2009年02月14日

バーティカルな氷に挑戦!(1)

氷を登ったことはある。
アイランド・ピークの垂直に近い懸垂氷河もピッケルのピックを引っ掛け、アイゼンのフロントを引っ掛けして登った。
しかし、バーティカル(垂直)な氷を登らないと、世間では氷を登ったとは言わないらしい。
そこで垂直な氷を攻略すべく、誘われるがままに人生初アイスクライミングに行った。

090214霧積館 早朝に出発し、昼前には目的地に到着。場所は群馬県、妙義山に近い霧積温泉。そして今回はテントではなく、豪勢にこのひなびた温泉宿、きりづみ館に泊まる。(アイスクライミングではなく、単に温泉に宴会に来たとの説もあり...)
それにしても、このあたりは登れる氷瀑がいっぱいあると聞いていたが、氷どころか雪さえほとんどない...

090214氷瀑 目指す氷瀑は宿から歩いて5分。この岩にこびりついている氷に登るのか?登れるのか...?
去年はこの壁から地面から、いちめん氷に覆われて真っ白だったらしい。今年はあまり凍ってない上に、暖かいので融けてしまったそうだ。そりゃそうかも、恐ろしいことに、ただいまの気温15度。ぽかぽか陽気だ。

090214アイスクライミング 氷が少なかろうがなんだろうが、来たからにはやる。滝の上にトップロープを張り、先輩がまずお手本にサクサクと登って見せたあと、いざ初アイスに挑戦!
...1回目は無我夢中の力技...誰だ、どこにでも足を置けるから、フリークライミングより簡単だなんていった奴は!どこにも足を置けないじゃないか...アックスも一発では決まらずに金槌状態。その心もとないアックスに体重をかけて腕力でずり上がった。
でも、先輩よりアドバイスを受けて2、3回と登るうちになんとなく大切なことが分かってきた。フリークライミングより三点のバランスが大切。軽いアックスは大き目のストロークで振って、手首のスナップを利かせて打つ。アイゼンは踵を下げて、氷に置くように決める...でもなかなか難しい。

090214クライミングギア 今回のアックスの数々。へたな山屋よりもいろんな種類が並んでいる。それも、人によってさまざまな改造がされていて、どれとして同じものはない。

090214夕食 夕方には早々に切り上げて、まずはスポーツの後の水分補給に地酒を一杯。そして温泉につかって食事。山あいの宿らしい素朴だがうまい夕食だ(写真のメニューにさらに天ぷらがつく)。そして、本格的に宴会開始。みんなで大声で山の歌を歌いだし、大盛り上がり(大迷惑)だった。






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2009年02月15日

バーティカルな氷に挑戦!(2)

090215翌日 2日目。温泉に入って目を覚まし、朝食をとる。そして昨日の滝へ...昨日よりさらに小さくなってる...でもせっかく来たからやる。5回ほど登ってみた。もうフォールはしないが、先輩のようにピッシッと一発でアックスとアイゼンが効かない。3倍くらい余計にカツカツやっているので、えらい疲れる。まだまだ修行が必要だな。
昼には打ち止めにし、途中、名物横川の峠の釜飯を食べ、課題をいっぱい抱えて帰京した。



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2009年11月15日

晴天のレスキュー訓練

091115ロープの登り返し 今年もやってきました、恒例のクライミング・レスキュー訓練。
まずは、始めてください!の掛け声で、受講生が一斉にロープの登り返しを行う。最後に残るとちょっと恥ずかしい。

以前は、"プルージック登攀"などと言っていたが、今やプルージックは使わずに、上下ともオートブロックで止める。

091115懸垂下降結び目通過 次は基本中の基本、懸垂下降での結び目通過。
始めに講師が地べたでシステムの説明をする。

091115縦走レスキュー 次はディスタンス・コントロール。これは確保時の結び目通過だが、システムの基本は懸垂と一緒。
そして一息ついてふと眺めると、隣では縦走のレスキュー講習チームが搬出の訓練をしていた。

