2007年05月20日

純白の槍ヶ岳に出会う・・・槍沢〜飛騨沢(2)

2日目 槍沢ロッジ〜槍ヶ岳山荘

070520槍沢源頭 4時に起きたものの雨が止むのを待ち、出発は6時半になった。スキーを履いたババ平では稜線はどんよりとガスに覆われ、槍沢には日が差さず、さらにあたり一面デブリの山で、かなりくら〜い雰囲気だった。しかし、沢を登るにつれて日が差し始めた。
坊主岩小屋をすぎると空は完全に晴れ渡り、深い青の空を背に新雪で真っ白に輝く槍の穂を目指して快適に登った。

070520槍ヶ岳山荘 槍ヶ岳山荘も新雪と海老の尻尾に覆われて真っ白だ。とても五月の半ばとは思えない。
今日は大喰カールで一本滑るつもりだったが、結局、美しい景色を見ながら一杯やっていて滑り損ねてしまった。槍の穂はルンゼが新雪で埋まっていてかなり恐い状態だった。何人か登頂に挑戦していたようだが、結局誰も頂上に立たなかったようだ。

070520海老の尻尾 岩や道標は20〜30cmはあろうかという立派な海老の尻尾に覆われている。今朝までの風雪の強さを物語っている。

070520夕暮れ 小屋の泊り客全員(といっても10人くらいだが)で外に出て、笠ヶ岳の方へ日が沈んでいくのを眺めた。雪面が夕日で真っ赤に染まり見事だった。
今日はほとんど滑らなかったが、季節外れの美しい景色を堪能できてとても満足だ。






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2007年05月21日

足がつりそう...・・・槍沢〜飛騨沢(3)

3日目 槍ヶ岳山荘〜飛騨沢〜槍平〜新穂高温泉

070521槍日の出 今日もいい天気だ。4時半に起きて槍の穂の右から上る日の出を拝む。
透明度が抜群で、白山、中ア、南ア、富士山、八ヶ岳と遠方の山々をぐるりと眺めることができた。

070521西鎌 西鎌尾根も季節外れの雪がべっとりついているので、朝日を浴びてきれいに薔薇色に染まっている。
それにしてもさすがに5月、明け方だというのに全然寒くない。

070521大喰岳 これから滑降する飛騨沢は西側斜面のため日が当たるのが遅い。日が当たり雪が溶け始めるまで待ち、8時にアイゼンを履いて下山を開始した。

070521飛騨沢 飛騨沢乗越でスキーをはいてドロップイン!斜面に日が当たるのを待ったにも関わらず、完全にカチカチのアイスバーン。雪が柔らかければ快適と思われる飛騨沢の広大な斜面を 横滑り気味にガリガリと音を立てながら滑り降りた。太ももがつりそうになる。

沢の下部で雪はやや柔らかくなるものの、あっと言う間に槍平まで下り雪がなくなってしまった。スキーを背負い、樹林の中の道を木にスキーを引っ掛けたり、デブリの残雪を踏み抜いたりしながら四苦八苦して新穂高温泉にたどり着いた。
槍沢を下り上高地に下山するほうが距離的には長いが、歩くにはそちらのほうが快適だろう。



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2007年11月23日

スゲー雪!〜室堂バックカントリー(1)

1日目 扇沢〜室堂〜雷鳥沢キャンプ場(大走り)

071123黒部ダム 今年も初滑りにやってきました黒部立山アルペンルート。昨晩、扇沢に入ったが、なんと大町の町外れからすでに雪があり、扇沢の駐車場はスコップで雪かきをしてから車を停めなければならなかった。こんなの初めてだ。黒部ダムでもかなりの積雪があり大勢のスキーヤー、ボーダーは雪を踏みしめながら室堂に向かった。

071123大日岳 9時に扇沢をでて室堂に着いたのは12時近くなっていた。アルペンルートは大混雑で乗り継ぎでかなり待つことになった。室堂について表に出るとそこは雪の白と空の青だけの世界。大日岳も真っ白。11月としては観測史上最高積雪らしい。トレースをはずすと膝までもぐる。

