2011年02月27日

旅の終わり、でもまだ飛行機2泊〜南米・パタゴニアの旅(24)

1/9 ブエノスアイレス〜サンチアゴ〜トロント

前回の続き)

110109ブエノスアイレス、フロリダ通り近くのワインショップ 2週間近く旅した南米を発つ日。飛行機は夕方の離陸なので、午前中は土産を物色する。ホテルの隣に酒屋があって、ワインを買おうと目をつけておいたがなぜか休み。近くのスパーも休み。なぜだ?そうか、今日はすべてが休みになる魔の日曜日だった...
初日にMalbecを買ったフロリダ通り近くのワインショップが開いていたので、ちょっと高いがここでMalbecとTorrontesを買った。これから帰国すると言うとプチプチでしっかり梱包してくれた。

110109ブエノスアイレス、昼食のステーキ

トレッキング装備とワインの詰った巨大なザックを背負ってホテルをチェックアウトする。おそらく飛行機の預け入れ制限は越えていないはずだが...。

途中、フロリダ通り近くのレストラン"My House"で昼食。純然たるアルゼンチン料理に思えるが、なぜか店名は英語。店員の薦めにしたがって牛肉を注文する。さんざん食べてきた巨大ステーキとも今日でお別れ。この度を越えた分厚い硬い肉にもすっかり慣れ、うまいと思えるようになって来た。


110109ブエノスアイレスのソニーの看板 初日にバスを下りた空軍広場横のLeonバスのターミナル目指して、とぼとぼと歩いてゆく。

アルゼンチンで頑張るソニー。でもこの看板はかなり不気味。

110109ブエノスアイレス、何の標識? これは一体なんの道路標識?

110109ブエノスアイレスのコンビニ ブエノスアイレス市内にはこの"25"マークのコンビニがたくさんあって便利だ。売っているものも日本と似たりよったり。違うのは25時間営業していること?

アルゼンチンの全体的な手際の悪さをさんざん味わっているので、用心のため3時間前に空港に到着。そして電光掲示板には"CA093 Delay"(遅延)の文字が...離陸が1時間遅れるようだ。やっぱりチェックインにやたらと時間がかかる。Selfチェックインの機械の使い方を理解していないのに、何度も何度もトライする乗客が多い。それを見て助けてくれる係員もいない。手荷物検査では、直前に慌てて荷物からペットボトルを取り出して飲み干している人多数。結局、出発ゲートにたどり着いたのは搭乗30分前だった。


110109上空からのブエノスアイレス

とにかく飛行機は無事離陸。ほっと一息。飛行機はぐんぐん高度を上げ、窓からブエノスアイレスのほぼ完璧な碁盤状の街並みが見える。さようならアルゼンチン、そしてパタゴニア。

感傷に浸るもつかの間、これからまだ機内で2泊するのかと思うとげんなり。


110109夕暮れのアンデス越え

サンチアゴを目指す飛行機は、さざ波の海のような雲に覆われたメンドーサ上空を飛ぶ。そしてその雲の海が荒波の海となると、アンデス越えだ。氷河に覆われた、しかし砂漠のように乾いた巨大な山々が、夕日の茜色の雲の下で眠りにつこうとしている。私はこの巨大な山脈の終わりをバスに乗って自分の目で見てきたのだ。そう言えばアコンカグアはどこ?...反対側の窓だ...座席の予約を失敗した。


110109機内食 サンチアゴ空港で乗換え。経験済みなのでスムーズに進む。おまけにチリペソも持っているので、飲み物も買える。
アンデスの山々は反対側の窓で、私の窓からは大平洋しか見えない。早々にシャッターを閉めて夕食。相変らずCAは飲み物のタイミングが悪い。おまけに機内食がまずい。このサラダは味がまったくないので、機内食についてる塩を生まれて初めて使った。

次回に続く)





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2011年02月28日

再びトロントで時間をつぶす南米・パタゴニアの旅(25)

1/10 トロント〜成田

前回の続き)

110110夜明けのトロント

トロント時間午前5時ごろ、何時間眠ったか分からないが、アナウンスにたたき起こされ無理やり朝食を食べる。窓のシャッターを開けると、茜色の光が見えた。そこには雪がうっすらと積もったトロントの夜明けの景色が広がっていた。遠くにトロントのシンボルタワーも見える。街灯に沿って無数の光の粒が静かに流れてゆく。自動車だ。朝早いのに交通量が多い。


