2010年01月07日

満州国の官庁街を歩く〜中国・東北、漠河の旅(5)

12月27日 長春・新民大街〜ハルピン

(前回の続き)

091227長春ホテルの窓 部屋は暖かく快適に眠れた。
7時に目覚しが鳴り起こされる。今日の天気は...とカーテンを開けたら、二重窓は完全に凍り付いていて、外が見えなかった。

091227長春朝の町並み

窓の氷が薄いところをゴシゴシこすって、氷をはがす。外の景色がぼんやりと見えてきた。灰色の空に灰色にかすんだ街。いちおう雲はないようだが、灰色の靄がかかっていて太陽は見えない。気温も-20℃くらいにはなりそうだ。重苦しい風景だが、車のクラクションは朝から賑やか。


091227長春名門ホテルロビー

品数豊富なビュッフェで朝食を食べ、荷物を整理してチェックアウトする。これがロビー。5つ星ホテルと言っても、部屋自体はどうということはなかった。でもロビーの広さは5つ星級。


091227長春名門ホテル回転ドア このホテルも、昨日入ったいくつかのデパートも、入り口は巨大な回転ドアだった。回転ドアのほうが冷たい外気が入らず、効率的なのだろうか?

いずれにせよ、ドアから出た瞬間にズボンからすーっと熱が奪われ、冷たくなっていくのがとても不快。

091227長春の街角

今日はホテルの面する人民大街を南下し、自由大路を経由して、旧満州国の官庁街だった新民大街を北上して、駅に向かう予定だ。

休日の朝だというのに、すでに道路は渋滞気味だ。


091227長春道路の氷をはがす

あちこちで、金属のヘラでガリガリと路面の氷をはがしている。雪は降っていなくても霜で、氷はどんどん厚くなっていくのだろう。まるで、融けたガラスが道路にこびりついて固まったような感じで、なめらかに硬くて滑る。


091227kounoubu.jpg

変わった建物が見えてきた。これは旧満州国興農部、今は中学校になっている。


091227長春満州国総合法衛

人民の後にくっついて、交通量が多く凍った道をおっかなびっくり渡る。そこが旧満州国総合法衙、最高検察庁。今は病院になっている。


091227長春横断歩道 自由大路を右折して、いよいよ旧満州国の官庁街の中止、新民大街に入る。ここでいくつも道を渡る。

白く凍った歩道は、表面がザラザラしているので歩きやすい。車道の黒い部分は、アスファルトが透明な硬いツルツルの氷でコーティングされた状態になっている。車は接触しそうなくらいギリギリを走るし、かなりデンジャラス。

091227長春満州国交通部

旧満州国交通部。新民大街の両側には、この手の旧満州国の官庁(=変な建物)がずらりと並んでいる。


091227長春吉林省図書館

吉林省図書館。建物の周りをぐるりと歩いてみたが、昔はなんの建物だったかわからない。でも、もう、写真を撮る指先や、冷たい空気に直接触れる鼻が痛くて、どうでも良くなってきた。


091227長春満州国司法部

旧満州国司法部。今は吉林大学。


091227長春満州国国務院

新民大街のクライマックス、旧満州国国務院。行政の中心だったところだ。国会議事堂をまねたつくりになっている。地球の歩き方には1階は見学できると書いてあるが、我々は入ろうとしたら追い出された。


091227長春満州国国務院溥儀の松 構内には清朝最後の皇帝であり、満州国の皇帝であった溥儀が植樹した松がある。

091227長春満州国軍事部

国務院の通りをはさんだ向かいは、旧満州国軍事部。


091227長春満州国地質宮

国務院で新民大街は解放大路に突き当たって終わる。その先には、皇帝の宮殿として作られた地質宮がある。


地質宮の前には文化広場と言うだだっぴろい広場がある。風を遮るものがないので、吹きさらしだ。風上のほっぺたが、痛いを通り越して感覚がなくなってくる。完全に冬山気分だ。顔に風が当たらないように、真横を向きながら、文化広場をまっすぐ進む。


