2007年06月16日

予想外の沢・・・北秋川・ヒヤマゴ沢

藤倉〜ヒヤマゴ沢〜浅間尾根〜藤倉

入梅したはずなのに雲ひとつない良い天気。これは儲けんもんだと北秋川・月夜見沢へ向かったが、秋川に到着した時間が遅くなってしまった。そこで月夜見沢のそばにあり、短時間で登れる(はず)のヒヤマゴ沢に入渓した。

070616ヒヤマゴ滝1 入渓点はキャンプ場でおまけに堰堤があり、その先はかなり藪っぽく不安になる。作業道らしきものをたどり堰堤の先から沢に下りる。
しかし、次第に小滝やナメなどでてきて沢らしくなってきて楽しくなってきた。広葉樹の樹林の中で沢も明るい。
今日が沢デビューとなる初心者にホールドの探し方など教えつつのんびり登る。

070616ヒヤマゴ滝2 次々と現われる滝はみな小さくて傾斜が緩く、難しいものはない(最後のルンゼ状の滝が一箇所だけぬめるホールドが渋い)。高度感もないのでハイキング気分で登ってゆける。
途中に小さいゴルジュのような場所もあった。そこで鹿に石を落とされた、、、

070616ヒヤマゴ詰め 水を追って本流と思われる沢を詰めてゆく。左に水の流れるルンゼ、右が滝が埋まったようなガレになっている二俣を左にとり、その先の水が消える二俣で右に入り尾根につき上がる。が、ここからが急で、まずはズリズリ滑るグズグズで急なガレ。足場が崩れると数十メートル下まで滑っていきそうだ。そこから右の小尾根に逃げると、そこは木をつかんで体を持ち上げるような急斜面とつる草混じりの藪だ。
予想外に手間取り、詰めに沢を登ったくらいの時間がかかってしまった。初心者にとっては滝よりこちらのほうが恐かっただろう。

070616御前山 無事に浅間尾根の一本松付近の登山道に出る。エアリアには載っていないが、ここから藤倉までおりる立派な登山道がある。途中切り開きがあり、御前山が大きく見えた。
帰りに瀬音の湯によってひと風呂浴びた。強アルカリ性の湯で肌がすべすべだ。






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2007年06月23日

短く詰まった楽しい沢・・・西丹沢・マスキ嵐沢

大滝橋〜マスキ嵐沢出合〜権現山〜権現山登り口〜西丹沢自然教室

梅雨のはずだが天気予報によれば今週末もいい天気だ。例年なら梅雨時は活動停止中なのだが、山に行かないともったいない。
西丹沢の畦ヶ丸の大滝沢支流、マスキ嵐沢はやさしくて短くて、かつ登れる滝が多く面白いと言うことなので、初心者と一緒に登りに行く。

070623マスキ嵐沢 大滝橋のあたりに車を止め、東海自然歩道を大滝沢に沿って40分ほど歩く。大滝沢にかかる橋を渡り堰堤を越えて行くとマスキ嵐沢出合に着く。出合いの岩には黄色いペンキで矢印が書いてあるのですぐ分かる。

070623小滝 ちょっと曇っているので写真では分かりにくいが、マスキ嵐沢は広葉樹林の間を流れ、開けていて明るい。簡単に登れる2〜5mくらいの滝が休む暇もなく現れ、アスレチック気分で楽しい。
しかし、やや渋い滝が2つある。行程の真ん中くらいにある2段15mと最後の10mだ。

070623_15m二段 15m2段の滝の2段目は水流に沿って真っ直ぐ登るのは、岩が滑るうえ高度感があるのでちょっと恐い。そこで下部を右にトラバースし、右の泥付のルンゼを登れば簡単に登れる。ところがみんな楽勝で登って行くのに、私はどうしても緑色の苔が滑ってトラバースできない。私のほかにもう1人、何度やってもトラバースできない。2人の共通点は靴底が「ファイブテンのアクアステルス」だった。アクアステルスは苔で滑るときがあることには気付いていたが、こんなにはっきりとフェルトより不利な状況があるとは思っていなかった。
滝の下に寂しく取り残された2人は仕方がないので、ザイルで確保してもらって真ん中を登った。


