2009年11月03日

お土産買って、ご馳走食べて、〜台湾・台北(5)

5日目 台北駅〜台湾国際空港〜成田

091103朝の台北 今日は台湾最終日。お土産を買って日本へ帰る。
チェックアウトした後、散歩がてら台北駅まで歩いてゆく。

091103台湾高速鉄道の切符 同行者のたっての希望で、台湾高速鉄道、いわゆる台湾新幹線の写真を撮りに行く。
入場券はないか聞いたところ、ないから隣の板橋まで買ってくれと言われた。これがその切符。

091103台湾高速鉄道 これが台湾高速鉄道。鉄道システムは各国の高速鉄道のまぜこぜだが、車両は日本の700系新幹線をベースにしている。

091103台湾高速鉄道グリーン車 そしてグリーン車。快適そうだ。高速鉄道には乗りたいとは思っているが、乗ったことはない。在来線との接続が極めて悪いので、使いにくいのだ。
一通り写真を撮って、自動改札から外に出ようとしたらゲートが閉まった。駅員に写真を撮ってきた、と言ったら柵を開けて出してくれて、切符に判を押して、切符をくれた。

091103市場 台北駅周辺をぶらぶらして土産を買う。
途中、武昌街に通じるビルの谷間の小道沿いの市場を通った。いつもはここで昼食をして日本に帰るのだが、今日は見るだけ。

091103お茶屋 いつものようにディスプレイで大黒様が笑っている、峰圃茶荘でお茶を買う。
ここのご主人は日本語がぺらぺらで、説明しながらいいお茶を試飲させてくれる。いいお茶は香りが甘い。いちどこの香りをかぐごとに、寿命が30秒延びるそうだ。確かに、ご主人は初めて会ったときから歳をとっていないように見える...

091103寧波料理 昼食は寧波料理。またご馳走。
寧波料理は初めてだが、独特の素材に独特の味付けで興味深い。写真は蛙の唐揚げ。小さな鰻の和え物や、分厚く切られたクラゲもうまい。クラゲはなぜか小魚の唐揚げと一緒にでてきた。

店の名前を忘れた。峰圃茶荘から重慶南路を南にちょっと下ったところにある。

091103国光客運バスターミナル 空港行きのリムジンバスに乗るため、台北駅横の国光客運バスターミナルへ。明るくこぎれいになっていた。以前は、さびれた遊園地の観覧車乗り場みたいだったのに。

091103台北空港 ゆとりを持って空港に到着。空港もきれいになってる?ここのところ、ギリギリに空港に入って、ダッシュで搭乗していたので、いつきれいになったか不明。昔は病院の待合室みたいだった。

091103ディナー 機内食のディナー。やわらか麺みたいなパスタがまずい。ここ2日間は贅沢な食事が続いたので、ギャップが大きい。

それにしても、良く食べ、良く歩き、良く楽しんだ旅行だった。





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2009年12月25日

北へ...〜中国・東北、漠河の旅(1)

さて、これから北に向けて旅立つ。


目的地は中国人の知り合いにも、

「知らない。どこそこ?」

と言われた中国黒龍江省・漠河。


ロシアに隣接する中華人民共和国の最北の地だ。モンゴルのさらに北、北緯53度を越え、冬の平均気温はおよそ-30℃。運がよければオーロラが見えると言う...


防寒着で荷物がパンパンだ。

温度計を持っていこうと思ったが、手元の温度計は-30℃までしか目盛りがない...


