2008年04月19日

憧れの頂へ〜ネパール・Island Peak(アイランドピーク)(1)

1日目 成田〜バンコク

080419出発 これから3週間ほどネパールに行ってくる。目的はずっと登りたかった最も人気の高いトレッキングピーク、アイランドピーク(6189m)。カラパタールで高度順化を行うのでエベレストも間近に見えることだろう。

旅先でネットがつながれば、現地の状況をお伝えしようと思う。帰ってきたら写真を一気にアップする予定。三週間分は大変そう...

最後に、長期休暇を認めてくれた上司に感謝。

今回のコース


080419成田 午後に成田空港集合。今回は(株)アドベンチャー・ガイズのライトエクスペディションツアーに参加した。日本人メンバーはガイドを含めて8人。ほとんどは定年退職後にエネルギーをもてあましてヒマラヤまで行ってしまうパワフルなおじさま方々(同じ話を何度もするのが弱点)だが、私の20年来の旧友も参加している。積もる話もあり、なかなか楽しい道中になりそうだ。

080419機内食 今日はトランジットのためにバンコクへ行き、バンコクのホテルで1泊する。飛行機はもちろんタイ・エアー、選んだ機内食はもちろんカレー。タイ・エアーは食事もそこそこおいしいく、いくら酒を頼んでも快く持ってきてくれるのでたいへんよろしい。

080419バンコク空港 夜更けにバンコク空港に到着。バンコクは久しぶりだが、空港がやたら大きくなっていた。設備は近代的で、ショップも多く、薄暗くて怪しかったロビーもすっかり垢抜けている。成田空港は足元にも及ばない。さすが東南アジアの盟主タイだ。東南アジアのハブ空港の意気込みを感じる。
それにしてもこんな大きな空港を冷房するにはずいぶんCO2が出ることだろう...広いせいかドコモの海外ローミングも圏外だった...






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2008年04月20日

久々のネパール〜ネパール・Island Peak(2)

2日目 バンコク〜カトマンズ

080420BKK空港 午前中のカトマンズ行きの飛行機に乗るために、朝食をとるなりすぐにバンコク国際空港に向かった。空港での搭乗手続きはすんなりと済み、新しくなったバンコク国際空港の利便性に感心した。
出国手続きをすると、すぐに金色の龍を金色の人たちが引っ張っているオブジェクトに出会う。なんらかの伝説にもとづいているのだろうが、意味不明。この意味不明のオブジェクトの前で記念写真を撮っている人たちが大勢いた。

080420BKK空港2 空港が大きくなって免税店も広くなった。以前は貧弱だった飲食店もハンバーガーからタイ料理までさまざまな店がそろっている。マッサージも大きくなった。でもあまりに広いので入国手続きをしてから搭乗ロビーまでが遠い...

080420エベレスト バンコクを発って3時間あまり、「エベレストが見えます」との機内アナウンスがあればネパールはもう間近だ。アナウンスを聞いて、日本人のおばさま方が、ドドドーと通路を移動してエベレストの写真を撮る。私も思わず通路に身を乗り出して写真を撮る。ガイドさんに、これからいくらでもエベレストを見ることができるので慌てることはないです、とたしなめられた。とは言ってもねぇ。

080420カトマンズ空港 カトマンズ空港は相変わらず滑走路と普通の建物があるだけの空港だ。飛行機を降りて地べたを歩いてターミナルビルに移動する。
前回来たときには、空港から白銀のヒマラヤの山々を見ることができたが、今回は晴れているにもかかわらず春霞ですべてがぼんやりしていた。

080420タメル地区 ホテルでシャワーを浴びひと休みしたあと、買い物と夕食のためにタメル地区に行く。5年前は要所要所に武装警官が立っていて物々しい雰囲気だった街も、なんだか穏やかになったようで、何もせずに座っているだけの人や物乞いの数も減った気がする。とは言え活気にあふれた騒々しさは変わらない。

080420タメルの登山用具屋 タメルでは登山用具から土産まで我々の必要とするものは何でも手に入る。そこでトレッキング中の荷物を収容するための36インチのダッフルバッグを買った。NORTH FACEのバッグだがそれがたったの200ルピー(およそ300円ちょっと)。もちろんXXだ。




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2008年04月21日

エベレスト街道へ〜ネパール・Island Peak(3)

