2012年09月10日

巨大氷山の浮かぶ湖、ヨークルサゥルロゥン湖〜アイスランド&グリーンランド(11)

8/7 スカフタフェットル〜スヴィナフェットル氷河〜ヨークルサゥルロゥン湖〜スカフタフェットル

前回の続き)

スヴィナフェットル氷河トレッキングでひと仕事した感じだが、このツアーは「氷河グランドスラム」、まだまだ終わらない。次の目的地目指してバスに乗り込む。


120807アイスランド、グリーンランドの旅・ヨークサゥルロゥン湖パノラマ
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高校生が静かになったので、バスに乗るなり爆睡した私。半分寝ぼけたままみんなについてバスを下りるとそこには絶景が。ヨークサゥルロゥン湖だ。地平線には氷河を乗せた山々が連なり、そこから流れ落ちた氷山が湖を埋め尽くしている。形も大きさも様々。空と湖は青く、その合間の氷山は白い。すごい。これは本当に絶景だ。


120807アイスランド、グリーンランドの旅・ヨークサゥルロゥン湖の水陸両用車 促されるまま水陸両用車に乗る。これはツアーに含まれている。しかし、なぜ水陸両用車なのだろう。



水陸両用車はディーゼル機関車のような音を立てながら湖に突入。氷山の合間を進んでゆく。


120807アイスランド、グリーンランドの旅・ヨークサゥルロゥン湖のガイドさん

水陸両用車にのったガイドさんが、氷河の成り立ちや、透明な氷と白い氷の違いなどについて説明する。そして湖面から氷山のかけらを食べさせてくれる。氷がプチプチいう。そしてあまった氷は...何しているの?


120807アイスランド、グリーンランドの旅・ヨークサゥルロゥン湖の氷山

ビルのような巨大な氷山がある。でかすぎて湖の底に氷の底がひっかかり、止まっているようだ。これは徐々に融け、崩れて、やがては橋をくぐって海に流れてゆく。この氷河湖は1960年に氷河の後退によって生まれたもので、地質年代ではできたてほやほやだ。そして不思議なことに水の濁りが少なく青い(氷河湖はたいがい白く濁っている)。海水が混じっているからだろうか。


120807アイスランド、グリーンランドの旅・ヨークサゥルロゥン湖のカフェのワッフル 氷河を間近に見る湖畔のカフェでおやつ。ジャムをはさんだワッフルとアイスクリーム。ふわっとした感じの柔らかいアイスクリームを温かいモチモチワッフルに載せて食べる。うま〜い。パンもワッフルもアイスランドはモチモチ系。

120807アイスランド、グリーンランドの旅・ヨークサゥルロゥンの海岸

もう帰る時間なのだが、ツアコンさんから提案。「近くにすばらしい海岸があるから行こうよ。」バスに乗って3分で到着。先ほどの湖が海とつながっている場所だ。崩れた氷河が海岸に打ち上げられている。岩のように氷の塊がごろごろ転がっている不思議な風景。波が寄せて返す「ザザー」という音、それに合わせて氷の塊も波に揺れる。


120807アイスランド、グリーンランドの旅・ヨークサゥルロゥンの海岸に散らばる氷

真っ黒な砂の浜辺には、澄んだ氷塊がまるで小石のように散らばり、キラキラと輝いている。


120807アイスランド、グリーンランドの旅・

予定の時間を1時間以上すぎてバスに乗り帰途に着く。やっぱりアイスランド人はサービス精神旺盛だ。ツアコンさんに最高の一日だったと礼を言った。


120807アイスランド、グリーンランドの旅・シヨゥナルトゥニィパへの登山道

スカフタフェットルのキャンプ場に戻ってくると時刻は6時。感覚がつかめてきた。まだまだ昼間だ。と言うことで、氷河の展望台シヨゥナルトゥニィパへ軽いトレッキング。キャンプ場の裏の尾根をずっとトラバースする。日本の山道みたい。


120807アイスランド、グリーンランドの旅・南極ブナのような低木 この森はまるでフエゴ島で見た南極ブナのよう。でももちろん違う。

120807アイスランド、グリーンランドの旅・尾根に乗るとクヴァンナダルスフォニュークが見える

トラバースが終わり、短い急登を登ると森林限界線上の尾根の上に出た。正面には最高峰クヴァンナダルスフォニュークが見える...やっぱり悔しい。


120807アイスランド、グリーンランドの旅・シヨゥナルトゥニィパに到着

登り始めて50分でシヨゥナルトゥニィパに到着。砂利が敷き詰められた広場のようになっていて絶好の展望台。スカフタフェットル氷河の根っこがよく見える。


120807アイスランド、グリーンランドの旅・シヨゥナルトゥニィパのパノラマ
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お約束のパノラマ。氷河の根元から末端まで黒い筋、氷河の流れがが分かる。