110110トロント空港高速動く歩道 これは何かというと、トロント空港内の高速動く歩道だ。グガッーと騒音を響かせながら、普通の動く歩道の倍ぐらいの速度で動いている。わははは、爽快。しかし、終点が近づくと足元の板が縮んで速度を落とすものの、お年寄りには危険な乗り物だ。

来るときはここでのトランジットは、一旦カナダに入国しなければならなかった。が、帰りは同じカウンターで尋ねたにもかかわらず、なぜかカウンターでチェックするだけで入国せずに搭乗ゲートに行けた。不思議。

110110トロント空港成田行きCA01 成田行きCA01の離陸は12時。スタバの珈琲を飲んだり(日本よりぜんぜん安いぞ!)、免税店をのぞいたり(EUへは機内にワインを持ち込めるのに、なぜ日本はダメなんだ!)して時間を潰す。そして、久しぶりの日本語アナウンスを聞いて搭乗する。集中しなくても聞き取れる日本語ってすばらしい!
昨日まで30度を超える暑さだったのに、ここは真冬の雪景色。地球の大きさを知る。その大きな地球を一晩で移動した。世界は狭い。

110110機内食夕食? 離陸してしばらくして夕食。牛丼らしきものをさっさと食べる。外は太陽がギラギラと照っているが、西に向かう飛行機で太陽に付き合っていたら寝そこなう。窓のシャッターを閉めて、無理に寝る。

(次回に続く)



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2011年03月01日

マッキンリーも見損ねた〜南米・パタゴニアの旅(26)

1/11 トロント〜成田

前回の続き)

110111機内からアラスカ1

首が痛くて目が覚める。窓は閉め切られ真っ暗な機内。窓のシャッターを恐る恐る開けてみる。すると強烈な日差しが機内に差し込む。見渡す限りの氷河、氷床。広大な凍てつくアラスカが眼下に広がっていた。


110111機内からアラスカ2

ぼちぼち乗客が目を覚まし始めた頃、機長から機内アナウンスが。「右手の窓より北米最高峰のマッキンリーが見えます。」あ〜っ、しまった!反対側の窓際を予約するべきだった!マッキンリーを見損なった。ブエノスアイレス〜成田のエアカナダの航路は、南米最高峰のアコンカグアと北米最高峰のマッキンリーのいずれも見ることのできる、超贅沢な航路だ。なのに両方とも見逃してしまった。


私が見ることができたのは、極北の太陽にまるで湖のように輝く巨大な氷河。


110111機内からアラスカ沖

トロントを出発しておよそ7時間。ついに北米大陸を脱して大平洋ベーリング海にでた、と思う。上空から眺める景色は雪の積もった湿原を蛇行する川のようにも見える。しかし、これは凍った海に川のように流れる流氷だろう。なんとも自然の妙。


110111機内食朝食 機内アナウンスが告げる、朝食のお時間。でも日本時間で正午なんですが...。
日本人の男性の客室乗務員が配膳してくれる。思いっきり日本語なまりの英語を話しているが、立派に世界を相手に仕事をしている。なんか勇気付けられる。

110111機内からサロマ湖

陸地が欠けたような湖。サロマ湖だ。18日ぶりに日本に帰ってきた。


空から見る日本は他の国と決定的に違う。森に覆われた穏やかな山々、そしてその森が街や海のそばまで迫り、人間の暮らしと一体化している。もちろん穂高を始めとして険しいと言われる山々もある。でも今見てきたアンデスやアラスカの山々と比べれば、飛行機からは山にも見えないちっぽけなかけらだ。広大な山脈というものは日本には存在しない。しかし、日本には広大な森がある。それはタクラマカン砂漠が広大な砂の大地であるように、日本全体が広大な森の大地と言ってもいいかもしれない。そこに人々が暮らしている。パタゴニアやニュージーランドの森が人によってハゲチョロケにされたことを考えると、日本の森は世界に誇れることだと思う。

久しぶりの日本を見てそう思った。


(南米パタゴニアの旅・完)

今回のコース




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