3日目 カトマンズ〜LUKLA(ルクラ)〜PHAKDING(パクディン)

080421カトマンズ国内線空港の外 朝食もとらず6時前にホテルをでる。今日はカトマンズから国内線に乗りエベレスト街道の基点、LUKLAに向かう。
これは駅ではない。ましてや掘っ立て小屋でもない。りっぱなカトマンズ空港国内線空港ターミナルだ。

080421国内線空港 空港ターミナルの中は薄暗く、荷物を濃いおじさん達が大きな秤で計量していた。チェックインするものの、何時の飛行機に何人乗れるのかよく分からない。しかたがないので弁当を食べながら気長に待つ。

080421ネパール国内線チケット なんだかよくわからないが、無事にエアチケットゲット。それにしてもこんな落書きしたようなチケットでいいのか。

080421機内 なんとか無事に全員飛行機に乗ることができた。13人に荷物を載せたら機内はいっぱいだ。搭乗すると客室乗務員がさっそく耳栓と飴を配ってくれる。なぜならこの飛行機は室内が加圧されていないので、高度が上がると室内が外の気圧と同じ低い気圧になるからだ。

080421飛行機の窓から 飛行機が離陸すると左の窓から白銀の頂のヒマラヤの山々が見えてきた。しかし、山頂は飛行機よりも高いところにあるので、窓から見上げる感じになり見にくかった。おまけに窓がめちゃくちゃ汚い...

080421Lukula空港 途中、上昇気流に揺らされたり、岩尾根をかすめるように飛んだりしながらも無事にLUKLA空港に到着した。この空港は滑走路が短く、滑走路に突っ込むように着陸するのでちょっと怖い。
飛行機を出ればそこはもう6000mを越える山々に囲まれたヒマラヤのど真ん中だ。

080421Lukula LUKLAは標高2800m、エベレスト街道の基点となる町で多くのトレッカーが訪れる。この辺りでは大きな町だが、車道もなく、5分も歩けば街外れに出てしまう。
ここでトレッキングの準備を整え、ネパール人スタッフも加わり今回の山行のオールメンバーがそろった。日本人はガイド1人を含む8人。それにサーダー(シェルパ頭、技術、経験がないとなれない。実質的に隊で一番えらい。)とクライミング・シェルパ(ルート工作などアタックのサポートができる)2人、サポート・シェルパ(クライミングはできない)1人、コック長1人、キッチンボーイ(食事の手伝いをはじめ、もろもろの手伝いをする)5人、ゾッキョ・ドライバー(ゾッキョ使い)3人、ゾッキョ(ヤクと牛の混血、荷物運搬用)15頭という大所帯だ。

080421ルクラのゲート LUKLA郊外のゲート。これをくぐればエベレスト街道が始まる。
いよいよトレッキングの開始!

080421エベレスト街道 エベレスト街道の前半戦はいくつかの集落をつなぐよく整備された緩やかな上下のある道だ。畑や果樹園があったり、道端に桜草やスミレが咲いていたりして、まるで秩父の里山をハイキングしているような感じだ。

080421マニ石

街道のいたるところにマニ石がある。これはチベット仏教のお経かだかまじないだかを彫りこんだ石で、ここを通るときには必ずマニ石が右側になるように、石の左側を歩かねばならない。トイレで用を足したときに左手でお尻をきれいにするので、左手は不浄なのだ。

080421家を建ててます 街が近づくと、カチン、カチンと音がする。石で家を建てていた。家の周りは石屑でいっぱい。どうも大工は家の壁に乗っかり、その場で石をレンガのように削って、それを積み重ねて壁を作っているようだ。その石を削る音がカチン、カチンと響く。いったい家が建つのにどれくらいかかるのか...