120807アイスランド、グリーンランドの旅・スカフタフェトル全景

夕日に照らされるスカフタフェットルのキャンプ場。


120807アイスランド、グリーンランドの旅・本日のスープとライトビール

今日も夕食はカフェ。メニューは「Today's soup」、そしてToday'sスープには肉が入っていないので、牛乳も。もちろんライトビールで乾杯。今日も楽しかった(ちょっと悔しかったけど)。


次回に続く)

参考
スカフタフェットルの旅行会社
Glacier Guides:スカフタフェットルの駐車場脇にオフィスを構える旅行会社。氷河トレックから最高峰登頂までいろいろある。代理店で日本語で申し込むこともできる(ここ)。





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2012年09月13日

火の渓谷エルドギャ、そして荒野のオアシス、ランドマンナロイガルへ〜アイスランド&グリーンランド(12)

8/8 スカフタフェットル〜エルドギャ〜ランドマンナロイガル

前回の続き)

120808アイスランド、グリーンランドの旅・スカフタフェットルを発つ アイスランド最高峰に未練を残しつつ、内陸のトレッキングのターミナル、ランドマンナロイガルに向けて発つ。バスは8時発だが、嫌な予感がして30分前から停留所でバスを待つ。予感的中。例のフランス高校生の集団もバスに乗り込み、早々にバスは満席。

120808アイスランド、グリーンランドの旅・4WD以外通行禁止の道を行く

最初の1時間はレイキャビックから来た道を戻る。そして交差点で休憩の後、バスは右折し1号線と別れ内陸へと向かう。道はF208という幹線道路だが、4WD以外進入禁止のダートになる。周囲は見渡す限り不毛の荒野、ハイランドから流れ出る川が広く蛇行しながら飛沫を上げて流れ下る。そして川には橋がなく、バスはザバザバと水をかき分けながらいくつもの川を渡る。4WDしかだめなわけだ...。


120808アイスランド、グリーンランドの旅・すごい落石の道

周囲の景色は一面の乾いた大地、あるいは蛇行した暴れ川、あるいはカレー色の苔の斜面。そして、この激しい落石地帯。それでもバスは苦しそうなうなりをあげながら前進するのみ。




激しい...。先日のハイランドのダートはまだ穏やかだった。バスはカーブするたびに「おいおい、倒れないか?」というほど傾き、天井に頭をぶつけそうになるほど上下する。ランタン谷へ行ったときのネパールの道路より激しい。


120808アイスランド、グリーンランドの旅・ELDGJAの案内板

広い河原のようなところで休憩。エルドギャなるところらしい。看板とトイレがある。トレッキングルートもあるようだ。バスの運転手さんは「近くに滝があるから見てきなさい」と言う。休憩時間は1時間、お言葉にあまえて出発。


120808アイスランド、グリーンランドの旅・ELDGJAで休憩

崖にはさまれた広い河原を行く。しかし、もともとここは河原ではなかった。「エルドギャ」とは「火の渓谷」という意味。ここはマグマが噴き出す地面の割れ目だったのだ。しかし、20分歩いても問題の滝はなかなか現われない。ちょっとあせってくる。


120808アイスランド、グリーンランドの旅・Ofairufoss

渓谷の屈曲部を越えると、突然目の前に巨大な滝が姿を表す。これが「オゥファイル滝」だ。轟音を轟かせながら溶岩の崖を二段になって流れ落ちる男前の滝。ここまで25分かかった。あわただしくバスへ戻る。


120808アイスランド、グリーンランドの旅・ELDGIAの落石 途中、河原にはボルダリングできそうな大きな岩がゴロゴロしている。よくよく見るとプレートが...2011年の落石ほやほやの岩のよう。