きっと、すご〜〜〜くx10くらい寒いに違いない。

報告は年明けに。みなさん、良いお年を。



今回のコース


(次回へ続く)


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2010年01月03日

アップグレード!〜中国・東北、漠河の旅(2)

12月25日 成田空港〜北京国際空港〜北京駅

(前回の続き)

091225成田空港 旅はいつもここから始まる。成田空港の出発ゲート。

金曜日だが空港には人が多い。特に親子連れが目に付く。冬休みに親子で海外旅行か〜、いいねぇ。
今回は中国の最北端を目指すので、ザックがいつもより一回り大きく、それも防寒着がぎっしりつまり重い。機内持ち込みできるか不安だったが、あっけなくOKだった。

091225洋食 JL789北京行き。搭乗は予定通り行われたものの、離陸はおよそ1時間遅れて7時過ぎ。腹減った〜。

これが待ちに待った夕食。
牛ヒレ肉のステーキ、松の実風味マディラソース添え。
ワインもうまい。

そう、ここはビジネスクラス!座席調整のためにエコノミーからビジネスにアップグレードされた。こいつは幸先いいぞ!

搭乗の時にエコノミー席に向かうおじさんが、ぼそりと、

「いいよな〜。」

とつぶやいた。うん、うん、痛いほどその気持ちはわかる。


091225和食 こちらは和食。

座席調整だけされて、夕食はエコノミーだったらどうしようかと思ったが杞憂だった。
分不相応な快適な空の旅を満喫。

091225北京国際空港

渤海に浮かぶ船の明かりを眼下に眺め、北京の気温-11℃とのアナウンスを聞く。そして、1時間遅れで北京国際空港に到着。勝手知ったる空港なので、サクサクと手続きをして無事入国する。


数ヶ国語で書かれた中国来訪を歓迎する旗が、天井から下がっている。確か成田は英、韓、中、台だけじゃなかったかな。日本も見習うべし。


快速に乗って北京市街に向かう。東直門駅で降りて、地下鉄に乗り換えようとするが、改札で駅員らしいおばさんが大声で乗客を追っ払っていた。どうも地下鉄が動いていないようだ。いきなり-11℃の戸外に追っ払われた。


駅前の終バスは23時になっている。今は23時06分。くそ〜、飛行機が遅れたせいだ〜!とわめいていたら、バスがやってきた。バスに飛び乗り北京駅に向かう。


091225北京駅

煌々と照らされた北京の大通りを、バスは急発進と急停車を繰り返す。停車するたびに、かろうじて席が埋まるくらいいた乗客もだんだん少なくなる。そして数分後、北京駅前到着。すぐに駅のそばのホテルにチェックイン。落ち着く間もなく、明日の切符を買うために北京駅に戻る。


もう少しで12時になろうかというのに、駅前は大勢の人がうろうろしている。皆、白い息を吐いている。寒かろう。何しているんだろう?


まず、外国人向け切符売り場に向かうが、もう終わりだと追い出される。しかたがないので、人民向け切符売り場の列にならぶ。が、ちょうど12時になった瞬間、窓口のシャッターがバシャっと閉められてしまった。おいおい、どうするんだよう...行き場を失った人民達も大騒ぎしながら、明かりのついている窓口へならぶ。が、人が並ぶと、またシャッターがバシャ...。

これを2、3回繰り返して右往左往したあげく、ついにシャッターが閉められない窓口に遭遇。列車番号を書いた紙を販売員に渡して、無事に切符を買うことができた。


すっかり手と耳が冷たくなった。明日の朝は早い。ホテルに戻りシャワーを浴びて、さっさと寝る。


次回に続く)


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2010年01月04日

出発、鉄路2200キロ〜中国・東北、漠河の旅(3)

12月26日 北京〜長春

(前回の続き)

