2009年10月10日

全くついてない...〜甲斐駒ヶ岳(1)

1日目 横手駒ヶ岳神社〜七丈小屋

10月の連休は、池口岳〜光岳の縦走とずっと決めていた。
だが、直前に非常に強い台風17号が日本を縦断...ただでさえ崩落が激しく、倒木が多い南ア南部がどうなっているか分からない。仕方なく中止し、甲斐駒ヶ岳〜早川尾根に転進した。
全くついてない。

091010道の駅白州.jpg 前日の夜更けに道の駅白州に到着し仮眠。朝起きてみれば、多くの人が車でやってくる。何かと思えば水を汲みに来ているようだ。

これから登る黒戸尾根は雲に覆われている。台風が去った後に寒気がやってきて、今シーズン初の本格的な西高東低の気圧配置になっている。
それにしてもなぜか腕がかゆい。袖をまくってみると、かぶれたような発疹ができていた。これはいったい...

091010駒ケ岳神社.jpg 横手駒ヶ岳神社の駐車場に車を置いて出発。集落から奥まったところにある神社だがかなり立派だ。社からはお払いか何かの声が聞こえてくる。

091010栗.jpg しばらくは、明るい雑木林のなかの穏やかな登山道を行く。道にはぶちまけたように栗が落ちている。まるで栗畑だ。今日は七丈小屋までなので時間はたっぷりある。寄り道をしながら歩く。ポケットがだんだん重くなる。

091010石碑.jpg 横手駒ヶ岳神社からの道は2万5千図では尾根上にあるが、実際はほとんどトラバースで、駒ヶ岳神社からの道と合流する直前で、尾根に向かって斜度を上げてゆく。
道の傍らには石碑や石仏が立っている。甲斐駒ヶ岳は信仰の山だ。

091010刃渡り.jpg 駒ヶ岳神社からの道を合わせると、急に人が多くなってきた。黒戸尾根は人気の登山道だ。そして雲も厚くなってきた...

刃渡りもガスで視界がないので高度感が全くない。

091010黒戸尾根の紅葉.jpg

尾根につけられた登山道はは針葉樹林と苔が美しいが、紅葉もちょうど見ごろできれいだ。

091010長い梯子.jpg 五丈小屋の跡地を通過すると、急に黒戸尾根は険しい岩尾根となる。梯子や鎖が連発する。もし梯子がなければザイルが必要だろう。
昔の人はこの険しい尾根を信仰のために、石仏や鉄剣を背負って登ったのだ。

091010大岩と梯子.jpg 尾根が一つの岩の塊のようだ。登山道は巨大な岩を巻いたり、むき出しの岩の上を鎖で登ったりして高度を上げてゆく。

091010橋.jpg そして橋もある。
昔行った、針ノ木岳〜烏帽子岳の大崩壊地帯を思い出したが、しかし、ここの道はしっかりと整備されていて、不安感はない。

091010垂直の梯子.jpg そして、また梯子...垂直な岩につけられた梯子は高度感がある。微妙に足場の間隔が広く、太くて手でつかみにくい。

091010七丈小屋.jpg 梯子をこなして正午過ぎには七丈小屋に到着。細い尾根にのった小さな小屋だ。よく台風で吹き飛ばされないもんだ。

小屋に着くと同時に冷たい風が吹き、雪が舞いだした。でも小屋の中はガンガンにストーブが焚かれて暖かい。思わずビールを買った。

091010地蔵岳.jpg 小雪が舞う中で、時にはガスが切れて地蔵岳が見える。あそこまで行く予定だが、一度かなり下りて、また登り返すようだ。もったいない。

091010収穫.jpg 本日の収穫。時間はたっぷりある。ひとつひとつナイフで丁寧に皮をむく。

091010栗ご飯.jpg 夕食はもちろん栗ご飯。秋の味覚。こたえられんな〜。

いい気分で飲んでいたら、朝、腕にできていた発疹がすごいかゆくなってきた。手のひらもかゆい、と、手を見ると、

なっ、なんじゃこりゃ〜(松田優作風)