120808アイスランド、グリーンランドの旅・ELDGIAの河原

このあたりの苔は不思議な色をしている。緑よりも黄色やオレンジ、カレー色が目立つ。

バスに戻れば出発10分前。かなりギリギリだった、が、誰も帰ってきていない。ずっと後をフランス高校生の一群が歩いている。バスの運転手さんも気にする素振りなし。どうも時間に細かいのは日本人の悪い病気のようだ。この悪い病気を治さない限り日本に「ゆとり」はない気がする...。結局15分遅れでバスは出発。


120808アイスランド、グリーンランドの旅・休憩するバス

内陸に進むにつれてどんどん砂漠のようになってゆく。でも川が流れているので、雨が少なくて砂漠になっているのか、放牧された羊が草を食い尽くしたのかは不明。


120808アイスランド、グリーンランドの旅・運転手さんのおすすめ絶景ポイント

右に左に揺さぶられ、ザバザバと川を渡り、パリダカのように土埃を巻き上げる四駆とすれ違い、バスがうめき声を上げながら岩屑の丘に登り、そこでとまる。運転手さん一押しの撮影ポイントということで、みんなバスから下りて写真を撮る。そう言えば丘陵地帯から山岳地帯へと移りつつあるようだ。目的地は近い。


120808アイスランド、グリーンランドの旅・ワタスゲの湿原。ランドマンナロイガルは近い

バスは岩屑の丘を下る。遠くに真っ白な平原が見える。雪?いや今の時期ありえない。だんだん近づいてきてなんだか分かった。ワタスゲだ。地平線の彼方まで何キロも湿原が続き、一面ワタスゲに覆われている。本日、一生分のワタスゲを見た。


そしてワタスゲの湿原の果て、殺伐とした山々に挟まれた平地の一角に、ずらりと並ぶバスといくつかの平屋の建物が見えてきた。生き物の気配さえないところに突然人間の空間が現われるさまは、荒野のオアシス。今日の目的地、ランドマンナロイガルだ。


次回に続く)



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2012年09月14日

ワタスゲに囲まれた露天風呂〜アイスランド&グリーンランド(13)

8/8 スカフタフェットル〜エルドギャ〜ランドマンナロイガル

前回の続き)

120808アイスランド、グリーンランドの旅・ランドマンナロイガルのキャンプ場

ランドマンナロイガルは広大な無人地帯のなかにポツリとあるキャンプ場だ。しかし広い。スカフタフェットルと同じようにテント2,300張りは張れそうだ。ただスカフタフェットルと違い、ほとんどの場所が校庭のように固く乾き、さらに小石が埋まっている。そのキャンプ場の端っこに草の生えている、まあまあ快適な場所を発見し急いでテントを張る。テントを張ってから受付をしたが、今シーズン最初の日本人だそうだ。レイキャビックやゴールデンサークルでは日本人を見かけたが、ここまで来る人はほとんどいないらしい。


120808アイスランド、グリーンランドの旅・ランドマンナロイガルにあった地図

キャンプ場にあった地図を見て今後の作戦を練る。なんせ、ここはトレッキングのターミナルだと聞いて、lonely planetのちっちゃい地図だけを頼りに来ているので、手持ちの情報に乏しい。


120808アイスランド、グリーンランドの旅・ランドマンナロイガルの露天風呂へ向かう

ここに来た理由のひとつは絶景のトレッキングのターミナルであること。そして、さらにもうひとつある。ワタスゲの湿原に木道が伸び、その先にテラスのようなものがあって人が集まっている。そして木道の上をビキニを着た女性が歩いてくる...


120808アイスランド、グリーンランドの旅・ランドマンナロイガルの湿原の真ん中の露天風呂

ジャーン、ここには露天風呂があるのだ!テラスはそのための脱衣所。ワタスゲの湿原の真ん中を川が流れていて、その川底からプクプクと温泉が湧き出ている。ちょっとぬるいけどサイコー!いつまででも入っていられる。時々上流からアオミドロみたいなドロドロした藻が流れてくるのはご愛嬌。それにしても不思議なのは西洋人の皆さんがオープンなこと。テラスの上で水着に着替えるのだが、若い女の子がお尻丸出しで着替えたり、手で胸をちょっと隠しただけで(時々隠しもしないで)着替えていたりする。日本の風呂には同性で入るのも嫌がるのにね...。


