2007年03月09日

蘇州も人民でいっぱい・・・上海の旅(2)

2日目 上海鉄道駅〜蘇州駅

上海駅前 今日は水の古都、世界遺産の庭園のある街、蘇州へ向かう。切符を買いに上海駅に行くと駅前広場は何千?という人民であふれていた。大きな布袋を持つ人、天秤を担ぐ人、人民服を着た人、おしゃれな女の子、、、。今日は天気がいいので広場で電車を待っていて大丈夫だが、雨の日はどうなるんだろう。

切符売り場もごった返していて、人民は列に割り込んでくるは、大声で話すはで日本の基準からすれば「大騒ぎ」である。もっとも早く蘇州に到着できる切符をと言って買ったが、出発まで2時間待ちだった。
出発までの時間を駅周辺をうろうろして時間を潰した。安い食堂で牛肉麺を食べてみた。やはり脂臭くてまずかった。人々の服装を見てみると貧富の差は歴然としている。上海に限らないのかもしれないが、上海の貧しい人は普通に街を歩いているときでさえ、自分の貧困を強く意識せざる得ないだろう。

蘇州駅ホーム 列車に乗るときに車両の入り口にいる係員に検札してもらう。この係員はすべての車両の入り口に1人ずついる。日本だったら自動改札の方が低コストだろうが、中国はまだまだマンパワーの時代なのだ。

快適な特快列車で1時間弱、右手に大規模な工業団地が見えてくるともう蘇州駅だ。ここでは大勢の人が降りる。「古都」というイメージは打ち砕かれた。ここも上海と同じように沢山の人民がごった返し、あちこちで再開発工事がすすむ大都市だ。
明日の帰りの切符を買うために切符売り場のなが〜い列に並んで、翌日の昼間の上海駅行きの切符をくれ、と言ったらあっけなく「没有(ない)」と言われた。中国語しか通じないので突っ込んだ質問もできずすごすごと引き上げ、徒歩10分ほど離れたバスターミナルに行ってバスの切符を買った。あとで知ったのだが、蘇州駅の2階に外国人用の切符売り場があるとのこと。

北寺塔 駅前でのわずらわしいタクシーの客引き攻撃をかわして北寺塔まで歩いてゆく。北寺塔は76mの高さがあり、その最上階からは蘇州が一望できる。蘇州の城内には低層の住宅が一面に敷き詰められ、その向こうに高層ビルが並んでいるのが霞んで見える。水の都と思っていたが、水はほとんど見えない。

拙政園 拙政園は留園、獅子林、滄浪亭とならんで蘇州四大名園の一つで、明代に作られた水をテーマとした庭園だ。北寺塔から歩いてもたいしたことはない。
園内は広々としていて水のある公園といった感じだ。蘇州の街中の喧騒とは打って変わってゆっくりと静かに時間が過ぎる。芽吹いたばかりの柳の緑が美しい。

獅子林 次はお隣にある獅子林だ。ここは奇妙な形の石で通路が3D迷路のように張り巡らされている。子供は大喜びだろう。狭い庭園なのだが、見えているところに行こうとしてもなかなかたどり着けない。それどころか閉園時間なので外に出ようとしても出口に近づけない。やむを得ず、無理やりフリークライミングで通路を横切り出口にたどり着いた。

観前街 とうとう駅から繁華街、観前街まで歩いてきてしまった。自転車タクシーにいちど乗ったが、目的地とは全然関係ないマッサージ屋の前で降ろされてしまった。当然金は払わなかった。ここの自転車タクシーは10倍くらいの値段を吹っかけてくることも多く、悪質なので注意(相場はだいたい1元)。

観前街は駅から3km弱離れているが、このあたりが街の中心らしい。近代的なビルと中国的な建物、ファーストフードと蘇州料理の名店、ブランドショップにお土産屋といろいろなものがごちゃごちゃにまざっている。

松鼠桂魚 蘇州に来たら是非これ「松鼠桂魚」を食べてみたかった。淡水魚の王様と言われる桂魚を揚げて甘酢にあえた高価な料理だ。蘇州3大レストランの一つ王四酒家で150元で頂いた(注文したとき店員が150元だがいいのかと聞き直した。)身は淡白で臭みもなく、しかし脂も適度にのっていて、表面はサクサク、中の身はふっくらとしてとてもうまかった。他に前菜のアヒルの舌の蒸し物や、本場の紹興酒などどれもうまくて大満足。






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タグ:蘇州

2007年03月10日

上海の夜は更けゆく・・・上海の旅(3)

