2012年11月23日

サイゴン駅から統一鉄道夜汽車の旅〜ベトナムの旅(2)

11/14 ホーチミン市(サイゴン駅)〜(フエ駅)

前回の続き)

121114ベトナム・ベトナム第一食 ちょっとクーラーが効きすぎて喉が痛かったが、まあまあ眠れた。でも乾燥していたおかげで洗濯物もよく乾いた。1階(と言ってもベトナムはヨーロッパ式にグランドフロア)の食堂に行く。ベトナム第一食、朝食に「ポークヌードル」を頼む。フォーかと思ったらインスタントラーメンだった...。コーヒーを頼んだらベトナムコーヒーじゃなかった...。

121114ベトナム・LAC VIEN HOTEL 9時過ぎまでのんびりしてからホテルをチェックアウト。バックパッカーの集まるBui Vien通りの路地にあるミニホテル「Lac Vien Hotel」。朝食に難ありだが、安い割には部屋は広くベットは大きく、クーラー、液晶テレビ、冷蔵庫、バスタブありで設備はイタリアの三ッ星を越える。正面にレストラン、横にはコンビニがある。便利でお得なホテル。

121114ベトナム・朝のホーチミン

静かなホテルを出れは、そこは絶えることなくクラクションが鳴り響き、信号もお構いなしの途切れることないバイクの海。今日はサイゴン駅まで歩いてゆくだけ。4キロ弱、ざっと1時間と見積もって歩き始める。しかし、歩道は屋台が占領しているだけでなく、渋滞を避けたバイクが走り抜けてゆく。危ないので車道に避けると逆走してきたバイクにぶつかりそうになる。そしてほとんど信号はない。バイクの海を「当たらないでくれ〜!」と祈りながらゆっくり横断するしかない。かなり時間がかかりそうだ。


121114ベトナム・9月23日公園

9月23日公園。公園内はバイクが走っていない。思わず公園内に退避して一息つく。巨木の緑に覆われた公園内は涼やかな風が吹き、クラクションの音も遠くに聞こえる。はあ、おちつくなあ。ベトナム人も同じ気持のようだ。ベンチに座っておしゃべりをしたり、体操をしている人がたくさんいる。

つかの間の休息ののち、またバイクの海を泳ぐ。数を数えながらいくつもの道を横切るが、自分の位置がわからなくなってくる。地球の歩き方の地図が大雑把で、通りの名前が省略されていることと、ロータリーがあるせいで斜めに交差してる道路が多く、方向を失いやすいせいだ。おまけにベトナム語の看板は何が書いてあるかわからない...。駅の横を通る「8月革命通り」を歩いているのは間違いない。しかし、駅はどこだ...私はどこ、ここは誰...?


121114ベトナム・サイゴン駅 なんとかたどり着いたサイゴン駅。にぎわいもバスターミナルもなく駅らしくない、ひっそりと、まるで工場の入り口のようだ。結局、8月革命通りを大きく行き過ぎ(駅は通りから離れている)、線路を探しだして、線路沿いの細い路地を地元の皆様にじろじろ見られながら戻って、やっと駅にたどり着いた。2時間もかかった。かなりあせった。

121114ベトナム・サイゴン駅売店 ターミナル内には切符売り場のほかATM、コンビニ(サンクス)やレストラン(ロッテリア)などがある。コーラを買って一気飲み。はあっ。暑くて喉が渇いた。おまけに排ガスで喉が痛い。サンダルで靴擦れまでできた...。まだ出発まで2時間くらいあるので待合室はひっそりしていた。

121114ベトナム・サイゴン駅構内ローカルレストラン

駅の構内にローカルレストラン発見。ここに来るまでにもこんな感じの店を何軒も見かけた。腹も減ったしちょうどいい、入ろう。壁にメニューが張ってあった。"COM HEO"と"COM GA"と"PHO"はなんだかわかる。よし、"COM HEO"にしよう。「チョー トイ コムへオ!」と叫ぶ!...通じない。結局、指差してわかってもらう。


121114ベトナム・コムへオ

ベトナム第2食、コムへオ。豚肉ご飯。ご飯の上に甘じょっぱく煮た豚肉と、茹でた細切れ野菜がのっている。うまいかと聞かれれば、ためらうことなく「うまくない」と答える。米は普通の長粒米でプラスチックぽい香り。豚肉は味付けは悪くないが、硬い上に骨片が混じっていてうっかり噛むと「ガギッ」と歯が鳴る。5万ドン、ざっくり200円。


121114ベトナム・サイゴン駅ホーム

出発40分前に改札開始。中国と同じように各車両の入り口に車掌がいて、そこで改札をする。ホーチミン市は1976年のベトナム社会主義共和国成立に伴ってサイゴンから改名された。しかし、なぜかサイゴン駅は「サイゴン」のまま残った。ベトナムを縦断する統一鉄道はここサイゴン駅からホーチミン駅まで1700kmをおよそ30-40時間で結ぶ。当初の計画ではハノイまで行くつもりだったが、休みが短くなってしまったので途中のフエまで23時間の旅。


121114ベトナム・ソフトベット 客車は4タイプ。硬い座席、リクライニングシートの柔らかいシート、3段の硬いベット、2段ベットのコンパートメント。置き引きを避けるためにコンパートメントにした。同室は、赤ちゃんを連れた若いお母さん、そのお母さん、そしてたぶんお姉さん。みんな人懐っこい笑顔だ。焼き芋をもらったり麦焦がしをもらったりもらうばかり。その上、ベトナム語会話の本を使ってベトナム語の正しい発音を教わる。

121114ベトナム・緑の荒野が続く 13:30、ガッコンガッコンと列車は動き出す。車内放送は意味不明。線路脇ギリギリに立つバラックの街を抜けると緑の荒野。ときどき果樹園らしき規則正しく木が並ぶ場所があるが、だいたい荒地。景色を見ながらふと思った。もしかしてこれが米軍が撒いた枯葉剤の影響なのだろうか?