091227長春新民大街

振り返れば、真ん中に新民大街が延び、左側に旧国務院、右側に旧軍事部が控える。印象的な風景なので、最後の力を振り絞って写真を撮る。2時間ほど写真を撮り続けていたので、カメラを持っていたほうの手の指先が、冷たくなって感覚がなくなっている。曲げ伸ばしもままならない。


もうだめだ〜、ギブアップ。カメラをしまい、また目を三角にして、わき目も振らず駅を目指して小走りで突き進んでいく。


(次回へ続く)





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2010年01月08日

氷雪祭のハルピンへ〜中国・東北、漠河の旅(6)

12月27日 長春・新民大街〜ハルピン

(前回の続き)

091227長春駅前携帯ショップ 滑りそうな道をずんずん歩いて、駅前にやって来た。小走りで進むと足先が冷たくなりにくい。(転びやすいけど...)

なぜか駅前通りのいちばん賑やかなところに携帯電話ショップが並んでいる。

091227長春駅前通り

食事ができるところを探して人民大街から脇道に入る。ここも多くの人民が信号も車も無視して、せわしなく歩き回っている。とても中国らしい。こんな寒いのに串に刺した山査子(さんざし)飴を売っている。これも中国らしい。が、-20℃の道端で売るなんて、どんだけ山査子が好きなんだ。


091227長春刀削面館 目に付いた刀削麺の店(長春刀削面館)に入る。本場の刀削麺にちょっと感激。それも卵の熱刀削麺大盛りが8元でお手ごろ。
早速、食べようと箸を手に取るが、手がかじかんでいて箸が持てない。仕方なく、しばらく熱々のどんぶりを両手で抱え、刀削麺を眺めながら手を温めていた。

091227長春駅前

駅前にはリヤカーみたいな屋台がたくさん出ていて、湯気をあげている。焼き芋や煮卵を売っている。買ってもすぐ冷めてしまいそうだが、買っている人は結構多かった。


091227長春駅待合室 お腹もいっぱいになり、ちょっと早めの13時ちょうどに長春駅に入る。ハルピン行きT243の第4待合室からは人民があふれ出ている。えらいこっちゃ、と思ったが、これは別の列車を待っている人々だった。

立ち席券を握り締め、人民に混じってT243の改札前に並んだ。30分遅れて改札が始まり、ゲートが開いた瞬間、人民がワーッとホームに向けて走り出した。なんだか分からないが一緒になって走って行く。列車のドアでおしくらまんじゅうのようになって、車内になだれ込む。皆、我先に席に座り始めたので、私も立ち席券ながら、一緒になって空いていた席に腰を下ろした。

青いシートのカバーは乱れ、タバコくさい。床には豆の殻が散乱している。洗面台にはゴミが押し込まれている。あちこちで人民が大声で話したり、電話をしている。和諧号と違って車内は猥雑な雰囲気だ。


091227車窓から夕日

トイレに行くためにデッキに出た。外の景色を見ようとしたが、窓は完全に氷に覆われている。手袋でゴシゴシこすって窓の氷を削ぎ落とす。そこからは今にも沈もうとする夕日が見えた。


091227ハルピン駅前 煌々と光る街あらわれると、そこはハルピンだ。17時ちょうどハルピン駅到着。寒い。列車から下りた瞬間にズボンが冷たくなる。鼻が痛くなる。
駅前には氷でできた大きな城がライトアップされていた。道路もカチカチに凍っていて、長春以上に滑る。さすが数十万人の観光客を集める氷雪祭がひらかれる都市だ。

091227ハルピンバスを押す

自殺行為かと思いつつ、ハルピン駅から4kmほど離れたホテルまで、冷凍室なみの寒気の中を歩いてゆく。でも面白いものが見れた。道が凍っているため、ちょっとした坂道を路線バスが上れない。と、乗客がバスからわらわらと降りてきて、みんなでバスを押し始めた。