120808アイスランド、グリーンランドの旅・ワタスゲたくさん。風が強い

湯につかりながら見るワタスゲも一興。


120808アイスランド、グリーンランドの旅・ランドマンナロイガルの山小屋

ランドマンナロイガルには山小屋もある。しかし、いつもいっぱいで予約は難しいようだ。

風呂をでて売店に直行。ライトビールを買い、サンドイッチをつまみに乾杯。


120808アイスランド、グリーンランドの旅・ランドマンナロイガルの裏山

乾杯してしまったが、時計を見ればまだ5時。まだまだ昼は長い。そこでキャンプ場の裏山に登る。裏山は鬼押し出しの溶岩の塊のようで苔に覆われている。踏み跡が錯綜していて、下手するとズボッと溶岩の穴にはまりそうだ。


120808アイスランド、グリーンランドの旅・ランドマンナロイガルのパノラマ
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キャンプ場を見渡すピョコにのってパノラマ撮影。ランドマンナロイガルの雰囲気がよく分かる。


120808アイスランド、グリーンランドの旅・規格外のバーナー... テントに戻り夕食の準備。EPSのヘッドにレイキャビックで買ったジェットボイルのカートリッジをつけてみる。やっぱりついた!でももちろん保証外。自己責任。

次回に続く)

参考
ランドマンナロイガルへのバス
Reykjavik Excursionsがスカフタフェットルからランドマンナロイガルへのバスを運行している。ランドマンナロイガルは「Beautiful South Circle Passport」の対象停留所。
ランドマンナロイガルのキャンプ場
シャワー、流し、炊事場、トイレ、売店、インフォメーションあり。もちろん温泉もあり。水着着用。シャワーのお湯は有料、流しのお湯は無料。売店ではサンドイッチ、お菓子、缶詰、コーヒー、ライトビール、ちょっとしたつまみなどを売っている。カード利用可。レイキャビックの1.5倍くらいの値段。



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2012年09月16日

溶岩地帯をさまよう〜アイスランド&グリーンランド(14)

8/9 ランドマンナロイガル(ブラウヌウクル、ブレットニステインサルダ)〜レイキャビック

前回の続き)

トレッキングのために5時に起床。冷たい雨。この旅初めての本格的な雨。山は低い雲に覆われて見えない。食事をして雨が上がるのを待つ。


120809アイスランド、グリーンランドの旅・キャンプ場の裏にいた馬

8時になると雨も小降りになって、なんとなく明るくなってきたのでとりあえず出発。馬と遭遇。馬も寒いのかかたまっている。そうか、サイト場がなんとなく臭いと思ったらこれだったのか...。


120809アイスランド、グリーンランドの旅・Blahnukurへ出発

道標と踏み跡発見。ランドマンナロイガルをぐるりと周ろうと思っている。しかし、手元の地図はlonely planetからコピーした3cmx3cmくらいの小さな、ルートの点線と山頂の三角マークくらいしか書いていないざっくりとした地図。道標と踏み跡は心強い。おそらく正面の山が、これから登るブラウヌウクル。


120809アイスランド、グリーンランドの旅・Blahnukurへ小さな橋を渡ります。

浅い川にかかる小さな木の橋を渡る。車道には橋がないが、こんな、またげるくらいの川に橋がある。


120809アイスランド、グリーンランドの旅・Blahnukurは溶岩のザラザラの山

踏み跡に従ってブラウヌウクルの斜面を登る。真っ黒いザラザラと崩れる斜面。富士山に似ているが、富士山の砂礫より細かく黒い。浜辺の砂山みたいに、本当に砂と小石だけでできているじゃないかと思えるほど。ただ黙々と登る。


120809アイスランド、グリーンランドの旅・振り返ると虹
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だんだんと周囲の景色が開けてきた。虹が...でも稜線に出ると風がますます強くなり、雨も降り出して虹はすぐに消えた。打ち付けるような雨に我慢できずゴアアマを羽織る。


120809アイスランド、グリーンランドの旅・Blahnukur山頂

歩き始めて1時間弱で山頂に到着。雨でレンズが濡れ写真をとるのもママならず、風でゴア雨もバタバタと音を立てる。寒い。それもそのはず、気温は10度以下。秋の北アで雨に打たれているようなものだ。こんなところでぐずぐずしていたら疲労凍死してしまう。さっさと下りにかかる。


120809アイスランド、グリーンランドの旅・BlahnukuからGroenagil

さて、道はどこかな...と見ると黒いザラザラの、おまけに吹きさらしのリッジに踏み跡がついている。あんなところ行くんかい!でもしょうがないから行く。強風にはためく雨具を押さえ、雨が顔にあたらないようにうつむいて、ズルズルと滑りながら尾根を下る。