手のひらの厚い皮にも発疹ができてボコボコに膨らんでいる。強力な蕁麻疹だ。
何が悪かったんだか、全く心当たりがないが、とにかく酒をやめて水分をたくさん取る。でも治まる気配は全くなく、発疹は顔以外の全身に広がった。
よりによってなんで山で蕁麻疹になるんだ。なんだか分からないが、全くついてない...
寝袋に入ると暖まって、ますますかゆくなる。もう耐える以外にない。





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2009年10月11日

秋晴れの下山〜甲斐駒ヶ岳(2)

2日目 七丈小屋〜横手駒ヶ岳神社(2)

悪夢のような一夜が過ぎた。
蕁麻疹で一晩中、腕と足、特に足の裏とつま先がかゆかった。
夢見心地でウトウトはしたものの、すぐにピリピリしたかゆみに現実に引き戻され、一睡もできなかった...

091011夜明けの地蔵岳.jpg 夜が明ける。茜色の空をバックに地蔵岳のオベリスクが見える。明日はあそこまで行く予定だった。
だが、眠れなかっただけでなく、蕁麻疹が気管支にもできたのか、喉に物がつまった感覚があり、呼吸がちょっと苦しい。今日は先をあきらめて、下山とする。

091011日の出.jpg 丹沢の上から朝日が昇ってきた。雲ひとつない。気温は氷点下だが、風が全くなないので、それほど寒くはない。絶好の秋山登山日和。

091011つらら.jpg 水場には小さなつらら。山には冬の気配が漂う。

091010岩場.jpg

昨日、なんだかんだ言いながらやってきた、梯子だらけの岩尾根の道を戻る。下りは早い。あっという間に五丈小屋跡まで下りてしまった。
足がむくんで、靴の中でパンパンになって痛い。しかし、五丈小屋跡まで戻れば、後は道がしっかりしているので、足がかゆかろうがなんだろうが、安心して下りられる。

091011八ヶ岳.jpg

登ってくるときは分からなかったが、黒戸尾根の展望は抜群。甲府の町並みが一望でき、その奥には屏風のように八ヶ岳から奥秩父、丹沢、鳳凰三山が広がる。

091011地蔵岳と富士.jpg

行くはずだった地蔵岳の横には富士山も顔を出す。

091011刃渡り.jpg 刃渡りも景色を楽しみながら、軽快に越す。陽が高くなり、暖かくなってきて、快適なぽかぽかハイキングだ。蕁麻疹がなければ...あ〜くやし!
ただでは転ぶまいと思い、帰りはポケットに入りきれなくなるほど栗を拾いながら登山口に戻った。

家に帰り、坑ヒスタミン内服薬を買ってきて飲んだら、1時間もしないうちにすっかり治った。なんだったんだ。
蕁麻疹なんてめったにならない体質だが、(学生のときに山で腐ったパイナップルを食べて以来)いざというときのために、今後山には坑ヒスタミン薬を少しもって行こう。



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タグ:登山
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2010年08月10日

はじめての穂高(ハート)〜穂高(1)

8/7 沢渡〜帝国ホテル前〜西穂山荘

久しぶりの縦走。それも穂高だ。


初めての穂高!


など言うと、みんなに、またつまらない冗談を〜、と言われてしまった。本当なんだからしょうがないじゃん。以前、GWに霞沢岳に行ったとき、涸沢に向かう蟻の大群のような登山者を見て、こんな人の多い山に行きたくない!と、思った。でもこのままだと一生行かないで終わってしまいそうなので、誘われついでに行ってみることにした。


100807沢渡湯の郷 ここ沢渡温泉湯の郷の駐車場に車をとめ、バスで上高地に向かう。この駐車場には足湯がある。下山が楽しみ。

100807上高地田代橋

意外にもバスは空いていて余裕で座れた。そのバスを帝国ホテル前で降りて田代橋を渡る。梓川の流れは澄んできれいだ。その向こうにはこれから向かう穂高連峰が、水蒸気でかすんで見える。