071123室堂平 サイト装備と宴会装備の詰まった馬鹿でかいザックを背負って雷鳥沢のキャンプ場に向かう。ザックは重いが久しぶりの雪の感触に心は軽い。

07123大走り1 雷鳥沢についてテントをたてて一休みしていたら、滑る時間があまりなくなってしまった。手軽に滑れる大走りを登る。ここの東斜面はまだほとんどシュプールがついていない。2640mまで1時間ほどかけて登ってシールをはずす。

071123大走り2 キャンプ場を正面足元に、そしてその奥に大日岳を眺めながら、膝を超える深雪の中をふわふわとフォールラインに向かって落ちるように滑ってゆく。最高!でもあっという間。
そのまままっすぐキャンプ場に戻って晩御飯の準備。今日はすき焼きだ。




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2007年11月24日

地吹雪で冬山気分〜室堂バックカントリー(2)

2日目 雷鳥沢〜別山乗越〜雷鳥沢〜一ノ越〜雷鳥沢

071124キャンプ場 朝、テントを出ると雄山の頂が雲に覆われていた。天気予報では今日の午後から明日にかけて天気は崩れるらしい。今日はサックッと雷鳥沢を登り、剣沢を何本か滑るつもりだ。

071124雷鳥沢 キャンプ場から称名沢を渡り雷鳥沢の左の尾根に取り付く。沢山の人があとからあとからまるで蟻の行列のように登ってくる。去年は雪面がカチカチでシールが効かずに苦労したが、今回は雪がやわらかく沢の源頭のトラバース直前までスキーで登ることができた。

071124別山 主稜線に出たとたんに地吹雪の洗礼をうけた。気温は−6℃であまり低くはないが、顔にぶち当たる雪と強風で体感温度は低い。あっ、デジカメがまともに動かなくなった。剣沢を滑るのをやめてすぐに雷鳥沢を下った。

071124浄土川 稜線は雲に覆われているため、標高の低いところで遊ぶことにした。まずは一ノ越まであがり、そこから称名川へトラバースするように下る。称名川と浄土川の間にある小尾根を滑るのだ。
時折、雲が切れて日がさす。雪に覆われた大日岳はもちろん「白」だが、光と影が様々に変化していろいろな「白」を見せる。

071124小尾根 地図を読んで登り返すことなくうまく小尾根にのることができた。このこんもりとした尾根は傾斜がほとんどないので、滑りは楽しめないが、ここからの室堂や大日岳、雄山の景色はなかなかよい。末端からすぐにキャンプ場に戻れるのもよい。

071124山崎カール 尾根から山崎カールを見上げる。ここはぜひ雄山の頂上から滑りたいものだが今回はちょっと無理だ。ほとんどの人は頂上から滑らずに、一ノ越からトラバースしてカールに上がる。今日も沢山の人が滑ったようだ。無数のシュプールが残っている。




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2007年11月25日

雄山よさらば、また来年。〜室堂バックカントリー(3)

3日目 雷鳥沢〜浄土山展望台〜室堂〜扇沢

071125キャンプ場 昨晩はサラサラと雪がテントに当たる音がしていたが、明け方にはすっかり晴れ上がっていた。うっすらと空が明るくなった頃、西の空には大日岳の向こうに月が沈もうとしていた。まるでアンセル・アダムスの作品のなかにいるかのようだ。

071125雄山 今日は名残惜しいが帰らなければならない。帰る前に室堂バスターミナルに荷物を置いてちょっくら浄土山を滑ることにする。朝早いが既に多くのスキーヤーとボーダーが思い思いのルートを登り始めている。

071125展望台 展望台が見えてきた。ここも人でいっぱいだ。この時期の室堂には何回か来ているが、今回は雪がとびきり多い。人も異様に多い。

071125槍ヶ岳 展望台からは名だたる北ア、黒部奥地の山々、そして驚くことに白山の山々1つ1つがはっきり見えた。
この夏に歩いた水晶岳がひときわ大きい。水晶岳から烏帽子岳の稜線も見える。そしてその奥には春に滑った槍ヶ岳が見えた。

071125北ア 来るときはアルペンルートが混雑して大変だったが、帰りは11時前に出たためか、順調に扇沢まで戻ることができた。扇沢はまるで春のような陽気で雪が融けたしずくがいたるところでぽたぽたと音を立てていた。
麓からはすっかり雪に覆われた後立山連峰がキリリと見えた。やっぱり冬なのだ。大町温泉により汗を流して今回も無事帰途についた。
また来年も来よう。




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