3日目 蘇州〜上海

滄浪亭 今日は上海に戻るので昼までに蘇州4大庭園の残りの2つをまわる。まずはホテルに近い滄浪亭へ歩く。滄浪亭は堀に囲まれた、水の都、蘇州のイメージどおりの庭園だ。比較的狭いが様々な種類の竹が植えてあったり、木蓮の花が咲いていたり楽しい。下草を刈ったり、土塁を盛ったりする作業をしている人が沢山いた。庭園を維持するのも大変だ。

蘇州人民路 地図を見ていたら景勝地と言われる盤門に行きたくなった。人民路を南下し運河に向かう。デパートの壁にはビキニ姿の外国人の巨大ポスターが、、、中国とイタリアの共通点だ。

外城河 人民路を南下すると外城河という運河に突き当たる。大きな運河でフェリーも運航している。運河にはいくつか特徴的な橋が架かっている。橋のたもとには洗濯をしている人がいた。車社会になり運河の役割は大きく減ってしまったが、蘇州の住人にはまだ運河は生活の一部なのだ。

盤門 盤門は運河と組み合わされた重厚な石垣の城門だ。城門だけかと思ったら少し離れたところにある瑞光寺塔や庭園とあわせて大きな公園のようになっている。あまり時間がなかったが入場料に25元もとられたので、文字通り駆け足で見てまわった。

留園1 盤門から留園は離れていて歩けないのでバスに乗る。バス停には路線図がなく、バス路線ごとの停留所名がならんで書かれているだけだ。「西園南」なるバス停に停まるバスがある。西園は留園の近くなのでこれに違いない、とバスに飛び乗ったら正解であった。バスは1元で遠くまで行けるので経済的だ。
留園は観光バスがひっきりなしにやってきて他の庭園に比べ観光客が多かった。石畳の蛙が出迎えてくれた。

留園2 留園は他の庭園と同じように楼閣や池、中庭や山を模した丘などで構成されている。楼閣とそれに囲まれた庭園が他の庭園よりも凝っているように思えた。盆栽園などもあった。

蘇州バス 北バスターミナル発の快速バスで上海に戻る。バスターミナルでアクシデントがあった。前日に買った切符に相当するバスが存在しなかった。検札の係員に尋ねたところ中国語で説明してくれるのだが、こちらは込み入った中国語が分からない。とりあえず待っていろと言うのだけ分かったので待っていた。

やがて促されるままあるバスに乗り、促されるまま座席に座ると、これで大丈夫と言われた。本当に大丈夫か不安だったが大丈夫だった。係員がホテルの接客係や駅員と違い、思いのほか親切だった。

それにしてもこの道路わきの看板はなんだ。

南京東路夕方 ホテルは上海随一の歩行者天国、南京東路のそばにとった。南京東路には様々なショップやレストラン、ファーストフード店が立ち並び、かなりの人出だった(あまりの人出で有名レストランは席がなかった)。

人出に負けずポン引きが多い。10m歩くたびに「ロレックス買わない?」、「カバンどう?」、「ご飯は?」「マッサージ」、「女、SEX」、「一緒にご飯食べましょう。(意味不明)」と中国語、日本語、英語で話しかけられる。女性に「オンナイラナイ?」と言われて驚いた。上海は(通称)南京大虐殺を行なった日本軍が上陸した場所だ。中国人民は日本軍が50余年前に行なった蛮行を非難する一方で、日本人に中国人の女性を売っている。

上海下町 賑やかな南京東路に背を面したすぐ隣には古い密集した住宅地がある。急速に発展する中国の中でさらに急速に発展した上海。しかしその中にも昔ながらの変わらない(変われない)ものが虫食いのように存在する。

上海バンド夜景 冷たい風に凍えながらバンドに沿った遊歩道を歩く。ここは対岸の夜景、そしてライトアップされた立ち並ぶ欧米様式の石造りの建築物が美しい。上海を代表する観光名所だ。夜景は美しい、しかし中国は原油高まで引き起こして世界中で買いあさった原油の一部を、こんなところで消費していると考えるとちょっと複雑な気分だ。




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2007年03月11日

どこも人民でいっぱい・・・上海の旅(4)

4日目 上海

上海下町 まずは人民広場のわきにある上海博物館を目指す。南京東路のメインストリートを避け、すぐ隣を並行して走る裏道に入る。そこには狭い路をはさんでギュウギュウと家々が立ち並ぶ古き上海があった。

上海朝屋台 細い道をぬけるとそこにはおやきのようなものを売っている店があった。多くの食堂やまんじゅう屋が朝6時くらいからやっていて、多くの人民が朝食を買い求めている。

豫園広場 上海博物館でたっぷり3時間使った後、明代の上海を代表する庭園、豫園に向かった。豫園の周りは豫園商場と呼ばれていて、伝統建築様式のみやげ物やレストラン(スタバもあった)、デパートなどが立ち並び多くの人で賑わっている。それにしても人民多すぎ!渋谷以上の混雑で真っ直ぐ歩くこともできない。