091227ハルピン雪像作り -20℃はあろうかという厳しい寒さの中、せっせと氷像を作っている人達がいる。

091227ハルピン中央大街1

やっと中央大街までやってきた。ホテルは近い。

中央大街には1910年代に建てられた、ロシア様式の建物が建ち並ぶ。今ではその建物に、ブランドショップやホテル、デパートなどが入り、大ショッピング街になっている。


091227ハルピン中央大街2 通りに面してならぶ建物はすべてライトアップされている。後にはサーチライトまで回っている。

091227ハルピン中央大街3

通りには一定間隔で氷像が並び、これもライトアップされている。観光客が多く、氷像の前でかわるがわる記念写真を撮っている。


091227東方賓館 中央大街から大安街を10分ほど行くと、今夜の宿、東方賓館のけばけばしいネオンが見えてきた。
フロントでは英語が通じず、これから中国語攻めが始まることを予感させる。安い割には清潔な感じのホテルだが、トイレのドアが壊れていて閉まらなかった。

091227ハルピン歩道の氷

夕食のために、また街に出る。歩道や街角のあちこちに作りかけの氷像や氷のブロックが放置されている。街全体が氷雪祭に向けてまっしぐらだ。


091227ハルピン名典西餐庁 今夜の食事は兆麟公園の向かいにある、ロシア料理の「ハルピン名典西餐庁」。ロシア風ステーキやボルシチ、ポットのシチューがうまい。肉自体がとてもうまい。ハウスワインが甘いのが惜しい。値段は少し高めだが、従業員はフレンドリーで、接客態度も日本と遜色ないくらい良い。中国にいることを忘れてくつろぐ。

091227ハルピン中央大街屋台

ホテルへの帰り道、中央大街に屋台を見つけた。何があるのかな〜、とのぞいてみたが、なぜか、ナッツとドライフルーツしかなかった。


(次回へ続く)



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2010年01月09日

太陽島へ雪像を見に...でも〜中国・東北、漠河の旅(7)

12月28日 ハルビン散策(中央大街〜太陽島〜ソフィスカヤ寺院)

(前回の続き)

部屋はトイレのドアが閉まらないこと以外は快適だった。今日はハルピン滞在なので、ベッドのなかでしばらくダラダラする。ホテルの食堂で食事を取るが、清潔な部屋とは違い床は汚れ、食器もべたべた、いかにも中国風だ。部屋に戻ってべたべたになった手を洗った。


091228ハルピン中央大街平安路

9時過ぎにホテルをでる。今日ももやもやした晴れ。そしてめっぽう寒い。ヒートテックを履いても、いつものようにズボンがす〜っと冷たくなる。手は手袋をしてポケットに突っ込みっぱなし。


091228ハルピン舞踏服屋 踊りのための服を売る店らしい。氷点下20度にさらされた、マネキンの胸元が寒々しい。

091228ハルピン中央大街サンタ

中央大街ではサンタが出迎えてくれた。もう28日でクリスマスは終わってるんですが...


091228ハルピン中央大街氷はがし 歩道は表面がデコボコした石畳になっているが、それをきれいに氷が覆って、まっ平らのツルツルになっている。滑らないように足の指に力を入れて、グリップするように歩かねばならない。

そんな氷をガリガリとはがす光景がそこここで見られる。

091227ハルピン中央大街ロシア製品店

ロシア製品を扱う店が目に付く。双眼鏡や時計、帽子、防寒具などを売っている。このディスプレイには軍服とレーニンの頭。レーニンの頭は誰が買うんだろう?


091228ハルピンスターリン公園

中央大街を北上して、突き当りの地下道を通るとスターリン公園にでる。さらに真っ直ぐ行くと雪原に行く手を阻まれる。完全に水平に広がる雪原、それは氷結した松花江だ。氷の滑り台やスケートリンクが作られているが、遊んでいる人はいない。


対岸は太陽島。さて、どうやって渡るか...


