2007年09月29日

癒しの秋山〜吾妻山縦走(1)

1日目 天元台〜西吾妻山〜中大巓〜弥兵衛平小屋

東北の紅葉が見たくなり、山スキーの偵察がてら吾妻山へ行った。 本当は浄土平から入山したかったが、バスが1日2本、それも半端な時間しかなかったので、より交通の便のよい天元台から入山した。

0929中大巓 天気予報は晴れ。しかし実際は曇り時々晴れの天気で、リフトを乗り継いで降り立った北展望台の気温は5℃で肌寒い。稜線に出ると、木々が色づき始めていた。
西吾妻山を往復してから中大巓の頂上。ここからのっぺりとした吾妻連峰の広がりと、稜線に広がる湿原を眺める。ちょっと八甲田に似ているかな。

070929弥兵衛平 今日の宿泊は弥兵衛平小屋。夕食の前に小屋のすぐそばに広がる弥兵衛平を散策する。広い!稜線から派生した台地に広大な湿原が広がっており、それを囲むように木道が延びている。湿原の向こうには今日歩いて来た吾妻の山並みが見える。

070929くろまめの木 弥兵衛平の木道のわきにはくろまめの木(ブルーベリー)が群生していてたわわに実っていた。実りの秋だ。




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2007年09月30日

幽玄の山並み〜吾妻山縦走(2)

2日目 弥兵衛平小屋〜東大巓〜家形山〜一切経山〜酢ヶ平〜浄土平

070930東大巓 今日の天気予報は晴れ時々曇り。しかし実際はどんよりとした曇り空。東大巓の頂上から、これから歩く家形山へ続く稜線が雲に浮かぶ島のように見える。墨絵のような幽玄な姿だ。

070930五色沼 ちょこちょこと蛇行する小さなアップダウンを越えて家形山にたどり着く。この縦走路は悪いと聞いていたがしっかりしている。ただ、北側に降りるルートは悪そうだ。
家形山を下り始めるころ、不思議な色をした五色沼が霧の切れ間から姿を現した。

070930一切経山 今までは木々に覆われた道を歩いてきたが、一切経山は石ころに覆われた風の冷たい禿山だっだ。正面には吾妻小富士の火口が見えてきた。中から巨大ロボットかなにか出てきそうな雰囲気だ...

070930酸ヶ平 一切経山から酢ヶ平へ下る。鎌沼という沼を持つ美しい湿原だ。駐車場のある浄土平に近いのでハイキングで訪れるのもよいだろう。
なんか雨が降りそうになってきたので、東吾妻山はあきらめて浄土平に下山した。

浄土平からバスに乗り斉藤茂吉ゆかりの高湯温泉で降りた。バス停の正面に共同浴場がある。源泉掛け流し、無過熱のすばらしいお湯に大満足。




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2007年10月06日

北ア最果ての道〜朝日岳・栂海新道(1)

1日目 北又〜イブリ山〜朝日小屋

071006イブリ尾根 栂海新道は北アルプス朝日岳、標高2418mから日本海親不知、標高0mまでを貫く、北ア最北のロングルートだ。
秋の栂海新道にどうしても行きたくて、毎年のように計画を立てていたが、天候もろもろでずっと行けなかった。計画6回目にしてやっと入山することができた。

泊駅からタクシーで北又まで入りイブリ尾根に取り付く。エアリアには「急登連続、下りコースに適する」と書かれているが、栂海新道に行くにはぜひこの日本海を背にする尾根を登りたかった。

071006イブリ山 イブリ山の山頂でいっきに視界が開ける。赤く染まった朝日岳を間近に望み、振り返れば剣岳北方稜線や日本海を見ることができる。
それにしても、なぜイブリ山の頂上に「10合目」の標識が立っているのか?

071006紅葉 イブリ山から朝日平までの稜線はなだらかで、潅木の紅葉や湿原の草紅葉を楽しむことができる。
さっきまで雲に覆われていた空もすっかり晴れわたり、青空を背にした紅葉がきれいだ。

071006朝日小屋 朝日小屋は朝日平の湿原のほとりに建っている。ここから朝日岳のみならず、白馬三山、そして日本海へ沈む夕日と絶景に事欠かない。
今日の小屋の宿泊客は100人弱で秋にこんなに混んだのは初めてと、小屋の主人も驚いていた。しかも、そのうち60人ほどが栂海新道に行くらしい...

