2008年08月17日

能登半島の先っぽへ〜能登の旅(3)

3日目 和倉温泉〜輪島〜白米の千枚田〜禄剛埼灯台〜和倉温泉

080817加賀屋朝食 6時半に起きてひと風呂浴びて朝食。加賀屋の食事の量はどちらかと言うと少なめだ。だが、最高の材料を使い、さらに工夫が凝らされた料理になっている。カレイの一夜干しがうまかった。しかし、仕入れから調理まで巨大旅館でこれだけの食事を準備するのは大変だろう。
食事の後は、和倉温泉駅前でレンタカーを借りて能登半島の旅に出発!

080817輪島朝市 輪島まで能登道路を北上する。道路の両側には広葉樹の森が続いている。丘陵地帯でこれだけ豊かな森に覆われていることに感動する。
11時に輪島に着いた。朝市に行ったがもう朝ではない、おまけに暑い...片付け始めた店もある。朝市は朝に行くべきだ。それでもおばさんたちが一生懸命干物を売っていた。
朝市を一通り観たあと、輪島塗の輪島屋本店で箸を買った。輪島塗の製作工程を説明してくれたりして興味深い。

080817白米の千枚田 海沿いに半島の先っぽを目指す。岩々した海岸の風景が美しいドライブコースだ。途中で「白米の棚田」で車を停める。海岸に向かって田んぼが段々になっている。こんな海のそばで稲が育つとは。田んぼの間には遊歩道があり、そのわきの水路には澄んだ水が流れていて、カワニナやゲンゴロウがいた。米もたわわに実っている。ほとんどの人は駐車場から棚田を眺めるだけだが、田んぼの間を歩いてみることをお勧めすする。

080817禄剛埼 途中、窓岩の近くの店で昼食にした。店の名前は忘れた。さざえ定食1650円だったかな。さざえを3つ食べた。
車が能登半島の先っぽに近づくにつれて海の水が澄んできれいになってゆく。禄剛埼に到着し、駐車場から5分ほど丘を登ると能登半島の先っぽに到着。岬の上から海を眺めると、青く透き通った水の下に海底の岩がはっきり見えた。

080817禄剛埼灯台 青い空、青い海、そして白い禄剛埼灯台。海と灯台を一緒に撮ろうとしたが、微妙な位置関係でうまく行かない。
このあと恋路海岸や見附島に行きたかったが時間切れ。県道57号で能登半島の真ん中を突っ切り和倉温泉に戻った。この57号はよく整備されていてとても走りやすい。

加賀屋に戻り、また温泉に入る。そして夕食。昨日に増して豪勢な食事だ。伊勢海老のブイヤベース、伊勢海老のだしの地鶏の鍋、甘鯛まるまる一匹の煮付け、車海老のお作り...。これがまた地酒の冷酒に合うんだな。何年に1回かの贅沢を堪能する。
今日も布団の上でごろごろしていたらいつの間にかまた眠ってしまった。





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タグ:旅行

2008年08月18日

岩牡蠣うまい!〜能登の旅(4)

4日目 和倉温泉〜七尾(能登食祭市場)〜能登空港〜羽田

080818加賀屋 朝食後、出発まで加賀屋のまわりを散歩した。加賀屋は海に浮いているようだ。

加賀屋はなぜこんなに人気があるのか?もちろんゆったりとした部屋や洗練された食事もその理由だろう。それよりも大きな理由が2つあると思う。1つは、加賀屋自体がかつての温泉街の機能をすべて持つ温泉テーマパークになっていること。旅館の中にみやげ物屋のならぶ通り、食事処、ディスコ、歌謡ショーからマジックショー、マッサージ、そして朝市までそろっている。初めて加賀屋に入ったとき、ナンジャタウンかと思ってしまった。2つめは、やはり従業員のサービス。こちらが何も言わなくても、どこに行きたいかたずねられる。どこどこに行きたいと言うと交通機関から見所まで調べて教えてくれる。そしてこちらの要望は出来るだけきいてくれる。従業員すべてがホテルのボーイからフロントからコンシェルジュまでひとり何役もこなしているように思える。

080818車窓 駅までバスで送ってもらって1両編成の電車に乗る。車窓からは青々とした田んぼが見える。ところどころ稲の植えられていない田んぼがあるようだが、これは減反のせいだろうか。こんなに豊かに稲が育つのにもったいない。

080818食祭市場 七尾の駅で降りて歩いて「能登食祭市場」行った。ここには鮮魚、乾物屋から輪島塗りなどの土産屋、そして飲食店が集まっている。土産にさより、かわはぎ、かれいの一夜干をそれぞれ一枚250円で買った。
ここの目玉はなんといっても「浜焼きコーナー」だ。市場内の魚屋で買った新鮮な魚介類を持ち込んで、焼いて食べることができる。

080818岩牡蠣 焼いて食べるのはもちろんこれ!今が旬の岩牡蠣だ。小さいものでも普通の牡蠣の4〜5倍の大きさがある。大きな身にはうまみがぎっしりつまっていて、月並みな表現だが、とってもクリーミー!ひとつは生でレモン汁をかけて、もうひとつは焼いて食べた。うまい。ひとつが私のいつもの昼飯ぐらいの値段がする...