070623つめ もう一つの渋い滝は水が涸れた最後の10m滝だ。やや高度感があり、2ヵ所にハーケンとシュリンゲが残置されている。しかし、苔がないので滑らないし、よく探せばしっかりしたスタンスも見つかるので先の滝より全然やさしい。登れなければ簡単に右から巻くこともできる。
滝を越えればもうそこは最源流部の詰めだ。藪漕ぎもなく、新緑に囲まれて快適に稜線を目指す。
稜線で権現山への登山道にでる。しっかりした道を西丹沢自然教室へ下った。




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2007年07月22日

埋もれてしまった大雲取谷

長沢谷出合〜崩壊点〜長沢谷出合〜大ダワ林道

070722大雲取入渓 なんか天気がはっきりしない。しかし天気予報では日中は雨が止むらしい。それで早朝に家を出て奥多摩日原川・大雲取谷に向かった。
日原林道の終点まで車で行くつもりが道が悪く途中までしか行けず、長沢谷出合あたりに車を止め、道路わきのルンゼから沢に下降した。
これがグズグズのルンゼで、落ちても死にはしないと思うが落ちるのはあまる楽しくなさそうだし、沢デビューのメンツもいるので1Pザイルで確保して慎重に降りた。

070723大雲取谷 大雲取谷は明るくはないが、沢を覆う樹林とコケの緑がとても鮮やかで美しい。水量は奥多摩の沢としてはやや多めだが、瀬も多くて登るというより歩くと言った感じだ。しかし天気はさえず水も7月と思えぬほど冷たい。せっかく竿を持ってきているのに魚は底でじっとしているようで影も形もない。

070723大雲取崩壊 30、40分くらい歩いただろうか。第一の崩壊地の先、沢がくるっと右へと回りこんでいくあたりにそれがあった。
数メートルの壁を持つゴルジュに倒木と直径1、2メートルほどの岩がびっしり詰まって壁のようになっている。そしてそのまま崩壊した山の斜面の一部になっているようだ。今まで沢の崩壊は何度か見たが、これほど見事にゴルジュが埋まっているのははじめて見た。偵察の話によれば、この崩壊は7、80m先まで沢を埋め尽くしている。そして、その先には淀んだプールのようなダム湖ができているとのことだ。ダムの湖岸はへつれるような状況ではないということなので、天気も良くないことだし、怖いのはいやなので残念だがここで撤退する。

長沢谷の出合までもどりそのまま長沢谷を登って大ダワ林道に出た。長沢谷も問題になるところはないが、梅雨のせいか水も多く、冷たく結構寒かった。
帰りは大ダワ林道を歩いて下りたが途中で豪雨となった。上からはカチカチと音を立てながら石が落ちてきたり、来るときにはなかった木が倒れていて道を塞いでいたりしてかなり怖い林道だった...




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2007年08月04日

黒部の宝石箱へ・・・黒部川源流散策(1)

1日目 折立〜太郎平〜薬師峠

雲ノ平周辺の地図を眺めていて思いついた、宝石箱のような黒部川源流部を巡る山旅だ。

1日目は折立から薬師峠、2日目は赤木沢を遡行し黒部五郎岳へ、3日目は五郎沢下降、祖父沢遡行、雲ノ平、高天原へ、そして4日目は水晶岳から烏帽子岳へと黒部川を縫うように進む、3つの沢、2つの百名山、1つの温泉、おまけに雲ノ平を訪ねるとても欲張りな山行だ。

070804折立 早朝に折立に到着し、ほとんど寝る時間もないまま歩き始めた。しかし、折立から太郎平への登山道はとても緩やかで、高山植物も多く寝不足をほとんど感じることなく登ることができた。ただ、表丹沢を思わせるほど人が多いので静かな山を楽しみたい人はとなりの神岡新道を登るのがよいだろう。

070804太郎平小屋に到着 台風がちょうど通過したばかりでどんよりと曇っていたが、日差しがないのでかえって暑くなく歩きやすかった。が、薬師峠のキャンプ場に着いた時には土砂降りとなり、テントが浸水した...