080421パクディン 夕暮れ前に今日の宿泊地PHAKDINGに到着。宿泊地に到着すると、だいたい4時くらいにお茶の時間があり、同時に顔を洗うためのお湯の入った洗面器を渡される。お茶の時間が終わると夕食の時間までおしゃべりや散歩で時間をつぶす。
あたりをぶらぶらしてみた。なんとなく日本の僻村といった感じだ。

080421夕食 夕食の時間はだいたい6時だ。今晩のメニューは鳥の照り焼きだった。日本人の隊の場合、日本食しか受け付けない人もいるのでコックは日本食を作ってくれる。私はむしろ毎日カレーのほうが食がすすんでいいのだが。




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2008年04月22日

急登の先のナムチェバザール〜ネパール・Island Peak(4)

4日目 PHAKDING(パクディン)〜NAMCHE BAZAAR(ナムチェ・バザール、3440m)

080422サイト場 早朝のテントサイト。
さて、エベレスト街道沿いではもっとも賑やかな町ナムチェバザールに向けて出発する。今日も朝から天気がいいが、もやがかかっていて眺めはよくない。おまけに暑くてTシャツで歩く。

080422少女 エベレスト街道は登山道ではなく、村々を結ぶ道だ。なんだか日本の農村風景のようだ。

080422発電所 しばらく行くと沢から延々と延びる鉄管が...水力発電所だそうだ。

080422吊橋1 街道は沢に沿っているため、河原を歩いたりこのような吊橋を何度も渡たる。橋はゾッキョやヤクも含めて大勢でドタドタ渡るのでえらい揺れる。そして吊橋にはかならず赤や黄色の布「タルチョ」が結び付けてある。

080422タルチョ タルチョの一枚一枚にはこのように旅の安全や橋の安全を祈るチベット仏教のマントラがびっしりと書かれている。

080422石楠花

村の入り口にはキャンプ場の看板があり、そして、石楠花が鮮やかに咲いていた。

080422桜 街道沿いには集落があり、家が立ち並び、ときには道は畑の真ん中を道が突っ切っている。そして散りかけた桜並木もあった。

080422公園事務所 ネパールの山村の風景の中に突然場違いな建物が現れる。なんじゃこりゃ、と思えば公園管理事務所だ。ここが国立公園の入り口で入園料を取られる。数年前までは掘っ立て小屋だったとのことだ。
この先には警察の検問所もあった。以前ネパールに来たときには、麻薬のチェックをやっていたが、今回は「Do you have a nife?」などと聞かれた。どうも北京オリンピックの聖火がエベレストに登るのを妨害されないための検問らしい。ネパール政府は中国政府の要請で5/1-10でエベレストを登山禁止にしていて、エベレストBCにまで警察が配備されている。それにしても中国はエベレスト山頂の格闘まで恐れているのか...

080422マニ車 事務所の先にはゲートがあって、マニ車がならんでいた。旅の安全、アイランドピーク登頂の成功を願って、ごろごろまわす。

080422麦畑 稲のように見えるが、これは麦畑だ。まだ穂は伸びておらず、青々としている。のどかな景色が続く。

080422吊橋2 農村風景が一変し、戸台川の河原のようなところを歩いていると、深い谷にかかる吊橋が見えてきた。この橋を渡ると本日のメインイベント標高差およそ600mの急登が始まる。 フジテレビの「世界の絶景100選」で、エベレストビューホテルまで旅した谷原章介がよれよれになって登った坂だ。 それを登りきれば、そこが標高3400mのナムチェバザールだ。

080422橋を渡る 通行人は多いがいっぺんに渡ると、橋は揺れる。おまけに対岸にはゾッキョの一群もやってくる。橋の両側では順番待ちの列ができている。

080422キッチンボーイ トレッカーたちは最新のトレッキングシューズを履いて、ふうふう言いながら坂を登る。しかし、キッチンボーイたちはどんな急な坂だろうが、雨が降っていようが雪が降っていようが、姿が見えなくなるほどの大きな荷物を背負ってサンダルで登ってゆく。

080422坂道 途中のエベレスト・ビューポイントでは曇っていて何も見えず、松林の中の道を汗をかきかき黙々と登る。しかし、だんだんまわりの山々が低くなって、展望が開けてくる。ナムチェバザールは近い。

080422ナムチェバザール2

橋からひたすら登ること2時間半、すり鉢型の山の斜面に広がるナムチェバザールが見えてきた。まあ、思ったより楽な登りだった。標高差が600mで、まだ標高も3000mそこそこなので、北アや南アの名だたる馬鹿尾根に比べればぜんぜん楽だ。丹沢の大倉尾根を走って登るより楽だ。谷原章介は運動不足に違いない。

080422ナムチェバザール3

村人が洗濯をしている水路わきの石畳の道を登ってゆくと、ナムチェの街中に導かれる。小さい街だがみやげ物屋やカフェが軒を連ね、外国人の姿も多い。活気のある街だ。

080422テンバ Sakura Lodgeの中庭にテントを張る。ゾッキョも一緒に休む。
だが、夜中にテントのすぐそばをうろうろするゾッキョがいて、一晩中ゾッキョの首のベルがリンリン鳴っていて、うるさかった。テントに突進して来ないか気が気ではない。昼間はじっとしているのに、なぜ夜中にうろつきまわるのだろうか?