080818能登空港 お腹がいっぱいになった後は、食祭市場の駐車場から乗り合いタクシーに乗って、直接能登空港に行く。この間のドライブも海沿いの道でなかなか良かった。
能登空港はゲートが二つの小さな、しかし、ちょっと変わった空港で、空港ビルに市役所の分館があったり、航空学校が付属していたりしていて施設の有効利用をしている。

080818能登半島 飛び立った飛行機の窓からは能登半島が見える。写真は能登半島の中央付近を南側から北側の海の方向を眺めたもの。いかに緑が豊かがわかる。
離陸したと思ったらあっと言う間に飛行機は降下を始め、羽田に着陸。旅は終わった。



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2009年02月27日

さようなら、ブルートレイン・はやぶさ〜阿蘇の旅(1)

1日目 東京〜はやぶさ乗車

旅を愛する人間ならば誰でも、夜行列車、それも寝台列車と聞けば、郷愁を帯びた旅情をかき立てられるのではないだろうか。

その日本を代表する寝台列車、ブルートレイン・はやぶさが、来月14日に廃止になる。本当に郷愁になってしまうので、その前に熊本へブルトレの旅に出かけた。

090227東京駅掲示板 以前、ブルトレに乗ったのはいつだっただろうか...確か、トカラの帰りに西鹿児島から東京まで帰ってくるのに乗った。相当昔だ。今は列車の表示板は電光掲示板だが、当時は文字がカタカタ回るやつだった気がする。そのはやぶさの電光掲示板も間もなく見ることができなくなる。

090227はやぶさ機関車 出発のおよそ20分前に機関車EF66が寝台車両に連結される。その様子を撮ろうと、10番ホームの先頭車両付近には黒山の人だかりができている。あちこちで一眼デジタルや三脚を抱えた大勢の人たち(鉄ちゃん)が走り回っている。ツアー客とおぼしき人々が列車の前で記念写真を撮っている。ホーム全体が異様な熱気に包まれている。

090227はやぶさプレート 車体にも「さようなら・はやぶさ」のプレートが。このプレートの前にも、写真を撮る人だかりができていた。

090227はやぶさ車内 写真を撮る人々を横目に車内へ。外の喧騒とは打って変わって、車内は静かだった。今宵の宿は1号車、開放B寝台、2段ベッドだ。

090227はやぶさベッド ベッドにはシーツと枕、毛布、ハンガー、そしてスリッパ、浴衣まである。それらをわきによけて、早速、居場所作り。
18時03分、遙か熊本を目指して列車は動き出した。動き出したのを確認して、乗る前に駅で買った、とんかつ弁当を広げ、缶の赤ワインを空けてすっかり旅気分で夕食をはじめた。ふと横を見ると、すでに浴衣でうろうろしている人がいる...

090227はやぶさ洗面台 寝る前に洗面台へ。全体的にレトロだが、必要な備品はそろっており、洗面台からはしっかりお湯も出る。往年のブルトレは「動くホテル」だったことが想像できる。

090227はやぶさ就寝 豊橋を過ぎたあたりでベッドに横になった。カーテンを引くとカプセルホテルのような個室になる。おやすみなさい。
...静岡あたりで乗ってきたじいちゃん達が、隣で宴会を始めた...



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2009年02月28日

はやぶさを撮る人々に驚く〜阿蘇の旅(2)

2日目 はやぶさ乗車〜熊本駅〜阿蘇下田城ふれあい温泉駅〜地獄温泉

090228宮島 朝7時。再開された車内アナウンスで目が覚める。眠い目をこすり、カーテンを開けて列車の外の様子をうかがう。この朝一番に夜行列車のカーテンを開けて、外の景色を眺める瞬間が好きだ。
大きな宮島の陰から朝日が昇ってきた。

090228下関EF66 朝食の車内販売は大混雑で、穴子飯などの弁当は売り切れ、サンドイッチしか残っていなかった...さみしい。
10時20分頃、下関駅に到着。ここで、ここまで我々を引っ張ってくれた機関車EF66と別れ、機関車EF81と連結される。この付け替えを見ようと、列車が駅に着く前から出口には行列、ホームにはカメラを持った沢山の人。駅に着いたら着いたで、列車から降りてダッシュする人々。ここも大騒ぎだ。