121114ベトナム・晩ご飯 6時くらいに給食のワゴンみたいなもので食事を売りに来た。いくつかあるおかずを指差すと、器にご飯とおかずを盛ってくれる。卵焼きと鳥の手羽元を焼いたもの、野菜炒め。5万ドン。食べ終わった後、疲れてそのままウトウト眠ってしまった。夜、目が覚めると同室の家族はいなかった。そして、私が食べ散らかした夕食の容器もきれいに片付けられていた。

次回に続く)

参考

ホテル
LAC VIEN HOTEL: Vui Bien通りにあるミニホテル。清潔で設備は日本のビジネスホテル並み。付近はバックパッカー街でレストランやコンビニ、ATM、旅行会社が多く便利。ただし、チェックインのときにフロントにパスポートを預ける。
市内の交通
タクシーが便利だがボッタクリ率がかなり高いとのこと。ホーチミン在住の知人によれば、ビナサン、マイリンタクシーが比較的安全。しかし100%ではなく、vinasanとかmeirinとか、わざと間違えやすく似せたいんちきタクシーも存在する。街角でバイクタクシーによく声をかけられるが、吹っかけてくるし、かなり怖そうな乗り物なので使わなかった。バスはベトナム語がわかれば便利そう...
統一鉄道
サイゴン〜ハノイを結ぶ。フエまではおよそ1日5便。切符は駅だけでなく市内の代理店や旅行会社で買える。日本から予約するには現地旅行会社に依頼する。私は、"Vietnam Impressive Ltd"(英語)に依頼した。日本語がいい場合には日本語が通じる旅行会社(例えばここ)に頼めばよい。それなりに手数料が取られる。
食事について
当たり前のことだが生もの(魚貝、野菜果物、氷)は避けるべきと言われる。食中毒やA型肝炎だけでなく、肥料に人糞が使われているために寄生虫のリスクも高い。ただ、ベトナム料理には普通に生野菜が使われているし、暑いときには氷が入ったアイスコーヒーがうまい。なかなか避けがたい。





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2012年11月26日

世界遺産、そして激戦地、フエ〜ベトナムの旅(3)

11/15 フエ駅〜阮朝王宮

前回の続き)

121115ベトナム・列車での朝食 昨夜は一晩中激しい雨音がしていた。ベトナム中部は今、激しい雨季の終盤にかかっている。おまけにクーラーが弱くなったり強くなったりで、一晩中毛布をパタパタさせて浅い眠りが続いた。朝七時、ワゴンで朝食を売りに来る。適当に指差してできあがったものは鴨肉ご飯。胡椒がやたら効いていて辛い。

121115ベトナム・車窓から水田

昨日とはうってかわり、ずっと水田地帯が続く。車窓からは青々とした稲、草を食む水牛、群れて歩き回る鴨、そしてなぜか線路に沿って並ぶお墓が見える。灰色の重苦しい空からは時折ザーッと雨が降り注ぐ。それなのに早朝から、上半身裸でつるはしを振るって線路工事をしている人々がいる。


121115ベトナム・ダナンの海岸

ほぼ定刻8:50分にダナン到着。大勢の欧米人バックパッカーが列車を下りた。なぜ日本人はいないのだろう?ダナン駅はスイッチバックのようになっていて、列車は進行方向を変え、窓から海が見えるようになった。茶色く波の荒い海。列車は海岸のがけ際を走る。列車はここから止まったり動いたりで、なかなか進まなくなった。目的地フエは近いはずなのに。


121115ベトナム・フエ駅

予定より1時間ほど遅れてフエに到着。途中、並走して走るトラックに抜かれまくり、かなりムズムズした。駅を出ると、下りる人はそれほど多くないのに、タクシーやらバイクタクシーがわんさか停まっていて、次々に声をかけられる。にっこり微笑んで首を振り、土砂降りのフエの街へ歩き始めた。


121115ベトナム・フエ新市街

いきなり道に迷う。地球の歩き方の地図では駅前から川沿いに Le Loi通りが延びているはずだが、そんなものはない。しかたがないので野生の勘で歩き続ける。場所を確認しようと地球の歩き方をザックから出すと、一瞬でびちゃびちゃになる...できる限り地図を暗記し歩き続ける。それにしても、ホーチミンに比べればバイクも少なく(でも日本の20倍くらい)、街路樹もきれいなので、少しは気が紛れる。


121115ベトナム・Original Binh Duong 1 Hotel 40分ほど未知の街をさ迷ったあげく、ズボンから水を滴らせ今宵の宿に到着。フロントは日本人かと間違うほど日本人そっくりで日本語もうまいベトナム人スタッフ。なんかホッとする。案内された部屋は明るく広くきれい。とても1泊千円ちょっととは思えない。