091226北京ホテル 朝6時。朝食をとらずにホテルを出る。晴れているようだが、空はまだ夜のように暗く、空気も冷たい。

北京駅を始点として旅するときには、この北京中安賓館を利用する。北京駅まで徒歩5分の好立地で、清潔で値段も手ごろだ。

091226北京朝食 朝食は駅の横の食堂。牛肉麺と青菜の炒め物。しめて11元(約165円)。中国の食堂は注文すると、暖かいものがすぐに出てくるのがいい。

091226北京駅コンコース

昨日買った切符を握り締め、荷物をX線検査に通し駅に入る。たくさんの人が足早に歩き、荷物をひくガラガラという音がうるさいくらいだ。


1階の電光掲示板で我々が乗る列車の待合室を調べる。中国では直接ホームに入らずまず待合室で待ち、列車がホームに入線してから改札が始まる。

ちなみに2階にはマックあり。


091226北京駅ホーム

中国語と英語のアナウンスがあり、改札が始まる。改札は人でごった返し、押し出されるように改札を通り、列車の待つ2番ホームに流されてゆく。


夜明け前の薄暗いホームには2本の列車が停まっていた。


091226北京駅ホームの電光掲示板 右の列車がハルピンへ向かうD25。左の列車がD25から5分遅れて出発する、我らが長春行きのD21。
いずれも超特急、和諧号だ。

091226和階号

和諧号は海外の技術を導入して作られた高速鉄道で、これはそのなかでも、フランスのアルストム社によるCRH5型。和諧号には日本の新幹線の技術を導入したCRH2型などもある。


列車は定刻7:20に音もなくすべるように動き出した。いよいよ、北京から長春、ハルピンを経由して中国最北端、漠河へ向かう、鉄路2200キロの旅へ出発だ!


091226和諧号のトイレ 和諧号のトイレ。さすがにきれいに掃除してある。
トイレットペーパー・ホルダーはあるが、やっぱり紙はない。

091226車窓から北京郊外 日が昇り、景色が良く見えるようになった。どこまでも続く平原、遠くに葉を落とした並木が見える...しばらくして、窓の外を見るとデジャブのようにまた同じ景色...。代わり映えのしない景色が延々と続く。

091226和階号車両編成 シートの背に車両編成の図が張ってある。8両編成だが、これが2つ連結されているので、この列車は16両編成だ。
食堂車に行ってみたらただの売店だった。コーヒーを頼むと、目の前で紙コップにネスカフェを入れて、お湯を注いでくれた...10元なり。ネスカフェの小袋は1つ1元なんだけどね。

091226和諧号車窓から瀋陽 大規模な建築現場が見えてきた。瀋陽の街だ。
ここまでくると地面にはうっすらと雪が積もっている。車内の電光掲示板には外の温度が表示されていて、今は-12℃ほど。1時間に1℃ずつ下がっている。

091226和諧号車窓から風力発電

もう4時間くらい乗ったと思うが、ずっと北海道的大平原の景色が続いている。驚くほど変化がない。たま〜に、遠くに風力発電所の風車の列が見えたりすると、じっと見つめてしまう。


駅に停まるたびに、乗客が少なくなっていって、今は車両の座席は3分の1くらいしか埋まっていない。ラジオをガンガン鳴らしていた親子も降りた。車内は話をする人もなく、中国とは思えないほど静か。暖房の心地も良く快適だ。


車内に備え付けている鉄道局発行の雑誌をぱらぱらとめくる。そこにウルムチの複線化の記事があった。敦煌〜ウルムチは乗ったことがある。なつかしい。北京からウルムチが現在の40時間から28時間になるそうだ。また、ホータンへの鉄道も建築中らしい。開通したら乗ってみよう。


091226和諧号車窓から長春

北海道的景色が終わり、地平線に広がる大都市が見えてきた。長春にやって来た。


091226長春駅ホーム

驚いたことに定刻13:31に長春駅に到着。せっかちな中国人を先に行かせて、のんびりと列車から降りる。と、駅員に早く行けとせかされる...


車内の温度は24℃だったが、今このホームの上は-16℃。その差40℃。瞬く間にズボンが冷たくなり、息をする鼻も痛くなる。ああ、つらい...