120809アイスランド、グリーンランドの旅・

あれ、踏み跡がなくなった?と思ったら、尾根の右側のザレた崖のような斜面にスキーのショートターンのシュプールのごとく細かくジグザグに踏み跡、というか崩れた跡がついている。こんなとこ行くんかい!たぶん今まで私が歩いたザレた道で一番急。池ノ谷ガーリよりはるかに急ではるかにザラザラ。足を前に出すたびに、岩雪崩のようにザザザーと溶岩の小石が崩れ落ちてゆく。スキーで滑り下りてしまいたいくらい。なんとかこの砂礫地帯が終わったと思ったら、さらに悪いことに赤土のヌルヌル地帯になった...。赤土グリセードで下る。


120809アイスランド、グリーンランドの旅・Groenagilをわたる

奇跡的に2、3回転んだだけで下りきった。下りたところはグロエナギルの河原。この川に沿って下りると先ほどの小さな橋に出る。風も雨も弱まり一息つく。


120809アイスランド、グリーンランドの旅・こんなところにも羊が

河原には2本ほど目印の杭が立っていたが、すぐに目印がなくなりルートを失う。lonely planetの心もとない地図で方向を確かめ(方向くらいしか確かめられない)、対岸に渡り踏み跡を探してさまよう。こんなところに羊もさ迷っている。


120809アイスランド、グリーンランドの旅・Landmannalaugarの花

数は少ないが花も咲いていた。これは羊は食べないのかな。


120809アイスランド、グリーンランドの旅・溶岩の台地、ここにも羊が

対岸に渡って細い踏み跡を上流に向けてたどる。踏み跡に導かれるまま溶岩の丘を登る。展望もよく踏み跡ははっきりしてくるが、こんどは逆に尾根という尾根に踏み跡が錯綜している。次の目的地ブレットニステインサルダと思われる山を目指して適当に踏み跡を選んで進む。


120809アイスランド、グリーンランドの旅・黒い山blahnukur

ピンクの砂の蟻地獄のようなズルズル滑る斜面や、赤土のつまったヌルヌル滑る溶岩のルンゼを越え、なんとかブレットニステインサルダに取り付いた。振り返ればさっき登ったブラウヌウクルが大きい。石炭のように真っ黒だ。


120809アイスランド、グリーンランドの旅・Brennisteinsalda山頂

単調な褐色のザレの斜面をひと登りでブレットニステインサルダ到着。相変らず空は重苦しい雲に覆われているが、雨と風はおさまった。


120809アイスランド、グリーンランドの旅・Brennisteinsalda山頂のパノラマ
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山頂からは360度の展望。この山頂の直下から溶岩が流れ出し、川を埋め、その末端にキャンプ場があるのがよく分かる。あちらこちらから噴煙が上がり、まだ火山活動が続いていることを思わせる。


120809アイスランド、グリーンランドの旅・

縦走路とブレットニステインサルダへ登頂する道との分岐に戻ってきた。この縦走路はポウルスモルクまで続く3泊4日の人気のトレッキングコースになっている。目の前を次々と登山者が横切る。俺も行きたいな〜。


120809アイスランド、グリーンランドの旅・ここにだけたくさん咲いている

なぜかここにだけ花が群生している。


120809アイスランド、グリーンランドの旅・噴気孔

山頂から適当にあたりをつけて、噴気孔のひとつにやってきた。硫黄臭い湯気が立ち込める。地面が熱い。さわらなくても下のほうから熱気を感じる。


120809アイスランド、グリーンランドの旅・Vondugiljaaurarのワタスゲ

溶岩台地を横切りヴォンドゥギルヤオイラル(たぶん)の谷に下りる。ここも一面ワタスゲ。ワタスゲ以外のものはないのか...