121115ベトナム・ブン・ボー・フエ

腹減った〜。と言うことでシャワーを浴びて一息ついて遅い昼食に出る。フエの名物「ブン・ボー・フエ」フォーと同じ米の麺だが、よりシコシコした感じ。香草ともやしを入れ、ライムを搾り、かき混ぜて麺を口に入れると、まるでミントガムのように強烈なレモングラスの香りが口に広がる。そして次に牛肉のスープの濃厚なコク、一息ついて唐辛子の辛さが来る。辛い。ハフハフしながら食べる。でもうまい。これが本場の味か。


121115ベトナム・ブンボーフエ店舗 ブン・ボー・フエの店の名もずばり「ブン・ボー・フエ」という。地味な店だが日本語が書いてあるのでわかる。ベトナム航空のオフィスのそばにあるが、間違えて手前の立派な店に入らないよう。詳細は地球の歩き方を見てね。

121115ベトナム・街路樹

街路樹はまるでガジュマル。小笠原の母島みたいだ。そしてやっぱり母島のように木の神様を祭っている。


121115ベトナム・ノースフェイスショップ

フエの目的、阮朝王朝に向かう。幸い雨も小降りだ。チャンティエン橋でフォーン川を渡ったところでNorth Faceのショップを発見、これ本物...?


121114ベトナム・トゥオントゥ門

次は阮朝の宮殿をめぐる外堀を渡る。細い橋の上をバイクや車がワンワン走りけっこう怖い。橋の向こうのトゥオントゥ門の写真を撮っていると、ひかれそうになったり、いらぬバイクタクシーのおじさんに声をかけられたりする。


121114ベトナム・弾痕 トゥオントゥ門の石垣に近づいてみる。いたる所に円い穴があき、石垣が欠けている。弾痕だ。1968年1月30日、北ベトナム軍はベトナム全土で南ベトナムに対して攻勢を開始した。いわゆる「テト攻勢」。これによりフエは北ベトナム軍と南ベトナム、米軍との激戦地となった。

121114ベトナム・顕仁門

トゥオントゥ門からどちらに行こうか迷う。世界遺産の王宮だというのに、案内板も何もない。声をかけてきたシクロの運ちゃんに聞く。指差すほうを見れば何もないので、無視して反対方向に歩き出す。あった、王宮の顕仁門だ。


121114ベトナム・フエ王宮門

城壁に沿って歩く。お堀の向こうに入り口、王宮門が見えてきた。それにしてもシクロやバイクタクシーが多いのに、観光客が少ないこと。雨季に来るのはよっぽどの物好きかもしれない。


121114ベトナム・フエ太和殿

王宮門で8万ドンを払って中に入る。1802年、ザーロン帝はベトナム最後の王朝、阮朝を創始した。その都がフエにおかれ、中国の紫禁城を模して王宮が建設された。この建物はその正面にある太和殿。1970年に再建された。玉座が置かれているが撮影禁止。


121114ベトナム・フエ太和殿から外を眺める

太和殿で阮朝を説明するビデオを見た後、さらに奥へ...と言っても、目の前には頤和園で見たのと同じ腕立て伏せをする龍がいるが、その先には何もない。


121114ベトナム・フエ王宮修復中

建物の中では復元作業が続けられている。


121114ベトナム・フエ宮中

太和殿から真っ直ぐ、王宮の最奥部までやってきて降り返る。何もない更地が広がる。一番奥の建物が太和殿。よくよく見ると草に埋もれた石組みや石畳があって、なんかパエストゥムの遺跡っぽい。ベトナム戦争以前には、ここには阮朝の王宮の建物がそのまま残っていた。しかし、米軍がキャンプを置いたため攻撃の目標とされ、ほとんどすべての建物が破壊されてしまった。100年を越える王朝の歴史が一瞬にして瓦礫と化した。京都で市街戦をやるようなものだ。ほんの40年ほど前のことだ。


121114ベトナム・フエ宮中のオジギソウ

石畳を覆う夏草はおじぎ草。


121114ベトナム・フエ宮中のカタツムリ

そして足の踏み場もないほどのカタツムリにも覆われている。


121114ベトナム・フエ宮中タトラ

敷地内にあまり案内板はない。パンフレットもくれなかった。地球の歩き方にもろくに説明はない。そこで適当に歩き回る。ここはかつての迎賓館の跡。爆撃で破壊されたままになっている。


121114ベトナム・フエ宮中蓮の池

まるで蘇州の庭園のような蓮の池。この建物はカフェになっていた。でも全身ずぶ濡れで寒くて、ここでゆっくりしている余裕はない...。


121114ベトナム・フエ宮中塹壕 敷地の北西の隅まで行ってみる。石を積んでつくった塹壕があった。歩道が整備してあるので、保存してあるものだと思うが、なんの案内板もなかった。

121114ベトナム・

雨どい。蛙だか山椒魚だかわからないが、口からジャバジャバ水が出ている。雨が降っていて良かったと初めて思った。

見るべき程の事をば見つ。5時が近づき薄暗くなってきたので、王宮を後にして夕食の場所を探す。


121114ベトナム・フエ、ティンザービエン

夕食は王家の末裔が経営する、由緒正しき宮廷料理の店「ティン・ザー・ビエン」。狭い路地の奥にある豪邸のようでレストランには見えない。客はTシャツにびしょぬれの作業ズボン、サンダルを履いた私一人。でも宮廷料理のコースが注文できて、凝った細工を施された料理が次々と運ばれてくる。これは揚げ春巻き。サクサクと普通においしいが、わざわざ私一人のためにこんなのがでてくると恐縮してしまう。