090228下関EF81 EF81がやってきた。前ににじり寄る群集を駅員さんが押し返す。絶え間ないシャッターの音。向かいのホームにも人が並んで写真を撮っている。と言う私も撮っている。

090228下関 ホームの上の鉄ちゃん達を残し、列車は発車のベルもなく滑るように出発する。本州最後の景色、下関の街ははなんとなく寂しげだ。

090228門司 あっと言う間に関門トンネルを通過し、九州に上陸。最初の駅は門司だ。ここで機関車の付け替えと、後半分の「富士」を切り離す。「富士」は「はやぶさ」と別れ、大分駅を目指す。
門司駅のホームにも大量の人。富士の切り離しを見ようとしたが、人が多くて近づけない。

090228門司2 ホームの先頭では、ヘッドマークを付けた機関車がはやぶさに連結された。こいつが熊本駅まで引っ張ってくれる。

090228車内 大都市、博多を過ぎると列車は小春日和ののどかな田園地帯を行く。車中もなんだかほんわりしている。が、周囲では、マニアックな鉄道の会話が飛び交っている。
外を眺めていると、鉄橋の土手の上や、田んぼのあぜ道などで、三脚を立ててこちらに向かってカメラを構えている人が、次から次へと現れる。乗客やホームにいる人々だけでなく、東京と熊本をつなぐ1293kmの線路に沿って、数え切れない人がはやぶさの姿を写真に残し、消え行く寝台特急を惜しんでいるのだ。

090228熊本1 信号故障のため、1時間20分遅れの13:10に熊本駅到着。趣き深い列車の旅だった。ここで初めて、機関車の正面からの写真が撮れた。

090228熊本2 さようなら、はやぶさ...

090228黒亭ラーメン 新幹線の工事のために、上海みたいになっている熊本駅を出て、およそ5分、熊本ラーメンの名店、「黒亭」にやって来た。30分ほど並んでやっと店内に入ることができた。勢い余って、豪勢に「大盛りチャーシュー麺」を頼む。こってり豚骨でありながら、さっぱりとした後味、にんにくの香ばしい香り。するすると入ってしまう。

090228阿蘇下田 お腹がいっぱいになったので、本日の宿に向かう。熊本駅で肥後本線に乗車。列車は始めは街の中を進むが、やがて田園風景に変わる。そして前方に阿蘇の外輪山がだんだん近くなり、やがてその切れ目に突入、左手前方は阿蘇の本山、右手には外輪山が壁のように続く不思議な光景になる。立野で南阿蘇鉄道に乗り換え、1両編成の列車で山に挟まれた平地をことこと進む。そして「阿蘇下田城ふれあい温泉駅」(なげ〜)で下車。

090228地獄温泉 阿蘇下田から地獄温泉までは、バスが1日3本しかない。もう終バスが行ってしまったのでタクシーで地獄温泉「清風荘」へ(1900円、ちょっと痛い...)。清風荘は阿蘇の山あいにある、湯治場の趣を残す温泉旅館だ。異なる源泉を持ついくつもの風呂と、野趣あふれる料理が売りだ。ほぼ、まるまる24時間かけてやってきた我々を、玄関で猪がお出迎え。

090228囲炉裏焼き さっそく温泉につかり、つかり、つかり...のぼせ上がったところで夕食だ。今日は「野鳥囲炉裏焼きコース」を頼んである。竹串に刺した、うずら、地鶏、鴨、猪、ヤマメ、豆腐、こんにゃく、里芋、ねぎ、ピーマンがざるに盛られ、それを自分で囲炉裏で焼いて食べる。山鳥は噛めば噛むほど旨みが口に広がる。さっきまで生きていたヤマメはホックリしている。そして、阿蘇の地酒「霊山」をキュッとやる。たまらんな〜。



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2009年03月01日

阿蘇山縦断〜阿蘇の旅(3)

3日目 地獄温泉〜阿蘇駅〜杵島岳〜草千里ヶ浜〜地獄温泉

阿蘇山は公共交通機関に乏しい。地獄温泉から阿蘇山を周遊して、また地獄温泉に戻ろうと思ったが、阿蘇山を北から南に縦断するバスがない。
が、地図をよく見ると草千里ヶ浜から地獄温泉まで、点線が引いてある。おそらく登山道に違いない...足を使って阿蘇山を縦断することにした。