091115振り分けラッペル この講習で最も緊張する、振り分けラッペルのシステム。ザイルの途中にぶら下がっているケガ人を懸垂下降で救護し、相手のロープを切るという荒業だ。懸垂下降は、ダブル用のロープ1本で2人分の加重がかかるので、2回折り返して制動を確保する複雑なシステムになっている。

091115振り分けラッペル2 上の人間がケガ人で、下が救護者。下の人間が上の人間のロープをナイフで切断する。目の前でナイフが振られるのが怖い。切れた瞬間の、ドンという衝撃も怖い。

091115三分の一引き上げ カウンターウェイト・ラッペルを終え、最後にこの講習で最も緊張感のない、3分の1引き上げシステムを学ぶ。緊張感はないが、やたらと力はいる。さっさと引き上げてくれないと、ハーネスで締め付けられている足が痺れてくる...本当にケガ人になってしまう...

091115訓練風景

去年は小雨交じりの肌寒い日で、雨具を着ながらのつらい訓練だった。でも今日は雲ひとつない秋晴れで、秋の丹沢を見ながら、適度な緊張感のある楽しい講習だった。



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2009年12月05日

雪のない富士山〜富士山・雪訓(1)

1日目 馬返し〜富士山五合目〜六合目

091205馬返し 冬山と言えば雪訓、雪訓と言えば富士山。今回は講師でもなければ講習生でもない、「下僕」として参加。と言うことで、馬返しから富士山五合目に向けて出発。

しかし、まったく雪がない...

091205登山道 目的地の五合目に近づいても、ほとんど雪はない。しかし、登山道はスケートリンクのような硬い氷に覆われている。ツルツルとよく滑る。

091205富士山五合目 五合目の雪のない地べたにテントを張る。雪があれば快適なサイトが期待できるが、でこぼことした土の上はかなり不快だろう。
テントを張って佐藤小屋のわきを通って、雪訓予定地へ。やっぱり雪は少ない。
六合目まで上がって、なんとか雪上歩行の練習を始めた。が、たちまち横殴りの吹雪になって、とりあえず冬山気分を満喫して、さっさとテントに戻った。

091205富士山サイト場 サイト場に戻ってきたら、雪のサイト場に変わっていた。ほんの2、3時間で20cmくらい積もった。でも、当然テントの下は土の地面。不快なことはかわらない...



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2009年12月06日

本日は晴天なり〜富士山・雪訓(2)

2日目 富士山五合目〜馬返し

091206雪訓開始 雪は夜半まで降り続いていたが、朝、テントを出れば雲ひとつない快晴。七合目より上は強風で雪煙が上がっているが、五合目は風は弱く穏やかな天気。

091206歩行訓練

佐藤小屋の横の斜面で雪訓開始。まずは昨日のおさらいの雪上歩行だ。本当は、氷結した斜面のアイゼン歩行の練習のために富士山に来たのだが、昨日降った雪がふかふかで思惑がはずれた。


091206奥秩父 すっきり晴れて景色も良い。河口湖の向こうにはちょっと雪をつけた奥秩父が見える。

091206富士の雪面

時々、弱い風が小雪を巻き上げながら音もなく吹き抜け、雪面は徐々に一枚の板のように平らに削られてゆく。しかし、中腹の空と雪面との境目は、一刻も止まることなく吹き上げられる雪煙でかすんでいた。


091206滑落停止 歩行訓練の次は滑落停止訓練。
滑落しようにも雪が柔らかくてぜんぜん滑らない。無理やりお尻で滑って滑り台を作ろうとしたら、雪がえぐれて地面がでてきて、岩にしたたか尾てい骨を打つ。
そこで銀マットをお尻にひいて滑ったら大成功!面白いほど良く滑る。

091206紅富士の湯 充実した訓練を終了して下山する。途中で、業務用ビデオカメラを持った隊に遭遇する。大仰だな〜と思って見送った。で、そのビデオカメラが向けられていたのはウッチャンだったらしい。普通のくたびれたおじさんにしか見えなかったが...
下山後はもちろん温泉。最寄の紅富士の湯に行く。ここの露天風呂からは大きな富士山が目の前に見えてすばらしい。お湯が塩素っぽいのが残念。



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