谷からまた溶岩台地に登り、12時ちょうどにキャンプ場に戻ってきた。


次回に続く)



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2012年09月17日

アイスランド最後の夜〜アイスランド&グリーンランド(15)

8/9 ランドマンナロイガル(ブラウヌウクル、ブレットニステインサルダ)〜レイキャビック
(前回の続き)

120809アイスランド、グリーンランドの旅・ランドマンナロイガルのカフェ レイキャビックへのバスの出発は3時半、ランチを食べ、テントも撤収してやることをやったが、まだまだ時間がある。どうしよ〜、そうだ!飲もう! と言うことで、カフェに行って飲みなれたライトビールとスモークサーモンを買って一杯。
左のバスが売店、右のバスにテーブルと椅子がある。

120809アイスランド、グリーンランドの旅・自転車ツーリストも多いです

こんなところまでやってくる自転車ツーリストも多い。MTBが多く、XBもちらほら。みんなバーエンドバーをつけている。バスがひっくり返りそうなダートを、川を渡ってやってこなければならないのでRBは不可。アイスランドではRBは見かけなかった。そして、いいな、と思ったのがスタンド。日本のスタンドはチェーンステイの後輪側につけるが、こちらのはチェーンリング側についていた。これだったら輪行のときも外さなくてよさそう。


120809アイスランド、グリーンランドの旅・川を渡るバス

温泉の流れる川を渡り、次々とバスが旅立ってゆく。


120809アイスランド、グリーンランドの旅・ランドマンナロイガル周辺

バスに乗り込み、景色がよく見える前から2列目を確保。バスは定刻にレイキャビックに向けて出発。ついにここで騒々しいフランス高校生と別れることができた。ホッとする。

ランドマンナロイガルをでて、来たほうと反対側へ左折。しばらくは緑の絨毯を敷いたような丘が広がる。所々に踏み跡や道標が見える。トレッキングルートがランドマンナロイガルを起点に四方に伸びているようだ。




例のごとく荒野のダート。鬼押し出しのような、黒い樹氷のような溶岩が林立する荒野をバスは行く。激しく上下に揺れ、バスがきしむ。動画を撮っていると酔いそうだ、、、なぜか脱いだ私の登山靴が前の座席の下をくぐりぬけ、前の乗客の足をこずいている。録音されたバスのガイドの音声だけが、冷静にこの荒野の成り立ちを語っている。


120809アイスランド、グリーンランドの旅・雲が山を越えてきます。

南に山の連なりが見える。強烈な南風が山に当たり、雲を沸き立たせながら山を越えようとしている。バスはダートでのきしみに加え、飛行機のエンジン音ような風切り音を立てはじめた。どこからか冷たい風がバスに吹き込む。


120809アイスランド、グリーンランドの旅・雨の荒野を行く

バシャバシャと雨が降ってきた。さっきまで濛々と土煙を上げていた大地がすっかりおとなしくなり、前の車が見えるようになった。いや、前にいる車しか見えない。さすがにここには羊はいない。


120809アイスランド、グリーンランドの旅・レンタルホースの看板 舗装道路にでる。まるで乱気流から脱した飛行機のように滑らかにバスは走る。道の両側はずっと牧場。レンタルホースの看板が見える。ハイウエー1号の道の脇には歩道ならぬ馬道の標識もある。

7時半、BSIバスターミナルに到着。4日ぶりだがなんか懐かしい感じ。ここからが忙しい。ホテルへタクシーで直行、ホテルの手違いがあったので隣のゲストハウスに泊まることに。そして次の目的地グリーンランドは物価が高いので自炊のための食材の買出し。さらに洗濯をするため、初日に行ったレイキャビックのLaugavegur通りへ駆けて行く。


120809アイスランド、グリーンランドの旅・レイキャビックのバーにてビール

初日に調べておいた洗濯屋バー(1階がバー、地下がコインランドリー)に入った。洗濯機は先客でいっぱい。飲みながらゆっくり待つことに。デンマークのTUBORGをサーバーからついでもらう。日本のビールに似たさっぱりとしたピルスナーだ。日本より安い。アイスランド最後の夜に乾杯。楽しかったな〜、でも最高峰は登れなかったし、まだまだ行きたいところがいっぱいあるな〜。


120809アイスランド、グリーンランドの旅・レイキャビックのバーにてラムのモモ肉

アイスランドで食べようと思っていたものその2。ラムのモモ肉。照り焼きのようなこってりとしたソースがかかったロースト。付け合せのジャガイモもジャガイモの味が濃縮されている。うまい!ビールがすすむ。2杯目はTUBORG CLASSIC。TUBORGよりコクがあり、個人的にはこちらが好み。


120809アイスランド、グリーンランドの旅・レイキャビックのショーウインドウ

本日の最終課題の洗濯も終わり、すっかり解放されてビールでいい気分になり、街を横切りホテルへ戻る。ショーウインドウは遅い時間でも照明がついている。なんかシュールなのが多いな...


次回に続く)



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