食事をしていると、雨音しか聞こえないほど、どうしようもないくらい雨が強くなった。滝みたいだ。私の主義には反するが、大雨の夜道をバイクをかわしながら歩くのが怖いので、タクシーを呼んでもらって帰った。


次回に続く)



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2012年11月28日

食都・フエ〜ベトナムの旅(4)

11/16 フエ〜ホーチミン

前回の続き)

一晩中、台風のような激しい雨音。朝起きても雨は降り続いていた。豪雨。カイディン帝やミンマン帝に行こうと思っていたが、思い切りテンションが下がり朝寝坊する。


121116ベトナム・コムヘン

雨が小降りになった隙をついて、朝食を食べに出る。これはフエ名物、コム・ヘン。シジミの汁かけご飯。おねえさんに促されるまま、味噌と紫色のクリームみたいな物体を器に入れかき混ぜる。スプーンでご飯をすくって口に入れる...×△×!ガッーー辛い!確かにシジミのダシ味がする。しかし辛い、と言うか口の中と食道が痛い!薄暗い食堂の片隅で一人泣きながらご飯をかき込む。うまい。でも味噌を入れすぎないように。


121116ベトナム・コムヘンの店、ニョ

薄暗い食堂の中でこんなふうにおばさんが切り盛りしている。この店は地球の歩き方では「クアン・ニョ」となっているが、実際は「ニョ」(Nyo)でとなりの店が「クアン」のようだ。


121116ベトナム・路上レストラン

地元の方々はこんな路上レストランで朝食を済ませることも多いようだ。


121116ベトナム・クンアンディン また土砂降りになりホテルに戻る。しばらくバックパッカーたちとおしゃべりをしていたが、また小降りになったので散歩に出る。そしてやってきたのが、公園横の細い路地にある「クン・アン・ディン」(Cung An Dinh)。今日、2回目の朝食。

121116ベトナム・バインロック

不思議な食べ物「バイン・ロック」。もちろんフエの名物。半透明のぷるぷるの米粉の粽の中に一匹ずつ海老が入っている。笹をむいてヌクマムをつけて口に入れる。ぷるんとした食感、ちょっと甘い。そしてサックリと海老の香ばしさ。う〜む、これは絶品だ。


121116ベトナム・バインベオ

そしてこれもフエの名物「バイン・ベオ」。絵皿のような小さな皿にはやっぱり米粉を蒸したプルプルが入っていて、その上に油揚げをカリカリにしたようなものや、海老の粉などがトッピングされてる。ヌクマムをスプーンでたらして、そして皿からはがすようにプルプルとトッピングをスプーンですくって口に入れる。葛餅にかっぱ海老せんをのせた感じ?プルプルサクサク、これもいける。小さい皿を片っ端からスプーンですくって、もうとまらない。


121116ベトナム・平日のカフェも男たちでいっぱい

また雨が激しくなってきたのでホテルに戻る。なぜか平日の午前中だというのに、カフェは男どもでいっぱい。


121116ベトナム・ビンジュオンの路地

今回のホテル「オリジナル・ビンジュオン1」は細い路地の奥にある。路地の奥にあるほうがバイクの音もクラクションも聞こえず静かでいい。


121116ベトナム・バインコアイ

さっき朝食を食べたばかりだが時間的にお昼なので、ホテルで知り合った旅人達とランチに行く。ホテルのスタッフおすすめの「ハン」(han)。これは「バイン・コアイ」。フエは本当にいろいろな食べ物があるなぁ。歴史に裏打ちされた古都は食都でもあるのだ。さて、バイン・コアイを注文すると、海老やもやしをはさんだ小さなお好み焼き風のものと、香草、生野菜、そしてピーナッツソースが出てくる。そして、せっかくのお好み焼きをばらして、ちぎって小さな器に入れ、香草をのせ、ピーナツソースをかけてグチャグチャとかき混ぜて食べる。なんとも不思議な食べ方だが、サクサクの生地に野菜と甘いピーナッツソース(ちょっと胡麻ダレっぽい)がよくあう。


121116ベトナム・ハン店内

ここも店内に台所がある。神棚みたいなものは火の神様を祭ってあるのだろうか?

なんとなく同じようなオーラを出しているバックパッカーどうしで話が弾む。もう1ヵ月も旅をしてるの?いいな〜、俺は昨日鉄道で来て、今日、飛行機で戻る弾丸ツアーだ。


121116ベトナム・八百屋?

八百屋?食材の種類は日本より豊富だ。一説によるとベトナムはフランスや日本、アメリカと数十年にわたって戦争を続けていたために、とにかく食べれるものはなんでも調理して食べたので、食材の幅と料理法が豊富ということらしい。


121116ベトナム・カフェ 食後はベトナムコーヒー。超コクのミルクコーヒー。のんびりと日記をつける。そして出発の時間までカフェとホテルのロビーで時間をつぶした。ロビーで暇そうにお茶を飲んでいると、日本語のできるスタッフが話し相手になってくれた。すっぽんがすごく安いとか、やっぱり中国人はちょっとね〜とか...

121116ベトナム・フーバイ空港

飛行機の出発時間の1時間前に予約していたバスにのる。こんなにギリギリの時間で大丈夫かと聞いたが、スタッフが大丈夫というので信じてのった。が、やっぱりギリギリだった。バイクにはさまれてトロトロ走るバスの中で時計を見ながらやきもきする。空港に着いたのは離陸予定時刻15分前。あせってチェックインする。しかし、スタッフの言うことは正しかった。飛行機が遅れていてまだ来ていなかった。結局、40分遅延。飛行機が空港にやって来た頃、雲の切れ間から陽が差し、滑走路に虹がかかる。帰る頃に天気が回復する...