080422夕食 夕食は天ぷら。山菜だかなんだかわからないがうまい。でもナムチェバザールで天ぷらを食べるとは。

夜中にどこか遠くで、沢山の犬が狂ったように吠えていて、とてもうるさく不気味だった。狂犬病の犬の群れだろうか...



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2008年04月23日

エベレスト・ビュー ホテルでお茶を〜ネパール・Island Peak(5)

5日目 NAMCHE BAZAAR滞在(エベレスト・ビューホテル往復)

080423ナムチェ朝 今日は高度順化のためにNAMCHE BAZAARに滞在する。一定の標高を登ったら十分体を休めて体を高所に馴らすのが高山病を避けるために重要だ。さらに軽いハイキング程度の運動をすることが高度順化には有効だ。そこで、今日はエベレスト・ビュー ホテルを往復する。
朝起きたら快晴だった。昨日は曇っていて分からなかったが、サイト場の正面に白銀の山が大きく見えた。

080423ナムチェの丘 エベレスト・ビュー ホテルへはNAMCHE BAZAARの裏の丘を登ってゆく。かなり急な坂だが、まだ標高もそれほど高くないので苦しくはない。振り返れば学校や博物館も含め街の全景が見える。
途中、飛行場が見えてくる。でも飛行機は来ない。昨年、1機しかなかった飛行機が墜落してしまったために、飛ばすべき機体がないそうだ。

080423休憩 丘を登りきったところが広場になっていて、たくさんの人が休んでいる。
ここには世界中の人々がやってくるが、日本人のトレッカーは明らかに他の国とは違っている。まず大勢の団体が多いこと、そしてほとんど英語が話せないこと、最後に平均年齢がとても高いことだ。ドイツ人やフランス人のトレッカーもよく見かけるが、彼らは若い人も多い。日本はとても長い間、欧米に追いつこうと頑張って、経済では追いついたが、ライフスタイルでは追いつけなかったようだ。

080423エベレスト・ビューホテル玄関 丘をトラバースするように歩いて行くとエベレスト・ビュー ホテルに到着した。ここは名前の通り、バルコニーからのエベレスト眺めで有名だ。また、日本人が経営していて清潔で整った設備、そして日本食が食べられることでも人気がある。

80423エベレストビューホテル テラスに出た...しかし、ホテルに着いた時にはエベレストは雲の中だった。バルコニーで心眼でエベレストを眺めつつ、のんびりとコーヒー(ラージポット260Rsだった)を味わった。

080423ナムチェ全景拡大

エベレスト・ビューホテルでくつろいだ後、来た道をそのままナムチェバザールに戻る。ナムチェバザールはにぎやかで、かなり大きな建物もある街なのに、車の通れる道路がないのが不思議な感じだ。この建物の多くの建材は、人力でここまで運ばれたのだ。

080423市場 ロッジに戻ってランチのあと街に買い物に出かけた。目抜き通りに沿ってみやげ物屋、登山用具の店、生活雑貨を売る店、両替商、ネットカフェなどがならぶ。
ここでの買い物はちょっと微妙だった。タメルでのように半値くらい値切ろうとすると、初めはちょっとまけてくれるが、ふた言めには「買わなくていい、もう来るな」と言われたりする。きびし〜。結局、買ったのはポーター達が履いているサンダル、360Rs(ちと高いな)。

080423マット 様々な工芸品がお土産として売られている。このマットにはヤクが織り込まれている。が、目が怖い...なんか邪悪な目だ。他のマットや刺繍もなぜかヤクの目が怖い。

一緒に旅をする友が体調を崩した。初めは少し休めば良くなるだろうと気に留めていなかったのだが、かなり悪いらしい。明日、カトマンズに帰ることになるかもしれない。




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