100807西穂高岳登山口 西穂高岳登山口で計画書をポストに投函。ん、入らないぞ。計画書がポストの口までいっぱいにつまっている...いつ回収してるんだろう?
今回のコースは西穂高岳に登り、奥穂高岳を経由して涸沢に下り、余裕があればゴジラの背で遊ぶ、縦走というには半端なコース。

100807西穂高岳登山

登山道はひたすら樹林の中を行く。木々が強い日差しをさえぎってくれるが、風もさえぎる。蒸し暑い...。


100807西穂高岳百合

焼岳への縦走路を左に分けると、森林限界線が近くなり、お花畑があらわれる。ポツリポツリと百合が咲く。百合は分かりやすくて、写真写りもよくていいな。


100807焼岳乗鞍岳

振り返るともやもやの向こうに焼岳と乗鞍岳が見える。焼岳への縦走も行ってみたいものだ。暑くない時に。


10807西穂山荘 昼前に西穂山荘に到着...ここはどこ?まるでどこぞの観光地の展望台のように人がうじゃうじゃいる。子供たちが駈けまわる。生中を飲んでいる人がいる...。さすがは穂高。
時間がたつにつれて、人がどんどん増え、夕方にはセンター街なみの人口密度になった。

100807西穂高岳キャンプ場

傾き始めた陽が霞沢岳を照らす。そしてぎっしりと張られたテントも夕日に照らされる。日が完全に沈み暗くなるにつれて、酔っ払いの大声や、静かにしろ!の怒号がテントの間を飛び交う。あぁ、勘弁してくれ。街の喧騒そのままだ。


思うに、ここには2種類の人種がいる。ストイックに山に登りに来た人と、ただ単に日常生活から離れたい人。この2種類が混じっていたら、騒ぎになるのも無理はない。


次回に続く)


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2010年08月11日

西穂から奥穂へ〜穂高(2)

8/8 西穂山荘〜西穂高岳〜ジャンダルム〜奥穂高岳〜穂高岳山荘〜涸沢

前回の続き)

午前3時半。真っ暗な西穂山荘をヘッドランプの明かりを頼りに出発する。


今日は西穂高岳から奥穂高岳まで縦走し、涸沢に下りる長丁場だ。この縦走路は「最も困難な北アの一般縦走路」とも言われる。「困難」と「一般」の組み合わせに違和感があるが、大変なことは間違いない。


しばらくは広い尾根の上の道を行く。右手に上高地、左手に新穂高温泉の灯りが見える。笹原を沢音のような音を立てて吹き渡る風が冷たくて気持ちいい。今日はあまり暑くなりませんように。


100808西穂高岳独標の夜明け

西穂の独標を越えた辺りで夜が明け始める。見事な朝焼け。空は一面雲に覆われている。暑いのは嫌だが、この岩稜の縦走路で雨はもっと嫌だ。今日は天気が崩れませんように。


100808西穂高岳独標から富士山 よくよく見れば、はるか彼方に富士山が頭をのぞかせている。

100808笠ヶ岳と光柱

昇る朝日と反対側、笠ヶ岳の肩から一本のオレンジ色の光柱が伸びている。これはいったいなんでしょう?今日の成功を予見しているのかな、と勝手に解釈。


100808茜色に染まる乗鞍岳

そして遠く、乗鞍岳も茜色に染まる。


100808西穂高岳山頂への登り 独標から西穂高岳山頂までは、冬は行きたくないくらいのまじめな岩尾根で、滑ったらどこまでも落ちていきそうなところもある。しかし、岩にはしっかりルートがマーキングしてあり、これに沿って登れば登りやすい。
100808西穂高岳山頂で身支度

小屋から2時間半くらいで西穂高岳山頂到着。ここでゆっくり行動食を食べ、身支度をして奥穂高岳への縦走に備える。山頂にいる登山者はほとんど奥穂高岳を目指す。行く人が多いのに驚く。


ここから奥穂高岳を経由して穂高岳山荘までは5.7km。奥穂高岳はすぐそばに見える。普通の縦走路だったらあっという間だろう。しかし、ご覧のとおりの険しい岩尾根。岩峰のアップダウンが多く、足場も悪い。天気のことも考えれば、なんとか昼には抜けたいものだ。