ホーチミンの空港に下り立った時には6時半をまわって、あたりはすっかり暗くなっていた。余計なトラブルを避けるために、ちょっと割高だが空港ゲートのところでタクシーチケットを買って、タクシーに乗る。またバイクが暴走するホーチミンに戻ってきた。このバイクはシートが長く大人2人、子供2人の4人まで乗れるようになっているらしい。


121116ベトナム・ホテル、アンアン 今宵の宿はデタム通りのホテル「アンアン」。日本人の評判がいいミニホテル。確かに広くてきれいな部屋。テレビもでかい。裸足で歩けるほど床がきれい。フエで足が常に水につかっているような状態だったので、ふやけて靴ずれがひどく、裸足で過ごせるのがありがたい。

121116ベトナム・コムチントム

デタム通り周辺をぶらぶら歩く。レストランの呼び込みに引っかかる。ネイティブらしき人がいっぱいいるのでいいかな〜と思って入ったらサクラ(常連客?)だった。みんな知り合いのようで、酔っ払って大騒ぎしながら客引きしている。なぜか私もその輪の中に入って、怪しい酔っ払いおばさん達とタイガー・ビールを飲みながらベトナム語で騒ぐ。お腹が空いたので炒飯を注文した。「コム・チン・トム」。パイナップル味の甘酸っぱい炒飯。


121116ベトナム・春巻きと333ビール

おばさんたちがうっとうしくなったので店をでた。でも飲み足りない。今度は客のほとんどいない、客引きもしない静かなレストランへ。揚げ春巻きと333ビールを注文。なかなか春巻きがこないと思ったら、なぜか店員が店の外から持ってきた。まあいいや、普通においしいから。333ビールはもっともポピュラーなビールらしいが、コクがなく、私にはイマイチ。


次回に続く)



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2012年12月02日

サイゴン名所散策〜ベトナムの旅(5)

11/17 ホーチミン市内(ベンタイン市場、統一会堂、戦争証跡博物館、スカイデッキ)

(前回の続き)

121117ベトナム・朝、サイゴン・スカイデッキ遠望

朝7時、朝食もとらずに出発。今日は近辺の名所を歩いてまわろうと思う。最後は目の前に見えている横浜みなとみらいみたいなビルの展望台に行こう。それにしても朝から汗ばむほど暑い。ベトナムに来て初めて晴れたのでこんなに暑いって知らなかった。それでもバイクの皆さんは元気。


121117ベトナム・フォー24

まずは朝食。"Pho 24"でフォーを食べる。定番のあっさりとした鶏のダシにツルツル麺で、日本のベトナム料理屋で食べるものとほぼ同じ。ここに野菜や香草を入れて食べる。"Pho 24"はフォーのチェーンレストランで、いたる所に店舗がある。黒を基調にしたカフェのようなシックな内装、清潔な店内、ドアを開けてくれる店員。渋谷にあってもおかしくない、ベトナムにいることを忘れるおしゃれな店だ。


121117ベトナム・ベンタイン市場の魚屋

Pho24の向かいにあるホーチミン市最大の市場、ベンタイン市場に入る。私は魚が好きなので市場に行くと、まず魚売り場を探す。鯵やマナガツオ、ハタのような日本では目が飛び出るほどの高級魚、田鰻やなまずなどの淡水魚、そして巨大な蟹や海老、見ているだけでよだれが垂れるワクワクしてくる。


121117ベトナム・ベンタイン市場の飲食店

市場には肉や魚の生鮮食品から日用雑貨、お土産、そして飲食店までなんでもある。飲食店のならびは台北の士林の夜市のようだ。いろいろ珍しいものがあるので、写真を撮ろうとしたら怒られた。早々に退散。ここに限らずベトナムは写真にちょっと厳しい。


121117ベトナム・統一会堂

陽射しは灼熱、しかしホーチミンは緑が多い。「統一会堂」にも街路樹の木陰をつたって陽射しを避けながらやってきた。ここはかつて南ベトナムの大統領官邸だった。1975年4月30日、北ベトナム軍はこの正面の柵を戦車でなぎ倒して大統領官邸に突入し、この建物に北ベトナムの旗を掲げた。そのときサイゴンは陥落し、ベトナム戦争は終結した。そしてやがてサイゴンは「ホーチミン」と改名されることになる。サイゴン陥落の瞬間のノイズの多いモノクロの映像を見たときから、来たいと思っていた。


121117ベトナム・統一会堂講堂

1階にはレセプションルームや講堂など公の部屋がある。団体の観光客が多く、あちらこちらから日本語や中国語の説明が聞こえる。有名な観光地に固まっているところは、同じ東アジア人だからか、日本人も中国人もよく似ている。


121117ベトナム・統一会堂の部屋

3階には応接間など、大統領やその家族のプライベートルームがある。隣の団体のガイドさんが「ここにはたくさんの美術品が収蔵されています」と言っている。確かに象牙の置物や、大きな焼き物、龍の絨毯など高そうなものがこれでもかと並んでいる。権力者はこういったものが好きみたいだな〜、私は落ち着かないけど。