091228ハルピン松花江馬車 馬車で渡る。

本当は馬車などどうでもいいのだが、客引きのおばさんが私のブロークン・チャイニーズに付き合って長話をしてくれたので、ついつい乗ってみる気になってしまった。

091228ハルピン松花江馬車とビル

あっという間に馬車終了。からの馬車はガタガタと帰ってゆく。なんのことはない、歩いてもすぐに渡れる。でも、川の上は川上から強い風が吹き付けていて、体の半分がすぐに冷たくなり走って逃げたくなる(ついでにトイレにも行きたくなる)。


モヤだかスモッグだか分からないが、雪原にうっすらと浮かぶハルピンの摩天楼が幻想的だ。


091228ハルピン太陽島公園 太陽島は島のせいか風が強い。鼻水が凍ってきた。つらい。道路は厚い氷に覆われていて、隅っこの人の歩いた跡しか滑って歩けない。

例のごとく目を三角にして雪像祭会場の太陽島公園に向けて、小走りで突き進む。

091228ハルピン太陽島公園雪像制作

太陽島公園の入り口にやってきた。雪の塊から雪像を掘り出している。


ハルビンの氷雪祭のメイン会場は、太陽島公園、兆麟公園、氷雪大世界の3つ。そのうち、ここ太陽島公園は雪像がメインだ。それに対して他の会場は氷像がメイン。


公園の入場料を見ると、なんと150元。150元(およそ2250円)は高すぎる。ちょいと中をのぞくと、中の雪像も入り口の雪像と同じく、まだ作りかけのようだ。うむ〜。今回はやめよう...


091228ハルピン太陽島ロープウエイ 何のために来たのか、寒さにさらされるだけさらされて、太陽島を後にする。
あまりの寒さにロープウエイ乗り場で、手を温めるためにコーヒーを注文する。ここもやっぱりネスカフェ。

ロープウエイに乗る。グングン高度を上げる。松花江を水平に渡るだけだが、鉄塔が高いので松花江やハルビン市街の眺めがいい。おすすめ。

091228ハルピン太陽島ロープウエイから埠頭

右手直下に九站埠頭がある。夏ならばここから太陽島に渡し舟がでているが、今は氷に閉じ込められている。


(次回へ続く)



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2010年01月10日

兆麟公園氷雪祭〜中国・東北、漠河の旅(8)

12月28日 ハルビン散策(中央大街〜太陽島〜ソフィスカヤ寺院)

(前回の続き)

091228ハルピン東方餃子王 ロープウエイを降りれば、ちょうど正午。(寒いので)中央大街に急いで戻り、餃子のチェーン店「東方餃子王」で昼食。
フードコートのような店内の席はほぼ人で埋まり、賑やかで大盛況だ。店員が忙しくてなかなかつかまらないうえに、注文を間違えたりするが、味は文句なし。特に海鮮のスープが濃厚な三鮮餃子がうまかった。コストパフォーマンスよし。

091228ハルピン氷像作成

お腹いっぱいになったので、午後は中央大街のそばにある、ソフィスカヤ寺院の見物に行く。途中、デパートの前で、またもや氷像の作成中だった。何を作っているかわからないが、足場を組んでクレーンで氷のブロックを積み上げる、大掛りなものだ。


091228ハルピンソフィスカヤ寺院

ホテルやショッピングビルの建ち並び、大勢の買い物客で賑わう尚志大街を渡り兆麟街にぶつかると、ビルに囲まれた玉ネギ屋根のソフィスカヤ寺院が見えてくる。

ソフィスカヤ寺院は1907年にロシア兵士の軍人用教会として創建された、ロシア正教の教会だ。


091228ハルピンソフィスカヤ寺院内部

教会に入るとちょっとがっかりする。壁画は剥がれ落ち修復されていない。そして、内部にはハルビンの歴史をたどる写真が展示され、教会ではなく博物館として使われている。

でも、賛美歌のコーラスがあり、ちょっと教会ぽかった。


091228ハルピンソフィスカヤ寺院とデパート

寺院の周りには巨大なショッピングモールがいくつもある。寺院は中国での西洋文化の残滓だが、デパートの壁面を飾る広告は、なぜか西洋人がモデルで、中国に侵入した新しい西洋文化だ。