100808奥穂高岳への縦走路に入る いざ、出発。縦走路に踏み出す。緊張するな〜。

100808西穂高岳山頂を振り返る

振り返れば、さっきまでいた西穂高岳の山頂。狭いところに人がひしめいている。落ちるなよ〜。ここまでのルートも見える。かなり急な下りだ。


100808西穂奥穂最初の鎖場 最初の鎖場。しっかりとした鎖を頼りにほぼ垂直に下る。でも、怪しい鎖も随所にあり、あまり鎖を信じてはいけないかもしれない。

100808西穂奥穂間ノ岳へ

鎖で下った後は、軽い岩登りで岩のピョコのてっぺんへ。奥穂から北穂の吊尾根を見渡す。だんだん雲が厚くなってきた...天気予報と違う。不安。


100808奥穂西穂間ノ岳の登り

ピョコから急な岩場をクライムダウンした後は、間ノ岳へV級程度の岩登り。岩を登りピョコに上がって、岩をクライムダウンか鎖でコルに下りる。ひたすらこの繰り返し。全体的に逆層なので、ソールが磨り減った靴を履いている私は、クライムダウンがおっかない。


100808奥穂西穂天狗岳の逆層斜面

このルートの見どころの一つ、天狗岳の逆層スラブ。積み木を積み重ねたような岩が、すべて滑り落ちそうな感じでこちらを向いている。傾斜も強く、こんなの登れんのか!という感じに見える。


100808奥穂西穂天狗岳の斜面拡大

鎖を頼りに斜面と格闘する人々。


100808奥穂西穂天狗岳の斜面を登る

私も鎖を頼りに畳のような逆層スラブを登りきる。一部、鎖が岩の割れ目にはまり込んで使えなかったものの、靴のフリクションが効いたので、まあまあ快適に登れた。でも岩が濡れていたらかなり緊張するでしょう...


100808奥穂西穂天狗岳山頂 はい、無事に天狗岳山頂到着。岩屑が積み重なった山頂で、寝転がってごろごろしても大丈夫なくらい広い。(そんなことしたら岩が背中に当たって痛いと思うが。)
ザックをおろし、のんびりと休憩する。

次回に続く)



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2010年08月12日

ジャンダルムに立つ〜穂高(3)

8/8 西穂山荘〜西穂高岳〜ジャンダルム〜奥穂高岳〜穂高岳山荘〜涸沢

前回の続き)

100808奥穂西穂・天狗のコル

天狗岳から鎖を使って一気に天狗のコルに下り立つ。ここには崩れた避難小屋の跡がありビバーク可能だ。また、天狗沢を下り岳沢に至るルートも分岐している。


100808奥穂西穂・天狗ノ頭

畳平ノ頭へ崩れやすいがれた斜面を登る。振り返ればガスに巻かれた天狗岳。天狗岳は天狗ノ頭とも言うが、なるほど、ここから見ると天狗の横顔のように見える。


100808奥穂西穂・畳平ノ頭手前のリッジ

ガラガラ斜面を登りきると細いリッジ。両側はすっぱり切れ落ち、スラブのようななめらかな岩が、水平よりちょっと右へ傾いている。個人的にはこの一歩が何よりもおっかなかった。


100808奥穂西穂・畳平ノ頭手前から西穂への稜線を眺める

赤茶けたルンゼをはいずり上がると、テントがひと張り張れるくらいの広場?があった。ここで一休み。一瞬ガスが晴れて西穂高岳から続く歩いて来た稜線が見えた。だいぶ来たな〜。


100808奥穂西穂・畳平ノ頭からジャンダルム

倒されたドミノのごとく、縦に畳のような岩を重ねたリッジを登ると畳岩ノ頭にでた。ここはテントが2、3張り張れるような平らな場所がある。


ガスが薄くなり、前方にこんもりしたピョコが見えてきた...。もしかしてあれが歌にも歌われるジャンダルムか?まるで、霧の海に現れた海坊主のようだが...