121117ベトナム・統一会堂の窓

この建物は特別な構造をしている。普通、ビルでは廊下はフロアの真ん中を通り、その両側に部屋が並ぶ。しかし、この建物では、中央に部屋があり、外壁に沿って部屋をぐるりと取り囲むように広い廊下がある。しかも、外壁はほとんど窓で、このように兎の餅つきの杵のような形をした柱で覆われている。そうか、陽射しを遮りつつ風を効果的に建物に導き入れる工夫なんだ。屋外の強烈な暑さにも関わらず、建物を囲む緑を通って吹き抜ける風は涼やかで心地よい。サイゴンの風。


121117ベトナム・戦争証跡博物館 統一会堂の裏の公園で水を飲み飲み休憩した後、再び灼熱の中を歩き「戦争証跡博物館」にやって来た。ここは統一会堂に続きホーチミンの目的の2つ目。やっぱり観光客でいっぱい。

121117ベトナム・戦争証跡博物館の戦車

博物館の門を抜けてまず目に付くのは、ずらりと並ぶ戦車、迫撃砲、戦闘機。いずれも実際にベトナム戦争で使用され、激しい戦闘の傷を残すものばかりだ。

私がまず見たかったのは、沢田教一や近藤紘一の写真だ。ここにはベトナム戦争の従軍写真家達の作品が数多く展示されている。ピュリッツア賞をとった「安全への逃避」のプリントもある。やっぱり本物は違う。

他には南ベトナムや米軍の戦争犯罪に関する展示物や、枯葉剤による先天性障害のある人々の写真が展示されている。これはなかなか複雑な気分になる。米軍の北ベトナム兵を惨殺する写真や無差別爆撃の写真が並ぶ。しかし、北ベトナムはアメリカに勝った。戦争犯罪は北ベトナム軍にもあったはずだが何もふれられていない。日本が戦争に負けて連合国の戦争犯罪を言うのがはばかられるのとちょうど反対のようだ。

そして、指がない、足がないという障害から、結合双生児(いわゆるシャム双生児)という重度の障害を抱えた子供たち、人々の写真が並ぶ。いずれも枯葉剤による先天性の障害だ。撮影の日付を見ると最近のものがあるのに気付く。そう、ベトナム南部にばら撒かれた枯葉剤の影響は消えていない。街でも足のない人や目のない人を見かけた。経済発展著しいベトナムだが、今なお戦争が終わったとは言えない厳しい現実がある。


121117ベトナム・トゥオンハイのコムガー

写真を見ていたら途中で博物館から追い出された。なんと、12時から1時半まで昼休みで、博物館は完全に閉められてしまう。ああ、お役所仕事!で、素直にお昼を食べに行く。博物館と同じ通りにある"Thuong Hai"へ。ここの看板メニュー「コム・ガー」、直訳すれば「ご飯・鶏」。そのまんまやん。蒸し鶏と鶏のスープで炊いたご飯。味は皆さんのご想像の通り。普通にうまい。明日帰国なので生野菜もバリバリ食べる。うまいうまい。でも、例のごとく砕けた骨が歯にガリッと来るので慎重に食べる。


121117ベトナム・コーヒーとコーヒーアイス

昼食の後は、近くのおしゃれでクーラーの効いた(重要!)カフェで、アイスのベトナムコーヒーとベトナムコーヒーのアイスクリーム。甘ったるくコクの強いベトナムコーヒーにも慣れてきて、だんだん病みつきになってきた。


121117ベトナム・工事現場

見残した写真を見るために博物館に戻る。途中、壁に写真が貼ってある。何かと思ったら工事現場の目隠しだった。日本では白地にxx建設とか書かれていて、面白みもなく工事現場を囲っている。ベトナム人もなかなかセンスがいい。


121117ベトナム・サイゴン大教会

ついでにやって来た「サイゴン大教会」。横の公園の木陰の下にずらりと若者が並んでいる。なんじゃらほい?と思って見たら、みんな絵を描いていた。


121117ベトナム・サイゴン大教会のマリア

何も調べずについでにやって来たら、教会は閉まっていた。あと5分で開くので教会の周りをグルグルまわって写真を撮る。これは正面のマリア様。


121117ベトナム・サイゴン大教会のすずめ

教会の鳥と言えば鳩を連想するが、ここはなんとスズメ。それも日本のスズメそっくり。


121117ベトナム・サイゴン大教会のステンドグラス

3時に扉が開いたので、教会の中に入る。が、入れたのは一番後ろの椅子のところまで。私が入った教会の中で、もっとも入れない教会。一番後ろのステンドグラスの写真を撮って教会を後にする。


121117ベトナム・ビテクスコ・フィナンシャルタワー

高級デパートやホテルが立ち並ぶ、ホーチミン随一の目抜き通り、ドンコイ通りを通って「ビテクスコ・ファイナンシャルタワー」にやってきた。ベトナムも中国も一番高い建物が「金融ビル」なのが納得行かないが、それは置いておいて展望台に行く。正面玄関からだと展望台に行けない。この展望台入り口から入る。


121117ベトナム・サイゴンスカイデッキ

20万ドンという目が飛び出るほどの入場料を払って高速エレベータに乗り、49階178mの展望台「サイゴン・スカイデッキ」に到着。静かだ。入場料が高すぎて、現地の人は来ないのだろう。


121117ベトナム・スカイデッキの展望
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窓からの展望は...おお、すごい!20万ドンの展望だ。ゆったりと流れるサインゴン側を列をなして遡る船、地平線の彼方までびっしりと地表を覆いつくす小さな建物と、夕日に照らされた新しい高層建築物。サイゴン大教会やホーチミン市人民委員会など、フランス植民地時代の重厚な建物も見える。フロアを三周もして見入ってしまった。ホーチミン在住の知人も「高いけど一度は見るべき景色」と言っていた。