豫園フードコート 昼食は上海で一番うまい小龍包が食べられると言う南翔饅頭店にするつもりだったが、店も大混雑で行列ができている。待っていられないので飲茶のフードコートにした。何も考えず目に付いたものを取っていったらこんなに大量に取ってしまって、結構高くついた。食べてみると油がしつこくて、餃子は皮が固い。まずい、が食べつくした...胃がもたれる。

豫園梅 豫園に入ると豫園商場とはうって変わって静かで、落ち着いて庭園を散策することができた。あちらこちらに梅が咲いていた。日本人も中国人も同じように梅の花に早い春を感じるのだろう。

金陵東路渡し 豫園を後にして北浦江の東岸に行くために金陵東路渡まで歩いてゆく。金陵東路渡の船の乗り場は遊歩道の下にあって分かりにくいので注意。ここから渡し舟、と言っても立派なフェリーにのって浦東に向かう。夕暮れの外灘は昨晩のライトアップされた姿とはまた別の顔を見せていた。

金茂大廈夜景 浦東では金茂大廈に上った。金茂大廈は高さ420mの世界で3番目に高いビルで340mの88階が展望台になっている。テレビ塔とどちらに上ろうか迷ったが、ライトアップされたテレビ塔を近くで見ようと言うことでこちらにした。案の定、テレビ塔がきれいだ。

上海の市内を見ると、外灘など所々に明りが固まっている場所があり、その間には黒く塗りつぶされたようなところがある。おそらくそれが旧市街なのだろう。

金茂大廈吹き抜け 金茂大廈で驚いたのは夜景よりこの吹き抜けだ。途中のホテルのフロントのある階から展望台の88階までおよそ140mの吹き抜けがある。これを上からのぞけこめるようになっていて、はるかした〜の方に小さく人が動いているのが見える。高度感満点だ。




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タグ:上海

2007年03月12日

さよなら人民、また会う日まで・・・上海の旅(5)

5日目 上海〜成田

南京路の麺 成田に向かう朝の飛行機に乗るために6時半にホテルをチェックアウトした。ホテルの向かいにあった食堂がすでに開いていたので、適当(中国語のメニューがよくわからんかった)に注文したところ、羊の肉とふのようなものが入った、ちょっと怪しげな麺がでてきた。この手の食堂にはだまされてきたので味は期待していなかったが、これが思いのほかうまかった。

南京路太極拳 夜はネオンが輝き、多くの人で賑わう南京東路も早朝は静かだ。人民は健康に気を使う人が多いのだろう、高層ビルを仰ぐ歩行者天国で太極拳や不思議な体操をしている人々がいる。

リニアモーターカー 空港へはリニアモーターカーを使った。車体が浮遊しているために揺れないという評判だったが、上越新幹線より揺れるようだ。最高速度時速431kmとのことだが、早朝運行では300kmまでしか加速しない。新幹線よりちょっと速いくらいだ。残念。

駆け足で上海をまわった。平日だろうが休日だろうが、駅だろうが観光地だろうが人民は溢れている。信号が赤だろうが、人が列に並んでいようが人民は突進していく。急激に経済を発展させている中国のパワーを感じた。しかし、一方で新しい上海の中に進歩に取り残された場所や人々がまだらのように存在する。そして、この急激な発展が何をもたらすのか理解している人がいるのだろうか。この新旧の軋轢が様々な矛盾を生み出していることだろう。

あと十年したら上海の人々は奇妙な形の高層ビルを乱立させたことを後悔し、わずかに残された古い下町の街並みを保存しようとするかもしれない。

まずいものを食わされたり、タクシーに騙されたりしたが、古い伝統と歴史、そして混沌とした現代を持つ中国は面白い。また来ようと思う。
さよなら人民、また会う日まで




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タグ:上海

2007年04月25日

列車の旅、改め飛行機の旅・・・中国シルクロードの旅(0)

北京〜嘉峪関の夜行列車の切符が今日取れるとのことだったので、旅行会社に行った、が、

「とれませんでした」

とのことだ...
寝台どころか座席も取れなかったらしい...
明日の飛行機で北京に行くのにどうすんだよー!

しかたがないので北京〜西安、西安〜嘉峪関の航空券を予約した。
明日から3日間、毎日飛行機に乗る...

シルクロード鉄道の旅が空から見るシルクロードの旅になってしまった。
なんとも間抜けだ。

中国国内の鉄道の切符は中国の旅行会社に手配を頼むべきだった。



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タグ:旅行
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