(次回へ続く)



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2010年01月05日

寒、痛、滑、長春〜中国・東北、漠河の旅(4)

12月26日 北京〜長春

(前回の続き)

091226長春駅前

長春に着いて真っ先にしなければいけないこと。それは明日のハルピンへの切符を買うことだ。駅舎を出てすぐ右側にある切符売り場に向かう。幸い人民はほとんど並んでいない。希望する列車を第4希望まで書いて窓口に差し出す。


没有!(ない)


と言ってメモ帳をつき返された。終了...。でもあきらめるわけには行かないので、他の列車を調べようと売店で時刻表を探す。が、見つからない。


そこで、同じメモを持って別の窓口に行く。すると、座席がないが良いかと言っている(ように聞こえる)。寒さで手も顔も痛くなってきたので、なげやりに、何でもいいからくれ!と答えると、無事に立ち席券が買えた。めでたしめでたし。


駅からホテルまでは4kmほどの距離なので、散歩がてら歩いていくことにした。しかし、甘かった。


いきなり駅前の大通りを渡るのがおっかない。交通量が多いのに信号がない。おまけに道路が氷結していてスケートリンクのように滑る。人民は車を縫うように、凍った道路を渡っている。ちょっとでも滑ったらひかれそうだ...。

なんとか通りを渡りきったときには、疲労困憊、指先も冷たくて痛い。正面のデパートに逃げ込み、あてもなくふらふら歩いて体を温めた。


091226旧関東軍司令部

凍った歩道を転ばないように、ペンギンのように足をペタペタと路面とのフリクションを確保しながら歩く。右手に何か見えてきた...


ここは誰?私はどこ?これは何?


まぎれもなく「日本の城」である。


1932年、中国東北部が中華民国からの独立を宣言し、満州国を建国した。その満州国を操っていたのが、関東軍(日本帝国陸軍)であり、この建物はその関東軍司令部だったものだ。

なんでこんなところに日本の城をつくるかな〜。あまりにもナンセンスだし、いかにも満州国は日本の傀儡です、と言っているようなものじゃないか。


ここは今は共産党吉林省委員会が入っている。門には歩哨がいて恐いので、通りがかりを装いこっそり写真を撮って逃げる。


091226長春のデパート

写真を一枚撮るたびに、確実に指が冷たくなっていく。いつも街でしている手袋は非力だ。耐えられなくなったところで、またデパートに逃げ込んで体を温める。ツルツル滑る道をおっかなびっくり歩き、すぐに建物に逃げ込んで体を温めるので、なかなか前に進めない...


デパートのある通りは、ミニ表参道といった感じで賑わっている。帽子をかぶっていない人もいれば、素手の人もいる。これくらいでは人民はまったく寒くないようだ...


091226長春の建築物

これも満州国時代の建物らしい。こんなのがあちこちにある。韓国は植民地時代の建物をかたっぱしから壊したが、中国は文化財にして、今でも大切に使っている。中国人はしたたかだ。


091226向陽屯1 なかなか先に進めず、いつしか3時になってしまった。お腹が減ったので、東北田舎料理の向陽屯に入る。店内は農家か田舎の学校か、そんな感じ。
豚ばら肉の醤油煮と餃子と、砂糖がまぶしてある餅を食べる。豚の醤油煮はこってりとしたばら肉を醤油で甘辛く煮てあって、なかなかうまい。でも胃がもたれる。
砂糖餅はノーコメント...

091226向陽屯2 これが店構え。店を出たときには4時過ぎですっかり暗くなってしまった。
暗いだけならいいが、ますます寒くなる。あまりの寒さにわき目も振らず、目を三角にして小走りで突き進む。すれ違う人民がなにごとかというように振り返る。

091226名門飯店1 やった〜、ホテルが見えてきた。助かった...

なんと、今日のホテルは長春No.2の名門飯店。五つ星だ。通常1000元の部屋がネット予約だと400元しなかったので、思わず予約してしまった。どんな部屋かな〜、楽しみ。

091226名門飯店2 部屋は普通だった...

床の絨毯はふかふかだが、テレビは中国のホテルでも最近少なくなってきたブラウン管だし、枕も小さいのが一つしかない。とても部屋が暗い。ホテルは高級になるほど暗いのか?
おまけにシャワーを浴びていたら風呂の栓が抜けなくなった...フロントに言ったら、さすがにすぐに治してくれた。

(次回へ続く)



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