121117ベトナム・国営デパートのカフェ

国営デパートに行き、2階のタックス・スーパーでお土産を買う。コーヒーに蓮のお茶、インスタントのフォー、ドリアンケーキ...。とりあえずバックパックいっぱいに買った。買い物に疲れて同じデパート内にあるカフェで休憩。バナナケーキとアイスのベトナムコーヒー。ここのコーヒーはすでに抽出した状態で出てきた。ちょっと残念。目の前には夕焼け雲と人民委員会の建物。なかなかいい眺めなのだけれど、ガラスが汚いのが残念。


121117ベトナム・蟹肉入り春巻き

シェラトンの前でベトナム在住の知人と待ち合わせ。ホテルの前に立っていたら「中に入りましょうよ」って、私は作業着だし...。みんなそろったところで、知人おすすめのレストランへ。ぼろいビルのぼろいエレベーターに乗ったが店の名前は忘れた。リゾートの屋外レストラン風で、ちょっと高級でおしゃれな店らしい。まずは蟹肉入り春巻き。うまい。今回食べた春巻きで一番うまい。次に、蛙の唐揚げ、なんだかわからない熱帯魚っぽい小魚の唐揚げ、海老の丸焼き、、、見た目は別にして、どれもこれもうまい。


121117ベトナム・蓮の実入り炒飯これが食べたかった!蓮の実入り炒飯。蓮の実はベトナムではポピュラーな食材。ちょっとマカダミアナッツな感じ。

121117ベトナム・タロイモのチェー そしてしめはタロイモのチェーとまたまたアイス・ベトナムコーヒー。「チェー」はぜんざいと訳されることが多いが、確かにドロドロした甘い食べもの。ただし、ぜんざいと違って冷たい。ポピュラーなデザートのはずだが、なぜかここまで見かけなかった。

121117ベトナム・夜のベンタイン市場

ベトナム最後の夜にふさわしいご馳走と、大量のビールに酔い、知人に別れを告げてふらふらと歩いてホテルに戻る。あっ、朝に行ったベンタイン市場だ。夜はデザートの屋台が出ているらしい。行きたい...でも酔っ払ってこの暴走バイクの夜道を渡るのは自殺行為だ。あきらめてホテルに直行する。


シャワーを浴びて、明日に備えて洗濯をする。そして一息ついてテレビをつけると韓国人。なぜか名古屋でとった少女時代のプロモが流れる。チャンネルを替えると韓流ドラマ、それも何局も。ニュースにするかとチャンネルを替えるとKBS。恐るべし韓国人。日本のドラマはおろか、ジャパニーズ・アニメーションさえやっていない。日本は携帯、電化製品市場だけでなくテレビからも締めだされている。


次回に続く)



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2012年12月07日

メコン川の風に吹かれて〜ベトナムの旅(6)

11/18 ホーチミン〜ヴィンチャン寺〜メコン川〜ホーチミン〜日本

前回の続き)

今日はベトナム弾丸旅行の最終日。しかし、ベトナムを発つのは23:55の飛行機。まだまだ時間はたっぷりある。


121118ベトナム・バインセオ

荷物をまとめ7時にチェックアウト。そのままフロントに荷物を預けて、とりあえず腹ごしらえ。あった!やっとバイン・セオにありついた。たぶんベトナムを代表する料理の一つで、日本で言えばお好み焼き。ちょっとゆるめの生地を薄く焼き、もやしや豚肉、海老などをたっぷりはさんで、ヌクマムをつけて食べる。うまいに決まってる!


121118ベトナム・メコンデルタへ

今日は夜に帰国することだし、ホーチミンからのお手軽な1日ツアーに参加する。TNK&APTトラベルの「メコンデルタ・1日ツアー」。日本語の看板が出ていたので、何の気なしに29ドル払って日本語ツアー申し込んだのだが、後で聞いたら英語ツアーは11ドル。英語ツアーにすればよかった!と思った。英語ツアー参加者と日本語ツアー参加者が同じバスに乗り込んで、前半分が英語ツアー、後半分が日本語ツアーになっていた。で、いざ両方のガイドさんの話を聞いていると、英語ツアーのガイドさんは目的地の話しかしないが、日本語ツアーのガイドさんは、ベトナム料理やベトナム語など、ベトナム文化の話をいろいろしてくれて、質問にも答えてくれる。まあ、29ドルの価値はあるかな。

ホーチミンからメコン川河岸の町、ミトーへ向かう。途中の道路はよく整備されていて、これは日本の援助によるものだと日本語ガイドさんも英語ガイドさんも説明する。そして、走っているバイクは韓国製、中国製もあるが、日本製がいちばんいいと、やっぱり日本語ガイドさんも英語ガイドさんも話している。英語ガイドさん、欧米人や中国人に日本の宣伝をしてくれてありがとう。


それにしても暑い。青い空にぽっかり浮かぶ白い雲。日本の夏のようだ。


121118ベトナム・ヴィンチャン寺入り口

第一の目的地に到着。1849年に開かれた由緒正しきヴィンチャン寺。このあたりの中心的なお寺で僧侶の学校があり、お祭りの日には近隣の町からたくさんのお坊さんが来るという。南国的な明るいお寺。それにしても、あの巨大な笑う菩薩像は一体なに...?