100808奥穂西穂・ジャンダルムの登り

コルに下りると、岩に矢印と「ジャン」と書いてあった。ジャンダルムの基部にやって来た。パッと見、どこがルートだか分からないが、とりあえずトップに行ってもらう。


最初の鎖に従って上がるとバンドに出る。右に行くと信州側からジャンを巻くルート、左がジャンダルム頂上へのルート。まずは岩にのって一段高いバンドに上がるが、ここの鎖の末端は、浮石に固定されていた...。上がったところから、よく分からないので、そのまま頂上まで直登した。


100808奥穂西穂・ジャンダルム山頂

ああ、ついにジャンダルムの頂上に立つ。と言っても穂高が初めてで、ジャンダルムがどこにあるかよく知らなかった私はあまり感慨がない...。ごめんなさい。


灰色の岩屑の頂。ザックを下ろして休む。奥穂高岳の山頂にいる人の姿がよく見える。ゴールまではもう少しだ!


100808奥穂西穂・ジャンダルム基部トラバース ジャンダルムからの下りは、登って来たルートを分岐まで戻り、信州側をトラバースした。このトラバースは岩がしっかりしているが足場が細い。岩に張り付くように進む。ザックにくくりつけた銀マットのおかげで、なかなかのスリルを味わった。

100808奥穂西穂・ロバの耳のクライムダウン

ロバの耳のトラバースからのクライムダウン。今回、一番渋い下り。登ればV級程度か。クライミングだったら懸垂下降で下りてしまうだろう。


100808奥穂西穂・馬の背手前のコルからジャンダルム

馬ノ背手前のコルで最後の休憩。こちらから見るジャンダルムはかっこいい。ガスから頭を出す姿もなかなかだ。と、ポツリ、ポツリと冷たいものが...。雨だ!お願いだから馬ノ背を越えるまでは降らないでくれ〜!


100808奥穂西穂・馬の背 心配していた馬ノ背をあっけなく通過。確かに刃のようなリッジだったが、ホールドが豊富で登りやすかった。雨もすぐにやんだ。平均台みたいだったらどうしようかと思っていたのだが...

100808奥穂高岳山頂

正午ちょっと前に奥穂高岳の山頂に立つ。無事、西穂から奥穂の縦走路を抜けた。ジャンダルムはかろうじて見えるが、西穂高岳はガスに隠れて見えない。メンバーとお疲れ様と言いあう。


100808奥穂高岳山頂から槍ヶ岳

そして、先には槍ヶ岳までの稜線が続く。いつかは行かなくては。感慨にふけっていると、若い登山者に話しかけられた。いつかはこの奥穂から西穂への縦走路を歩きたいそうだ。おう、頑張れ!


100808穂高岳山荘

山頂で感慨にふけっていたものの、実はトイレに行きたいのを3時間以上我慢していた。細い岩稜ではトイレもままならない。早くトイレに行きたい。トイレ!、トイレ!!とつぶやきながら次々と登山者を追い抜いて、穂高岳山荘への道をひた走る。が、小屋直前の鎖場で大渋滞。抜いた方々に追いつかれる...。苦しい登山だ。下痢をこらえてIsland Peakに登ったことを思い出した。


100808前穂北尾根

小屋のトイレで充実した時を過ごし、涸沢へ下る。ここまでの緊張の続く道程とうって変わって、美しい景色や花を見ながらのルンルン登山だ。前穂北尾根もかっこいい。今度はあれに登ろう。

100808屏風ノ頭

ナナカマドがたくさん咲いている。その向こうは屏風ノ頭。


100808涸沢小屋

長い下りに飽きた頃、涸沢小屋に到着。テラスから雪渓をまとった穂高を仰ぎ見る。ヨーロッパのスキーリゾートを思わせる優雅な小屋だ。ヨーロッパのスキーリゾートなんぞ行ったことないけど。


100808涸沢ヒュッテ

長い一日を終え、涸沢のキャンプ場にテントを張って、涸沢ヒュッテにやってきた。もちろん、乾杯のためのビールを買うため。ここからの景色もなかなか雄大。ただ、ここの雰囲気はスキーリゾートと言うよりビアガーデンだ。




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posted by 惰性人 at 20:41 | コメント(2) | トラックバック(0) | 山登り〜縦走
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