栂海新道を切り開いたサワガニ山岳会の小野さんも小屋に来ていて、食事のときに挨拶されていた。今年は紅葉がいまいちだが、栂海新道はすばらしい道なので楽しんで欲しいとのことだ。

食事の後、日本海に沈む夕日を見に行く。が沈む方向が南によっていて小屋の前からは海に沈むところが見れなかった。しかし、夕日で赤く染まる白馬三山を見ることができた。




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2007年10月07日

どこまでも続く湿原〜朝日岳・栂海新道(2)

2日目 朝日小屋〜朝日岳〜黒岩山〜犬ヶ岳(栂海山荘)

071007朝日岳 沢山の星が瞬く暗いうちに朝日小屋を出た。ちょうど朝日岳山頂でご来光を拝むことができた。白馬岳や剣岳が間近に見えるのはもちろん、雲海の上に火打、妙高が頭を出している。
山頂は風が強く凍えるほど寒いので、写真を撮るなりさっさと退散した。

071007草紅葉 千代の吹上で五輪尾根へ下る道を右にわけ、いよいよ栂海新道に踏み込む。ここまでは樹林限界上だったが、ここから潅木が多くなり、樹林と湿原が交互に現れる。
小野さんは今年の紅葉はいまいちとおっしゃっていたが、草木の色づき方はなかなかのものだ。

071007長栂山 昭葉の池を右に見て先に進むと石ころの丘が現れる。そこには「長栂山」のプレートが。長栂山のプレートは地図の最高点ではなく、台地の北のはずれのピョコの上にあった。

071007黒岩平1 長栂山から黒岩山まで広大な湿原と草原が続く。樹林に入ったから終わりかな、と思うとまた目の前が開け眼下に湿原が広がる。その繰り返しだ。朝日小屋の主人は本当は誰にも教えたくないところだ、と言ってたっけ。

071007黒岩平2 黒岩平まで降りると小さな沢もあり水は豊富だ。ただ、登山道に沿って水が流れたように湿原がえぐれているのが痛々しい。
大きな沼の向こうには今日の目的地、犬ヶ岳とそれに続く相沢山が見えている。

071007黒岩山 黒岩山の山頂までやってきた。残念ながら大湿原はもう終わりだ。山頂から振り返ると広大な裾野に錦をまとった朝日岳がいた。朝日岳は北アのはずれの小さな山だと思っていたが、実はどっしりと大きな貫禄のある山だ。

071007栂海山荘 北俣ノ水場で今晩、明朝の炊事の水を汲み、重くなったザックを背負って最後の急坂を登る。今までと打って変わって犬ヶ岳までの稜線は両側が切れ落ちて細い。
登りきったところで栂海山荘が現れた。犬ヶ岳からとび出た台地の上に建っていて、日本海から朝日岳までとても眺めがよい。夜は満天の星空、頭上には夏の大三角がひときわ大きく見えた。

栂海山荘は無人小屋だが(この日は人がいた)、サワガニ山岳会の所有物なので予約が必要。




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2007年10月08日

日本海へ〜朝日岳・栂海新道(3)

3日目 栂海山荘〜白鳥山〜坂田峠〜親不知

夜中に風が出てきてフライが外れたので外に出てとめた。と、ますます風が強くなり雨まで降ってきた。テントが風でひしゃげてテントの側面が顔に載ってくるので寝にくい。向かいの大学生の三角テントは風でペグが抜け大騒ぎしている。
朝起きたら隣のテントは風で壊れてつぶれていた。木にはどこぞのテントのフライが引っかかっていた。トイレに行ったら天然のウォシュレットになっていた(上から水が落ちてくるが)。

071008黄蓮水場 起きてみたら暴風雨だった。5時に出るつもりが真っ暗で何も見えないので6時出発に変更。視界を塞ぐ濃いガス、よろけるほどの風、横殴りの雨、轟々と鳴る風の音で話もできない。慎重に下山を開始した。
黄蓮ノ水場にくるとブナの林のおかげで風の直撃を受けることもなくなった、が相変わらず風の音がすごい。私のカメラは水に弱いので、おっかなびっくりザックから出して一枚だけ写真を撮った。

071008栂海新道登山口 下駒ケ岳は豪雨のなか急登を木をつかみながら登った。そして白鳥小屋で一休みした後、ひたすら川になったぬかるんだ道を海まで下った。水がないかもしれないと言われたシキ割ノ水場は濁流だった。そして年期の入った透水性ゴアテックスの雨具を着た私はパンツまでびちょびちょだ。修行だ。悟りの境地に達しひたすら下る。
そして登山口に出た。

親不知の海は波が高く荒れて濁っていた。暗い海だった。
とうとう海までやってきた。槍ヶ岳から続く稜線の縦走も完遂した。深い充実感とグショグショに塗れたパンツと靴下の不快感の混ざった複雑な気分だった。
この寒いのに着替えはTシャツと短パンしかない...

今回のルート





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