割山に行く途中の大平洋

そして、ここから見る太平洋もいい。今日はちょっとモヤがかかっていて、かすかに真鶴は見えているが、残念ながら大島は見えない。


120407丹沢・撮影スポットから蛭ヶ岳

鍋割山直下にある定番の撮影ポイントからの蛭ヶ岳。


120407丹沢・鍋割山荘 鍋割山荘に到着。いつものように鍋焼きうどんを食べている人がいっぱいいる。私はまだ食べたことがない。今日もまだ先が長いので、うどんは食べずに行動食をちょっとかじって出発する。うどんを食べる日が来るのだろうか...

120407丹沢・雨山峠へ 鍋割山から雨山峠へ続く縦走路に入る。ここからは私にとって未知の世界。ここからが今日の本番。道標が「急峻でヤセ尾根や鎖場などが多く、経験者向きの登山道です。無理をしないで引き返す勇気が必要です。」とおどかしてくれる。

次回に続く)



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