次回に続く)


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2007年08月05日

黒部の至宝、赤木沢・・・黒部川源流散策(2)

2日目 薬師峠〜太郎平〜薬師沢小屋〜赤木沢〜中俣乗越〜黒部五郎岳〜黒部五郎キャンプ場

前回の続き)

今日は赤木沢を遡行し黒部五郎岳へ至る長丁場だ。赤木沢は「日本で最も美しい沢」と言う人がいるくらい美しい(らしい)黒部川の至宝だ。


070805赤木沢に向けて太郎平を出発

サイト場を4時に出てガスの中をヘッドランプの光をたよりに歩いてきたが、天気は芳しくない。明るくなってきたかと思えば、急にザーッと降りだす不安定な天気。濡れて滑る木道が怖い。


070805薬師沢小屋 入渓点の薬師沢小屋に着くと雨がやみ、晴れ間が見えてきた。

070805黒部川本流

広い黒部本流に下りる。昨日までの雨でやや増水しているようだ。


070805黒部川本流の淵

う〜ん、増水しているぞ。胸までつかってなんとか淵を越えたり、越えられず高巻いたりとけっこう大変。


070805赤木沢出合

有名な赤木沢出合の滝とご対面。薬師沢小屋から2時間ほどで赤木沢出合に到着。水が多いし荷物も重く、少々手間取ってしまった。いよいよ赤木沢に入る。


070805赤木沢に入る。開けた明るい沢にやさしい滝が連続する

両岸が開けた明るい沢で滑滝が次々と現れる。釜に足を突っ込むと岩魚の影が走る。なんだかうきうきしてくるぞ。


070805赤木沢、花畑の高巻き

最初の2つの滑滝の後の滝を高巻く。高巻きは一般的な藪ではなく、高山植物が咲くお花畑なので高巻きそのものが楽しい。高巻きが楽しいなどと言ったら変人扱いされそうだ...


070805赤木沢源頭部

登るにつれて水量は徐々に減り、森林限界線を越え夏空をバックに黒部五郎に続く稜線も見えてくる。

沢を歩き、そして登れない滝は高巻き、登攀要素の全くない沢だがそれだけに沢の美しさに浸りきれる気がする。


070805赤木沢大滝

赤木沢最大2段30mの滝、その名も「大滝」。黒い岩壁から水が垂直に落下し水煙を上げている。迫力満点だ。

この滝は見るだけ。ちょっと戻った左岸のルンゼづたいにやや大きく高巻いて落ち口にでる。


070805赤木沢源頭 大滝上の二俣を左にとると水はますます少なくなり、やがて広々としたお花畑の真ん中に出る。道はない、人もいない、ただ白や黄色の花が風に揺れている。

070805赤木沢、雪田で遡行終了

雪田で遡行終了。お花畑の真ん中で靴を履き替えて、なるべく高山植物を踏まないように池塘のある花畑を登ってゆく。するとすぐに中俣乗越の登山道に出た。


070805黒部五郎岳 のんびり登ったこともあり、もう行動時間が10時間を越えている。かなりお疲れ。黒部五郎岳にギザギザにつけられた登山道に気分が重い。しかしこれから黒部五郎岳を越えて黒部五郎キャンプ場まで行かねばならぬ...

070805黒部五郎山頂 疲れたからもういいよ〜、と言う人たちを放っておいてダッシュかつフラフラしながら黒部五郎の山頂を往復。

070805黒部五郎カールへ下りる

もうすでに日の当たらないカールの底へ駆け下る。ここはいつ見てもすごい。大きな尾根に囲まれた広々としたカールと豊富な残雪、咲き乱れる花々。まるでニュージーランドかスイス(行ったことないけど...)のようだ。


070805黒部五郎カールのコバイケイソウ

カールのお花畑にはコバイケイソウの大群落があった。小屋までずーと広がっている。今年は開花の当たり年のようだ。

夕暮れどきにキャンプ場に到着し、速攻でテントを張る。行動時間は14時間ちょい。お疲れ様でした。


次回に続く)



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