090301阿蘇下田駅 さっさと朝風呂に入り、さっさと朝食を食べて、地獄温泉発8:35、阿蘇下田行きのバスに乗る。これを逃すと13:00過ぎまでない。バスの中でやはり「はやぶさ」で熊本にやってきた人と話をしているうちに駅に到着。駅には温泉と土産屋が併設されている。土産屋には山芋や椎茸まで売っている。

090301豊肥本線 阿蘇下田から南阿蘇鉄道に乗り、立野で豊肥本線に乗り換える。立野から列車は後ろ向きに出発し、途中で運転手が後部運転席から前部運転席に乗り換え、列車は反対方向に走り出す。何が言いたいかと言うと、スイッチバックになっているのだ。
阿蘇のカルデラの中をのんびりと列車は行く。

090301阿蘇遠景 おおっ、阿蘇山から煙が...よく見れば中腹からもうもうと煙があがっている。

090301阿蘇駅 列車は阿蘇駅に到着。煙を上げている阿蘇山を囲むように、ドーナツ状に平野が広がっている。阿蘇のカルデラだ。ここには田畑があり、街があり、鉄道が通っている。その平野を囲むようにドーナツ状に山があり、これが外輪山で東西18km、南北25kmもある。この外輪山を含め、阿蘇山はかつては一つの山だったが、大噴火により大部分が吹っ飛び、今の姿になった。このときの噴火による火砕流で今の九州の形ができたと言われている。

090301阿蘇観光地図 阿蘇駅で観光地図をみる。なんか字がいっぱい書いてあると思ったら、日本語、英語、韓国語、中国語の4ヶ国語で書いてあった。

090301阿蘇野焼 阿蘇駅前からバスに乗り、阿蘇山の火口へ。バスは阿蘇の裾野を登っていくが、途中、例の煙の中に突入。野焼きをやっているのであった。えらいけむい。バスの窓を閉めていても、炎の熱を感じる。阿蘇の寄生火山の米塚も野焼きの炎にあぶられている。

090301スキー場 阿蘇山の火口が近くなり、衝撃の事実が!今日は風向きが悪く、有毒ガスが火口を覆っているので、火口周辺は立ち入り禁止で登山禁止。ロープウエイも休業...楽しみにしていたのに。
しかたがないので、急遽、阿蘇五岳の最低峰、杵島岳に登ることにした。雪のないスキー場前バス停でバスを下りて、歩き出す。

090301阿蘇杵島岳

カヤトの道をぽこぽこと30分も登れば、1270m杵島岳山頂到着。今日は日差しが暖かで、風もなく穏やかな天気だ。ちょうどいいので、ゆっくりとランチにする。ここから見る草千里ヶ浜は、いかにも火口跡らしい。

090301杵島岳展望

杵島岳山頂からは360度の展望が広がっている。

090301草千里駐車場 杵島岳の山頂からは長い階段が、草千里ヶ浜近くまで続いている。階段を下りて、遊歩道にそってちょっと行くと、草千里ヶ浜の駐車場だ。観光バスが何台も停まっていて、韓国人や中国人を含む、多くの人で賑わっている。その駐車場の向こうには、下りてきた枯れ草色の杵島岳が見える。

090301草千里が浜

草千里ヶ浜は広い。ぐるりと丘に囲まれた草原に、火口跡の池が2つある。その池には大きな烏帽子岳が映っている。

090301歩道1 草千里ヶ浜から歩いて地獄温泉に戻る。地獄温泉からここまで来るのに、鉄道とバスと徒歩で5時間くらいかかった。でも、ここから地獄温泉までは徒歩で1時間半とわりと近い。草千里ヶ浜を南に突っ切り、丘を越えると、南側の外輪山が見える。意外と踏まれている、明るい登山道をずっと下っていく。

090301歩道2 道は途中、牧場の丘を越えたり、小さい沢を横切る。そしてだいぶ高度を下げ、温泉が近くなってくると、今までの景色とは全く違う常緑樹の森や竹林の中を通るようになる。

090301垂玉温泉 地獄温泉の手前にある垂玉温泉が見えてきた。その奥には地獄温泉が見えている。もう着いたも同然。景色を見ていて、何か黒いものがたくさん宙を舞ってると思ったら、野焼の草木の灰だった。

090301雉鍋 地獄温泉に帰り着き、さっそくひと風呂浴びて、そして(一杯やって、)夕食となった。今晩は「雉鍋(きじ鍋)」だ。骨付き雉肉と雉のつくねの鍋だ。雉肉そのものはちょっと硬めだが、だしが良くでる。そして竹筒に入れられた雉のつくねは、軟らかくてホクホクしている。いや〜、球磨焼酎がよく合うな〜。ちなみに、この雉はここで飼われているそうだ。



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