121118ベトナム・ヴィンチャン寺構内

巨大菩薩像はちょっとヘンだが、中に入れば荘厳な雰囲気。木彫りの彫刻が施された祭壇に仏像が並ぶ。


121118ベトナム・ヴィンチャン寺仏像

やっぱり何か違う...


121118ベトナム・メコンクルーズへ

さて、いよいよお目当てのメコンクルーズ。しずかなミトーの町も、この船着場は観光客でごった返している。


121118ベトナム・ワニよけのお守り

ボンボン鳴るエンジンがついたこんな木造船。船首にかつてメコン川にいたワニよけの目玉が描かれている。ちなみに漁船には目玉を描かない。なぜならワニといっしょに魚も逃げてしまうから。




ボボボ、とエンジン音を立てながら出発。


121118ベトナム・砂を運ぶ船

ここの川幅は4kmほど、対岸の町が小さく見える。吹き渡る川風が心地よい。でも排気ガスがちょっとけむい。と、向こうから川の上を茶色い山がだんだんこちらに近づいてくる...?砂を満載した船だった。


121118ベトナム・椰子の茂る島

中州にある椰子の茂る島に沿って川を遡る。川の水は茶色いがこれは砂の色で、水そのものはとてもきれいだとのこと。確かにゴミひとつ、油膜ひとつなく、強い日差しににキラキラと輝いている。


121118ベトナム・像耳魚

島のひとつに上陸。と、レストランでランチだった。ツアーは昼食込みで何が出てくるかと思ったら、ミトーの名物「カー・タイ・トゥオン」(象耳魚の唐揚げ)だ!身をほぐしてライスペーパーでくるんで食べる。もぎゅもぎゅ。う〜ん、まずくはない。淡白な白身。鯛に似てないとも言えないこともない...。でも私だったら中華風の唐揚げにして、椎茸や葱の入った甘酢あんをかけて食べたい。


121118ベトナム・再びメコン川へ

ランチを済ませ再びボートへ。なんかふつーに日本人ばかりで日本にいるみたいだ。日本語ツアーなので当たり前なのだが、参加している皆さん、服装もふつーに日本と同じだし(私は作業服)、鞄もふつーだし(私はぼろいデイバック)、靴もふつーだ(私はサンダル、靴擦れがひどくて指にガムテープを巻いている)。旅先でバックパッカーじゃない日本人と話をするのって、私にとって新鮮な体験。仕事でヴェトナムに来ているというビジネスマンに話を聞いたら、やっぱりバイクタクシーや怪しいおねえさんによく声をかけられるそうだ。ひと目で日本人だとわかるのだろう。


121118ベトナム・ココナツ飴工場 別の島に上陸。そこはココナツ飴工場。せっせとココナツ飴を作っている子供たちの横で、なぜかガイドさんがココナツ飴の作り方を実演する。

121118ベトナム・ニシキヘビと戯れる

そしてなぜかここでニシキヘビと戯れる。いたっておとなしく、首に巻かれたり、ひっぱり上げられたりされるがまま。週に鶏1匹食べれればそれで満足だそうだ。




手漕ぎボートに乗る。細い水路をおばちゃんが、そして私もえっちらこっちら漕いで遡るが、汗だくになりすぐに挫折する。後から来たモーター付きボートに引いてもらう。


121118ベトナム・手漕ぎ舟で水路を行く

川幅はどんどん狭まる。迫り来る両岸はうっそうと茂る椰子の森。なかなかいい雰囲気。


121118ベトナム・民族音楽コンサート 椰子の木村に上陸。椰子の林の中に細い道が続いていて、道に沿ってちょっと切り開いて家が建っていたり、果樹が植えられていたりする。そして、採れたての果物を頂きながら民族音楽のコンサートを聴く。突然、「幸せなら手を叩こう」が始まる。日本人に大うけ、外国人観光客はあっけにとられる。

121118ベトナム・ラックミエウ橋からメコン川

村はずれでバスに乗り込み、全長8kmのラックミエウ橋でメコン川を渡る。流れているか、いないか分からないほどのゆったりした流れの川を、たくさんの船が行き来していた。夕暮れ色に染まる川を眺めつつホーチミンへの帰途に着く。


121118ベトナム・デタムの屋台

ホテルのあるブイビエン通りに戻ってきた。腹減った〜。手招きをする屋台にふらふら〜っと吸い込まれる。


121118ベトナム・インスタント焼きそば 外国人が食べているものを指差して「これくれ」と言ったら焼きそばがでてきた。しかし、インスタント...野菜たっぷりなのはいいけど...。ベトナム最後の食事はインスタント焼きそばだった。インスタントラーメンで始まり、インスタント焼きそばで終わる旅。

121118ベトナム・日本へ帰る クーラーの効いたカフェで時間を潰し、ホテルに戻って荷物を受け取りタクシーを呼んでもらう。(ドアから手招きしただけだけど。)バイクが暴走する道を空港へ。13万ドンしかかからなかった。やればできるんだな...。空港で市内で5倍するコーヒーを飲んで時間を潰す。そして23:30、やっと搭乗。

121118ベトナム・機内食朝食 昨夜は酒を飲んで1時くらいに寝た。そして朝食のために4時過ぎに起こされる。半分寝たまま海老しんじょうの粥を食べる。うまい。食べてまた寝る。だって、今日は帰ったらそのまま仕事に行くんだもん...。忙しい旅だった...でもおいしかった...でも食べたりない...とうつらうつらと思う。

(ベトナムの旅・完)



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