21日目 市街〜チャング・ナラヤン〜バクタプル〜市街

今日もカトマンドゥの世界遺産を巡る。
ホテルの前に停まっていた小型タクシーになぜか大の大人が5人乗り込む。後部座席に4人。足がしびれてきた...カトマンドゥの車が入り乱れる混乱した市内を急停車、急ハンドルを切りながらタクシーはガコガコ行く...あぅあぅ。1時間ほどすると車はのどかな田園風景の中を走っていた。そして丘の上のチャング・ナラヤンに到着。
なぜか懐かしい風景だ。

チャング・ナラヤンの寺院は世界遺産にも登録された開基323年の由緒正しきお寺だ。しかし、こんな世界遺産は初めてだ!寺のまわりはゴミだらけ、寺の屋根は鳩の糞だらけ、彫刻もあちこち朽ちて崩れかかっている。おまけに子供達が寺の神像を剥がそうと全力を尽くしている。世界遺産の危機だ!さすが、危機遺産に指定されているだけのことはある。

ネパールでは観光地と土産物屋は一体化している。ここも寺の正面は土産物屋だ。現在、みやげ物製作中。

タクシーに押し込められ、次は古都バクタプルへ。古い寺院や旧王宮が立ち並ぶ広場で子供達がサッカーをしてる。寺院の前を水瓶を担いだ女性が通り過ぎている。遺跡と人々の生活が完全に一体化した街だ。タイムスリップしたようで不思議な感じがする。「アニョハセヨ」とよく声をかけられるのも不思議だ。入場料を750Rsもとられるのも納得がいかない...

普通お寺の正面には、にやけた狛犬らしきものが2体あるが、ここはさらに勇者やらガルーダやらずらりと並んでいる。それぞれにストーリーがあるらしいがよく分からない。

土産物屋もあるが、人々が生活しているので普通の商店もある。これは豆と米の店のようだ。えらいカラフルだね。

昼はもちろんカレー。俺が食いたかったのはこれ、カレー定食だ。本当にカレーがうまい。デザートのヨーグルトもうまい。でも生野菜はあたるのが怖いので食べなかった。

女性が集まっている。プラスティックの水瓶を売っている店らしい。カトマンドゥの女性はこの写真のように、鮮やかなサリーを着ている人が多い。

土産物屋に並べられていた操り人形。ネパールで初めて見たタイプだ。こんなのがあると思わず写真を撮ってしまう。
ホテルへ戻ってネパール最後の晩餐のためにタメルへ向かった。みんなは中華でもいいと言うのを駄々をこねてカレーを食べに行ったが、途中でパチンコ球が降ってくるかのような激しい雨に遭遇。結局、タメルにはたどり着けず、途中のレストランでモモ(チベット餃子)やチキンソテーを食べ、ラムやジンを飲んだ。ちょっと違う...