091228ハルピン地下街入り口 兆麟街の道路を渡るのが恐いので、地下街から行く。
地下街の入り口は冷気を阻止するため、必ず写真のようなゴムのびろびろカーテンが二重に張られ、その奥に普通の扉がある。

091228ハルピンスキー場看板 地下街の入り口にはスキー場のポスターが張ってあった。ハルピンにスキー場?と思ったが、そう言えば昨日テレビでスキー競技会を放送してたっけ。
中国は長白山に冬季オリンピックの招致を計画しているらしい。そのために、ウインタースポーツに力を入れ始めているのだろう。

091228ハルピンルイビトン 兆麟街にはルイ・ビトンなどの高級ブランドショップも並ぶ。日本から撤退したブランドも、購買力を求めて中国に渡る。

この辺りに鉄道の切符の手配を依頼した旅行会社があるはず...と探したが移転していた。慌ててタクシーで向かった。

091228ハルピン犬肉 無事、明日の切符も手に入れ、寒さをこらえて歩いてホテルに戻った。

疲れたのでホテルのすぐそばで晩飯。それは犬肉店。長春やハルピンは朝鮮族がいるので犬肉など朝鮮料理の店がある。
38元の犬肉鍋(小)とカレー炒飯を食べた。鍋には犬のレバーやモツ、そして野菜適当が放り込まれてグツグツしている。香草の入った辛い味噌をつけて食べる。まずい。はっきり言ってまずい。今まで食べた肉で一番臭い。味も鶏や豚のほうがよっぽどうまい。単なる話のネタか...。カレー炒飯も自分で作ったほうがうまい。

091228ハルピン兆麟公園1

食事を済ませ一度ホテルに戻る。防寒をレベルアップさせて、靴に滑り止めをつけて、日が暮れて急速に気温が下がっていく外に出る。せっかくハルピンに来たので、寒いのを我慢して兆麟公園の氷雪祭会場に行く。ああ、寒い...


尚志大街に面した入り口で入場券を買い、公園に入る。入場料100元。うわ〜高い。

公園の中には城をはじめとする、氷でできた建物があり、赤や青にライトアップされている。中に入ることもできる。そこはなぜかディズニーの世界。


091228ハルピン兆麟公園2

公園の小道に沿って、たくさんの氷像が並ぶ...はずだが、まだほとんど作成中。それはよく言って陳列されたモノリス、正直に言えば、墓石のようだった。コウモリまで飛び出しそうな雰囲気だ。


091228ハルピン兆麟公園3

氷でできた建物には必ずと言っていいほど、氷の滑り台がついている。子供から大人まで歓声をあげながら、楽しんでいる。元気だな〜。俺はもう、手も足の指も寒さで痛くて、滑り台どころじゃないよ。だんだん目が三角になってきて、最後はとりあえず見れるところを小走りで見た。


091228ハルピン二重窓のハルピンビール わき目もふらず、小走りでホテルに戻る。
二重窓の間に置いといたハルピンビールがいい感じに冷えている。シャワーで温まった後一杯やる。
寝る前にぼけっとテレビでも見ようとスイッチをつけるが、中国人が絶叫しているCMか、中国人をいたぶる日本軍ばかりでてくる。ニュースにしておく。

(次回へ続く)



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2010年01月11日

雪のハルビン市内観光〜中国・東北、漠河の旅(9)

12月29日 ハルビン散策(ウクライナ寺院〜極楽寺)〜ハルビン東駅

(前回の続き)

091229ハルビンの霜 今朝は暖かい。と言っても-17℃。一晩で車は雪のような霜にびっしり覆われる。

小汚いホテルの食堂で朝食を食べ、9時半頃、のんびりとホテルをでる。今日はハルビン駅の南側を観光したあと、夜行列車に乗って漠河へ旅立つ。

091229ハルビン朝の東風街

いつものように朝から道路は車でいっぱい。活気はあるが、少々騒々しく街は排気ガス臭い。いつものように太陽はかすみ、晴れているんだか、曇っているんだか分からない。


091229ハルビン化粧品の広告

とても寒々しい...


091229ハルビン駅のホーム 1kmくらいありそうな、ハルビン駅の上にかかる長い陸橋を渡る。ハルビン駅のホームの屋根の列が見える。
このどこかで1909年10月26日、伊藤博文が安重根に暗殺された。が、どのホームだかわからなかった...勝手にホームに入ることもできない。

091229ハルビン駅長距離バスターミナル

ハルビン駅ホームから目を転じれば、長距離バスターミナル、そしてハルビン駅前広場。今日も忙しそうに人民が行き交っている。


091229ハルビン駅前で唐辛子をまぶした卵 バスターミナルのわきで、煮卵を串に刺して、唐辛子の粉をまぶしたものを売っていた。
真っ赤な唐辛子を満遍なくまぶすのもどうかと思うが、卵を一気に4つも食べるのもどうなんだろう。食べたら体がほてるのは間違いなさそうだ。

091229ハルビン駅前氷像

駅前広場の一角に氷の城(寺?)があった。これもやはり建設中。1月5日の氷雪大世界のオープンに合わせて作成しているようだ。


091229ハルビン駅前地下ショッピング街 駅前広場は氷像のある広場や市内バスのターミナルがある。その地下には、通路の先が見通せないほどの、巨大なショッピング街があって、食料品から日用雑貨、衣料品などを売っている。
風が吹き雪が舞い始めた。気温が下がってきているようだ。顔が痛い。地下街に逃げ込んで体を温める。ついでなので、列車でお茶を飲むための水筒を5元で買った。

091229ハルビン東大直街 ハルビン駅の南側、東大直街も繁華街になっていて、デパートやホテル、銀行のビルが通りをはさんで並んでいる。
この通りに沿って、ウクライナ寺院に行こうと思ったが、大通りは風が吹き抜けるので、寒くて痛くてつらい...

091229ハルビン東大直街地下街 東大直街に地下街発見!通りに沿って1kmくらい延びている。助かった...
両脇に並ぶ店は衣料品、アパレル中心。ミニスカートにダウンジャケット姿のギャルっぽい店員がいっぱいいた。髪を染めるのも珍しくないようだ。
平日の昼間なのに、時には人混みですれ違うのが難しいくらい、人が多かった。

091229ハルビン中学校

天国の地下街は終わってしまった。突き当りから地上に出ると、そこは中学校だった。私はニット帽をかぶってネックガードをして、目だけ出している。それなのに、素手でバスケをするあなた方はなんなんですか...


091229ハルビンウクライナ寺院

中学校の先で、地下鉄工事のため東大直街は通行止めになっていた。そして、地下鉄工事現場に囲まれて、ウクライナ寺院が建っていた。教会活動が行われているとのことだが、入り口にはかんぬきがかけられ人気はなく、この建物に注意を払う通行人もいない。


091229ハルビン地下鉄工事現場 東大直街と南通大街が交わるところで地下鉄工事が終わっている。
そしてそこでは大きな黒い龍が天をにらむ。なんのためにここにいるんだろう。工事区域内にあるので近寄ることはできない。

091229ハルビン昼飯 お腹も減ったし寒さにも絶えられないので、龍のそばの「一品郭記醤骨」に入る。「一番おいしい物」を注文したらこれがでてきた。ピーマンみたいな唐辛子と豚のばら肉、キャベツ、大根を醤油とにんにくと胡椒で煮た鍋だ。見かけはすごいが確かにうまい。
我々が日本人だと気付いた若い店員が、たどたどしい英語で、「ハルピンに来たときはいつでも来てください、私達はいつでも歓迎します。」と言った。う〜ん、冷えた身に熱く沁みるぜ。

(次回へ続く)



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